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【K-1】武尊がKO勝ちで涙「格闘技でもっとたくさんの人にパワーを」、Sウェルター級Tは木村が全試合1R KOで優勝! カリミアンが王座防衛、武居は対ムエタイ辛勝、瑠輝也が不可思との激闘制す、レオナが村越に完封勝利、久保がピケオーに競り勝ちV3=K'FESTA.3

2020/03/22 13:03

▼第16試合 スーパーファイト K-1女子フライ級 3分3R・延長1R
○KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP初代女子フライ級王者)
[1R 2分42秒 KO] ※右フック

×グロリア・ペリトーレ(イタリア/ISKA女子世界-53.5kg級王者)


K-1女子フライ級のスーパーファイトで、K-1 WORLD GP初代女子フライ級王者・KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が、ISKA女子世界-53.5kg級王者グロリア・ペリトーレ(イタリア)と対戦。


KANAはK-1&KRUSH女子部のエースとして活躍。2016年4月に紅絹との王座決定戦を制し、第2代Krush女子フライ級王者となった。同王座は2017年1月にメロニー・ヘウヘスに奪われるも、同年12月に奪回。2019年12月に行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝し、初代K-1女子フライ級王座も手にした。


王者第一戦として今回対戦するグロリアは10年以上のハンドボール歴を持ち、21歳で格闘技に転向。ボクシングをベースにしたステップワークを駆使するスタイルで米国、欧州、中国と世界各国で活躍する選手。

KANAは「去年と違ってチャンピオンとして試合をするので、試合をしっかり見せたい。今年は全試合KOを目標に試合をしていきたいです。グロリアは経験豊富で、ベラトールでやっていたり、自分がトーナメント前に一緒に練習していたアニッサとも対戦している世界トップと試合をしている選手。世界最高の試合をして勝ちたい」と意気込みを語っている。


1R、ともにオーソドックス構え。ペリトーレの左ローにすぐに右の蹴り返しはKANA。詰めて左ローを効かすと左ボディも。コーナーに詰めるKANAは左右ボディも当てるが、左フックを返すペリトーレ! しかしKANAは右ローを当て、つかみに来たペリトーレに対し、頭を振り払いながら右フック! ペリトーレは後方に吹っ飛び失神! 1R 2分42秒、KANAが豪快なKO勝利を決めた。

試合後、KANAはリング上で「応援、ありがとうございました。対戦相手のグロリア選手、イタリアから参戦してきてくれてありがとうございました」と、コロナウイルスの感染が拡大しているイタリアから来日したペリトーレに感謝の言葉を述べると、「王者としての初戦でこうして勝てたのも皆さんのおかげです。このスタートに満足せず1戦、1戦勝って強くなっていきます。これからもK-1の応援を宜しくお願いします」と会場のファンに挨拶した。


▼第15試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R・延長1R
×林 健太(FLYSKY GYM/K-1 WORLD GPライト級王者)
[判定0-3] ※26-30, 26-29 26-29

○朝久泰央(日本/朝久道場)
※キム・フォーク(スウェーデン)は来日不可能で欠場に。


当初、林はジュー・シュアイ(中国)との対戦が決まっていたが新型コロナウイルスの影響でキム・フォーク(スウェーデン)に対戦相手が変更。しかしフォークも新型コロナウイルスの影響等で来日不可能となり、3連勝中の朝久が緊急出場となった。


朝久は福岡在住で、兄・朝久裕貴と共に兄弟で活躍するファイター。2018年12月のK-1大阪大会では元Krush王者の安保璃紅に勝利し、現在3連勝中。本来一階級下のスーパー・フェザー級だが「いきなりで王者と戦えるのをとても嬉しく思います。60kgではハッキリ言って相手がいないと思っています」とK-1ライト級でも自信。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルでK-1王者・林健太にどう挑むかが注目の一戦となる。


1R、ともにオーソドックス構え。左右にスイッチする朝久は左の前蹴り、かかと落とし。林の右ストレートに長い右前蹴りを合わせる。さらに左前足を上げてから前方に突き出すと顔面を後方に振られる林。朝久は前蹴りから右ストレートと空手のコンビネーションで繋げる。しかし林も徐々に距離を詰めていく。


2R、林の右ストレートに後手になる朝久。林は左ボディも当てるが、朝久は近い距離でも右から左ハイの二段蹴り! 後方にダウンし立ち上がった林。さらに朝久は左の蹴り! 右を振ってきた林にカウンターの右ストレートで2度目のダウンを奪う! 再び立ち上がる林に左ヒザ、ミドルを当てる朝久。しかし林も右ストレートを返す。朝久は左ハイ! 林の左右をダッキングでかわす朝久。


3R、距離を潰す林は打ち合いから左ボディ。前蹴りを打つ距離が足りない朝久は左下段蹴りを当てて行く。近距離で林は左フック! 右アッパー! 互いに額を突き合わせる距離での打ち合いも右ストレートは林が当たる。しかしスクランブル参戦の朝久も死力を振り絞り、打ち合いに。


判定は、3-0(30-26, 29-26, 29-26)で2度のダウンを奪った朝久泰央が、階級上のライト級王者を下した。林は1年半ぶりの黒星となった。

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