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【RIZIN】朝倉未来がKO勝利、4.19 横浜で朴光哲と対戦へ。バンタム級はヘンリーが金原をTKO、井上が接戦制し、金太郎は一本勝ち

2020/02/22 12:02
【RIZIN】朝倉未来がKO勝利、4.19 横浜で朴光哲と対戦へ。バンタム級はヘンリーが金原をTKO、井上が接戦制し、金太郎は一本勝ち

(C)RIZIN FF/GONG KAKUTOGI

「RIZIN.21」
2020年2月22日(土)静岡・浜松アリーナ

▼第10試合 68.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
○朝倉未来(日本/トライフォース赤坂)67.95kg
[2R 2分34秒 KO]

×ダニエル・サラス(メキシコ/BONEBREAKERS TEAM)67.30kg


未来は大晦日「Bellator×RIZIN 対抗戦」に続く連戦となる。同対抗戦の大将戦で未来は、Bellatorファイターのジョン・テイシェイラ・マカパ(ブラジル)と対戦。マカパの強打をかわし、テイクダウン狙いも切ると、サウスポー構えから左のカウンター攻撃を当てて判定勝利を収めている。


左ミドルが武器のサラスに対し、未来は、「もともと右利きで、右ストレートがノーモーションになっているので、結構、一撃で倒せる、練習でも倒せたので、今回から両方使う」とサウスポーに加え、オーソドックス構えでも戦うことを予告。「今年は勝負の年じゃないですけど4試合くらいやって、強いやつともやって証明していきたい」と4月19日(日)横浜アリーナ大会にも出場の名乗りを挙げている。


サラスはMMA16勝6敗1分、8歳からカンフーを始め、ストリートファイトで腕を磨き、MMAを戦ってきた。


基本はオーソドックス構えながら時折スイッチしての後ろ廻し蹴り、右の関節蹴り、踵蹴りの足払いテイクダウン、ダブルレッグテイクダウンなどを得意とする組み技寄りのオールラウンダーだ。4つのリアネイキドチョーク、2つの三角絞めでの一本勝ちもマークしている。


2015年にはTUFのメキシコ版『The Ultimate Fighter Latin America Season 2』でライト級トーナメントに参加し、ホラシオ・グティエレスを相手に判定負け。しかしそのホラシオはTUFで決勝に進出している。


サラスは、「メキシコシティの非常に貧しい地域で、常に学校や路上で喧嘩をしているような環境だった」と、未来と同じようにストリートで培ったメンタルの強さと「俺は強いアゴを持っている。非常に打たれ強い」と身体の強さも誇る。「この千載一遇のチャンスを必ずモノにする」とアップセットを狙う。


1R、オーソドックス構えの未来、サウスポー構えのサラス。右の前蹴りを腹に突くサラス。さらに右インロー。未来も左ミドルを腹に返す。右ミドルで前に出るサラス。さらに右ストレートは見切り左を狙う未来。


左の関節蹴りを狙うサラス。廻し蹴りは間合いで外す未来は、サラスの右ミドルの打ち終わりに右ボディから左フックをヒット! さらに同じ蹴りにボディを入れる。さらに詰めて左ボディ! スイッチしたサラスは右ジャブで牽制。未来もサウスポー構えとなり左ストレートを当てる。


サラスの左の入りに右を合わせる未来。サラスは構わず右の跳びヒザ。ブロックする未来は左ロー! サラスの蹴り足を掴んでのパンチを狙う。さらに軌道を変えた左ハイ! もらいながらも右を返してシングルレッグに行くサラスだが出血。未来の左から右に右ミドルを返しに行く。


2R、サラスの出血のチェックから再開。サウスポー構えから入るサラスだが、未来の左を浴びる。オーソドックス構えに戻すサラス。そこに未来は左ハイをブロック上に当てる。右ボディストレートを狙うサラス。さらに左もかわす未来。ジャブの打ち終わりに未来は右を狙う。


インローを当てるサラスだが打ち終わりに左ローを当てる未来。オーソドックス構えのサラスに右のフェイントから左ミドル! 上半身をくの字に曲げるサラス。詰める未来は左ハイ! 食らったサラスは後方にダウン! 未来は中腰のままパウンドを連打し、もらい続けるサラスの首が後方に倒れ、未来は拳をストップ。レフェリーが間に入った。


未来は、リング上で「初めての浜松大会、結構、相手強かったんでKO出来て良かったです。ちょっと今日、怪我も無いんで4月(19日)も出ようかな。みなさん横浜アリーナで会いましょう」と、連続参戦を宣言。


そこで、リングサイドで試合を見ていたKRAZY BEEの朴光哲がリングイン。「いま朝倉選手、横浜でやると言ったんですけど、誰の挑戦でも受けるっていうんで自分、立候補してもいいでしょうか。どうでしょうか」と未来に対戦を要求。さらに、「ぜひ、やらせてもらいたい。まあ未来選手とは同じジムの矢地君も負けているし、KRAZY BEEとも因縁もあるし……でもそれも過ぎたことだし、矢地もよろしくやってるんで(笑)、純粋にいちファイターとして、いま一番勢いがあり稼いでいる未来選手と、ファイターとしての進退を賭けて戦いたい。負けたら辞めます」と引退を賭けての対戦を要求した。


未来も「まあ、やるならやります」と承諾し、榊原信行CEO立ち合いのもと、4.19 横浜大会での対戦が決定。朴は最後に「一言いいスか、しっかり練習しとけよ、クソガキ!」と笑顔で語った。


未来は、2019年7月28日「RIZIN.17」で、KRAZY BEEの矢地祐介と1階級上のライト級に近い70kg契約で対戦。左フックでダウンを奪うなど終始、試合をコントロールし判定勝ちを収めていた。


朴は元修斗環太平洋ライト級王者&元ONE FC世界ライト級王者。ボクシング仕込みの打撃を武器とし、2012年10月の「ONE FC 6」で、ゾロバベル・モレイラを3R TKOに下し、ONE FC初代ライト級王座を獲得している。

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