▼第4試合 61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
×トレント・ガーダム(豪州/Tiger Muay Thai&MMA)60.65kg
[判定0-3]
〇井上直樹(日本/Serra Longo Fight Team)60.20kg
ガーダムは、2019年8月の名古屋大会でビクター・ヘンリーに後ろ三角絞めで敗れたものの、RIZIN初参戦でタイガームエタイジム仕込みの首相撲&ヒジ打ち、変則的なバックスピンキック、強い四つ組みからテイクダウンを奪うなど、DEEP王者に肉薄しており、独特の打撃を持つガーダムと、組み技の井上の対照的な戦いとなる。
RIZINでの雪辱を期すガーダムは井上について、「イノウエはフライ級に戻した方がいい。バンタムでは身体が弱すぎるし、俺の方がレスリング力が高い」とフィジカルで自身が優位であることを語り、「バイオレンス(暴力)を見せたい。ヒジを当ててイノウエを流血させてね。イノウエを倒して、RIZINのバンタム級で通用する事を証明してみせるよ」と、豪語している。
井上は、MMA戦績12勝2敗の井上。2014年の「DEEPフューチャーキングトーナメント」で優勝するなどプロ10戦全勝でUFC参戦。2017年6月にカールス・ジョン・デ・トーマスに判定勝ち後、2018年6月にマット・シュネル(※現在UFC4連勝中)にスプリット判定負け。
その後、フライ級戦線を縮小したUFCからリリースとなり、2019年2月に米国『CageFury FC 72』に出場。ショーン・サンテラに判定負けも、2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』で強豪・北田俊亮に1R 2分41秒、リアネイキドチョークで一本勝ちし、日本復帰戦を白星で飾っている。
井上のセコンドには佐々木憂流迦。ガーダムのセコンドにはクレベル・コイケがつく。
1R、サウスポー構えのガーダムに、オーソドックス構えの井上はリードジャブ。左を突く井上に右をひっかけるガーダム。さらに今度は左フック。左ジャブを突く井上。返しの左はかわす。井上の入りにアッパーを狙うガーダムは左ミドルをヒット。
井上のインローが金的に。再開。圧力をかける井上。左ジャブを当てて前進し右も振る井上! ガーダムの大きな左はかわす。しっかり頭を振って前に出る井上。左を振って組み付いた井上はダブルレッグテイクダウン。その立ち際にバックに回る井上だが、腕十字狙いに正対するガーダムが今度はバックへ。そこも回させない井上はシングルレッグから立ち上がるとワンツーをガード上に当てる。終了間際、ダブルレッグテイクダウンはガーダム! しかしすぐに立つ井上にガーダムはバック狙いもゴング。
2R、左ミドルを蹴るガーダム。左フックはダックでかわす井上。今度はガーダムの左の蹴りがローブローに。再開。
やはり圧力をかけるのは井上。両脇を差して小外を狙う井上。そこでロープに腕をかける反則のガーダム。ならばと井上は引き込みバックへ! 4の字ロックでチョークを狙う井上。喉元は取るが後ろ手をはがすガーダムは正対を狙う。正対する際をギリギリで脇潜りバックについていく井上! ガーダムも脇を潜ろうとするがバックをキープする井上。ガーダムも背後の井上にヒジを狙う。
3R、中央を取るガーダム。しかし回る井上も左を突く。左ハイを打つガーダムは前へ。距離を取る井上も押し返し。ガーダムのワンツーをかわし、右を当てる。インローを返すガーダム。ヒジはかわす井上はシングルレッグも切るガーダム。井上の入りに左フックを当てる。
ガーダムのワンツーを下がりながらかわす井上。ボディを打つガーダム。井上は右ジャブを縦拳で突く。軸がぶれるようになってきた井上。ダブルレッグテイクダウンも亀から立つガーダム。離れ際に右を側頭部に打つガーダム。前に出る井上。右ミドルも蹴り足をつかんだガーダムがテイクダウン。井上もガードを取って決定打は許さず。ゴングへ。