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レポート

【K-1】武尊がKO勝ちで涙「格闘技でもっとたくさんの人にパワーを」、Sウェルター級Tは木村が全試合1R KOで優勝! カリミアンが王座防衛、武居は対ムエタイ辛勝、瑠輝也が不可思との激闘制す、レオナが村越に完封勝利、久保がピケオーに競り勝ちV3=K'FESTA.3

2020/03/22 13:03

▼第14試合【株式会社 武州鳶 Presents】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
○安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)
[判定3-0] ※30-27, 30-27, 29-28

×不可思(クロスポイント吉祥寺/挑戦者)
※瑠輝也が2度目の防衛に成功


K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチとして、王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)がKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(クロスポイント吉祥寺)の挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨む。


安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代王座に就いた。12月28日にはゲーオを相手に初防衛戦を行い、またも延長戦の末に判定勝ち。わずか3カ月のスパンで防衛戦を行うことになった。挑戦者の不可思はKNOCK OUTやREBELSなど様々な団体で活躍し、これまで5本ものベルトを獲得。K-1 JAPAN GROUPに参戦して4戦目(2勝1敗)でK-1王座挑戦となった。

公開練習で安保は不可思の能力を5段階評価で分析。その中で「メンタルは星5つ超えてる」と精神面を高く評価したが、スピードに対しては2と酷評している。


しかし、前日計量では王者・瑠輝也が初回計量を65.15kgで150グラムオーバー。他の計量が全て終わったところで再計量に臨み、パスしている。減量苦からの体調不良のためその後の会見は欠席しており、当日に影響を残すか。SNSでは「明日は殺しの安保瑠輝也でいきます」と体調復活を報告している。

対する不可思は、ボクシングで内藤大助や比嘉大吾といった世界王者を育てた野木丈司トレーナーの指導も仰ぐようになった。「過去最高」と語る充実振りと進化したスタイルで安保を破り、「K-1に来た証としてベルトを手に」することが出来るか。


1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローは不可思。瑠輝也も左ローを返し左ジャブ。左の二段蹴りを見せる。そこはかわす不可思。詰める不可思はボディ打ち。しかし瑠輝也の蹴りでファールカップのヒモが切れたか。いったん退場し、装着し直す。そのままリング上で待つ瑠輝也。不可思がリングに戻り再開。


瑠輝也の左ハイをブロックする不可思。瑠輝也のローにジャブを当てる不可思。跳びヒザからそのまま右フックに繋げる瑠輝也! さらに左から胴廻しにフラつく不可思。スイッチし右足前にする瑠輝也。右ストレートで不可思の足が泳ぐとさらに右ストレート! ロープにヒジをかけ片ヒザを着きダウンを取られた不可思だがゴングに救われる。


2R、跳びヒザに尻餅をつく不可思だが、右ストレート! 下がる瑠輝也に不可思はラッシュも凌ぐ瑠輝也。ヒジ打ち気味に入る瑠輝也の右。しかし不可思は右ボディ連打! 瑠輝也は減量苦か若干動きが落ち、ホールディングの注意。右のクロスは瑠輝也。かわす不可思は前蹴り! しかし瑠輝也もヒザ! それでも下がらない不可思。跳びヒザの瑠輝也に不可思はボディ打ちで応戦。さらに詰める。


3R、右ロー、左インローを前足に突く不可思。瑠輝也はヒザ蹴りも構わずボディを打つ不可思に右の相打ちも不可思は前に。クリンチが多くなる瑠輝也。左のサイドキックはアゴに! さらに距離が空くと左ハイ! ブロックする不可思は右ボディ。瑠輝也の左サイドキックを浴びながらも前へ。さらに右アッパー! 瑠輝也が胴廻し回転蹴りもかわす不可思。ゴング。


判定は3-0(30-27, 30-27, 29-28)で1Rにダウンを奪った瑠輝也が苦しみながらも勝利。スーパー・ライト級王座、2度目の防衛に成功した。

瑠輝也はリング上で、「KO勝ちから遠ざかってて、今日は倒し切るつもりが、不可思選手の気合いがすごくて、倒し切れなかったです。盛り上がったのは不可思選手のおかげです。不可思選手、ありがとうございました」と語った。

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