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【MVP】Netflix初MMA大会=ロンダ・ラウジーがジーナ・カラーノを17秒、腕十字でタップ奪う!「これ以上の終わり方はない」ペリーがネイトをTKO、ガヌーがリンスを初回KO、デスパイネがJDSを初回KO、アドリアーノ・モラエスがヌクータに残り1秒一本勝ち

2026/05/17 09:05
 2026年5月16日(日本時間17日)米国カリフォルニア州イングルウッドのインテュイット・ドームにて『MVP MMA 1: Rousey vs. Carano』(Netflix配信)が開催された(※プレリムのLIVE YouTube)。aii Photos by Sarah Stier / Getty Images for Netflix ▼女子フェザー級 5分5R〇ロンダ・ラウジー(米国)13勝2敗[1R 0分17秒 腕十字]×ジーナ・カラーノ(米国)7勝2敗 ともに米国女子MMAのパイオニア的存在のケージ復帰で、初対戦となる。試合はMMAフェザー級の5分5Rの予定。  ラウジーは、北京五輪柔道70kg級銅メダリスト。2016年12月の『UFC 207』の女子バンタム級王座戦でアマンダ・ヌネスに1R TKO負け以来のMMA復帰となる。UFCとWWEの両方でチャンピオンになった唯一の女性で、映画『エクスペンダブルズ3』や『ワイルド・スピード SKY MISSION』等にも出演。MMA12勝2敗。39歳。  ムエタイベースのカラーノは、2009年8月の『Strikeforce』女子145ポンド級王座決定戦でクリスチャン・サイボーグに1R TKO負け以来のMMA。俳優としてスティーヴン・ソダーバーグ監督の『エージェント・マロリー』で主演を務め、『ワイルド・スピード6』『デッドプール』等にも出演。MMA7勝1敗。キック12勝1敗1分。43歳。  1R、カラーノの左ローにロンダはいきなりダブルレッグテイクダウン。そのままマウントを奪いパウンド、サイドに回り、腕十字! 17秒でカラーノがタップ。ロンダが秒殺勝ちした。  秒殺一本勝ち後、ロンダは「私を呼び戻してくれたのは彼女だけ。彼女は私のヒーローよ、マジで。あなたが私を家に連れ戻してくれたの。他の誰にもできなかったことよ。あなたは私の家があった場所にいてくれた。他の誰にもできなかったこと。あなたが私の世界を変えてくれたし、私たちが世界を変えたの。私は絶対に、絶対に忘れない。ようやくこの瞬間を分かち合えて本当に嬉しい。そして、とにかく、チャンスをくれたMVPに感謝したいし、Netflixにも感謝したい。ここにいるみんながこの価値を生み出している。家で観ているみんな、あなたたちが私たちに価値を与えてくれている。このイベントに関わってくれているみんな。皆さんが私たちに価値を与えてくれているんです。皆さんが私たちに、そしてファイターたちに力を取り戻させてくれているんです。本当にありがとう。 (こんなに早く決着がつくと予想していましたか? 今、心の中で「ああ、あと60秒だけ、もっと楽しめたらよかったのに」って思う部分はなかった?)  あと60秒だけ、もう少し楽しもうか。とんでもない。夫や子供たちが私を見ているんだ。彼らに必要以上の負担をかけたくない。私がここに来るために、この1年半で彼らはすでに多くのことを経験してきた。みんなを本当に愛しているし、私がここにいるために犠牲を払ってくれたすべての人に感謝している。家族、コーチ、コーチの家族、そしてトレーニングパートナーたち。誰一人として、孤立して成功できる人はいない。だから、みんなありがとう。愛してるよ。 (一つ聞きたい、抱き合った時、彼女に何て言った?) 『あなたは私のヒーローだ』って言ったよ。そして、すべてに感謝していること、私を家に連れ戻してくれてありがとうって伝えた。 (またこの姿を見られる可能性はある?)これ以上の終わり方はあり得ません。そろそろ料理を始めないと」と笑顔で語った。  そして敗者にもマイクが向けられ、カラーノは「もっと長く戦いたかった。準備は万端だったし、最高のコンディションだった。あんなに調子が良かったことはない。でも、17年間もリングから離れていたからね。だから、本当にやりたかった。彼女を打ちのめしたかった」と悔しさをあらわに。 「少し物足りなさを感じているんですね?」と問われ、「ええ、たぶん後でそう感じるでしょう。でも今は、ケージに入ったこと自体が勝利でした。17年ぶりにここに戻ってきたこと自体が勝利でした。レジェンドと戦えたこと自体が勝利でした。それに、気分は最高ですよ、ただ、戦いたかっただけなんです。  でも、その願いは叶わなかった。彼女はトレーニングを積み、戦略を練っていた。彼女には本当に愛と尊敬の念を抱いているし、これは私の人生における勝利だった。彼女は、私に何かを与えてくれたことで、私の人生を変えてくれた。私は毎朝3時に目を覚まし、彼女のことを考えていた。体重を100ポンド減らしたんだ。これは大きな成果です。これで長生きできるはずだ。MMAへの愛を再発見した。だから、ここで考えるべき良いことはたくさんある。ただ、試合がうまくいかなかっただけなんです。 (MMAへの愛を再発見したということですが、これからも続けていく可能性はありますか?)  どうでしょう、17年間は長かったと思います。44歳というのは結構な年齢ですし、家族にまた同じことを強いることができるか分かりません。でも、この試合を振り返ってみると、何もできなかったんです。だから、まあ、これで少しだけ扉を開けておくってことかな。私のことだから、どうなるか分からない。本当に分からないけど、自分にはできるということ、ここに来られるということ、トレーニングができるということ、毎日起きて献身的に取り組めるということですね。チームに感謝したいです。彼らが、このために私を鍛えてくれたんですから。うーん、ここに来るのは簡単じゃない。毎日ジムに通って、自分を奮い立たせるのは簡単じゃない。だからね。でも、ロンダは大好きだよ。ロンダとは戦いたくない。彼女はレジェンドだし、牧場で赤ちゃんを産んだり、やりたいことをやればいいと思う。私はただ、このプロセスを楽しんできたの」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分5R〇マイク・ペリー(米国)15勝8敗[2R終了時 TKO] ※コーナーストップ×ネイト・ディアス(米国)21勝14敗  1R、サウスポー構えのネイトに、先に詰めるオーソのペリー。長い右ジヤブを突くネイトにペリーは接近戦勝負でクリンチボクシングも、ネイトは払い腰テイクダウン! 50/50から内ヒール狙い。鉄槌で外して立つペリー。  スタンドを要求。立つネイトは疲労が見える。ペリーは右ボディを効かせると前に。離れたネイトにさらに左ジャブ、右ボディにサークリングのネイト。  左ジャブを突くペリーに、右ジャブダブルを返すネイト。しかし力に欠ける。左で飛び込み右のペリー。ネイトは右ジャブから左をヒット。ともに出血。詰めて右ヒジのペリー。ネイトも剥がして右ジャブを突く。  2R、先に詰めるのは体力のあるペリー。右ボディストレート。ネイトは右ジャブをこつこつつくが、ペリーは被弾しながらも右アッパー、左フックで前に。体を入れ替えたネイトは額から出血も右ジャブ。クリンチに右ヒジのペリーは背後に回りつかみながら右ハイ。離れたネイト。  詰めたペリーは左右から頭を下げたネイトにヒザを突いて崩してトップに! 足をさばきながらパウンド。離れたペリーにネイトは立ち上がりが遅くなる。  スタミナ厳しいネイトはペリーの左右にケージに手を当ててサイドキック。ペリーは関節蹴り。歩いて詰めて右ヒザでダウンを奪うも、ネイトはゴングに救われる。頭部の出血が多い。  3R、ネイトは試合続行できず。コーナーストップにより、2R終了時ペリーのTKO勝ち。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分5R〇フランシス・ガヌー(カメルーン)19勝3敗[1R 4分31秒 KO] ※左フック×フィリペ・リンス(ブラジル)18勝6敗  ガヌーは、2021年3月にカメルーン人史上初となるUFC世界王者となると、22年1月に暫定王者のシリル・ガーヌに判定勝ちで王座統一に成功。  2023年5月にPFLと契約をかわすと、2023年10月にプロボクシングでタイソン・フューリーからダウンを奪う健闘もスプリット判定負け。2024年3月にアンソニー・ジョシュアと対戦し、1Rにキャリア初のダウンを奪われ、2R KO負け。  2024年10月に2年9カ月ぶりのMMA復帰戦をPFLで戦い、ヘナン・フェレイラを1R KOに下し、PFL世界ヘビー級スーパーファイト王座を獲得。2026年3月6日、PFLはガヌーをリリースすることを発表。PFLではこの1試合のみの出場となった。  リンスは、UFC4勝2敗、PFL4勝0敗、Bellator3勝3敗。現在4連勝中で、24年3月の前戦はUFCでイオン・クテラバに判定勝ちでオクタゴン4連勝をマークしていた。  1R、ともにオーソドックス構え。ガヌーが先に右ロー。リンスの右ローにカウンターの右を狙うと、リンスは右で差して組みに。そこに右のギロチンを狙うガヌーだが、ケージに押し込むリンスは頭を当てている。解除したガヌーに離れるリンス。  右ローのガヌーは左右、アッパーで前に。組んだリンスをがぶり倒して上に。フルガードもケージに頭が詰まるリンス。シングルレッグで立ち上がる。  右ハイを見せたガヌーの左右にサウスポー構えになるリンス。左で差して組んだガヌーが押し込み。休みながらこつこつ右ボディ打ち。クラッチするリンスだがケージ背に。体を入れ替えたリンスに右ヒジを狙うガヌー。かわしたリンスは右で飛び込み。  さらに右フックも、そこに左前手をかぶせたガヌー! リンスがこの1発でダウン。ガヌーは追い打ちのパウンドに行かず、仁王立ちした。  試合後のインタビューではリングサイドで観戦していたジョン・ジョーンズに、何か伝えたいことはあるかと問われ、「前にも言った通り、ジョンは素晴らしいファイターだ。おそらく私がMMAで対戦した中で最高の選手だろう。でも、ビジネスの面では彼にはまだ学ぶべきことがある。彼は私のやり方をよく見て、学ぶべきだ。そして、もし彼が今それを理解できれば、自分で道を切り開いてやってくるはず。この試合が実現するのは、俺たちが引退する前だよ」と回答。  さらに、彼は君と戦いたいと思っていると思うかと聞かれると「そう思うよ。でも、彼はまだケージの中に閉じ込められているんだ。彼はまだその檻から抜け出す方法を知らないし、檻のどこに穴があるのかも分かっていない」とし、実際に戦ったら「俺が勝利する、それだけのことになると思う」と話した。  さらに、傍らに立つジェイク・ポールに「ジェイク、どう思う?」と問いかけると、ジェイク・ポールは「ファイターとしてなら、俺たちも戦えるだろう。でも今夜はプロモーターとして、俺は彼を助けるためにここにいるんだ。今夜、俺たちはここで歴史を作っているんだ。フランシスはファイターとしてその一翼を担っている。MVPは、ファイターたちの報酬を増やし、UFCよりも多くの視聴者を集める新たなプラットフォームを提供するために存在している。まさにそれが我々のやっていることだ。我々は新しい居場所を作り上げている。これは歴史的な瞬間だ。  だから、僕とフランシスはいつかボクシングで対戦するかもしれない。だが今夜は、プロモーターとして、そしてビジネスパートナーとして彼を支える立場として、彼がここに来てくれたことを尊敬している。彼は信じられないほどのパフォーマンスを披露してくれた。だからビジネスマンとして、我々は協力し合い、MMAの成長を助け、ファイターたちを支援し続けていく。ボクシングの分野では、いつか対戦できるかもしれない」と、ボクシングでなら対戦するかもしれないと語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇サラディナ・パルナス(フランス)24勝2敗[1R 4分18秒 TKO]×ケネス・クロス(米国)17勝6敗  1R、クロスの蹴り足を掴んだパルナスが崩してパウンドもレッスルアップのクロスが組みに。パルナスはケージ背にダブルアンダーも体を入れ替え崩したパルナスが上に。ここもスクランブルで立つクロス。  押し込むパルナスを突き放すクロス。しかしサウスポー構えのパルナはワンツーの左を強振。かわして組んだクロスに、パルナスはシングルレッグテイクダウンからバックに! ボディトライアングルからバックマウントでパウンド。  足をかけずに亀のクロスに背後から強いパウンド。立ったクロスをケージに詰めて右から左、さらに右ボディを効かせて連打! レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇ロベリス・デスパイネ(キューバ)6勝2敗[1R 2分59秒 TKO] ※右ストレート×ジュニオール・ドス・サントス(ブラジル)21勝11敗  1R、ともにオーソドックス構え。詰めるデスパイネが低い手の構えから右ハイ。しかし、ドス・サントスは右ローをヒット。デスパイネはノーガードで右ローを返す。ドス・サントスのシングルレッグを切るデスパイネ。ドス・サントスは右ローを当ててデスパイネを崩す。  すぐに立ち上がるデスパイネ。ワンツーの右を振るドス・サントス。デスパイネは上体でかわして左ジャブから右を強振。ドス・サントスの右ローに右ストレートを狙う。  ボディ打ちから左右のデスパイネに、ガード固めるドス・サントスはケージに詰まりサークリング。  じりじり詰めるデスパイネは、右の打ち下し! 効いたドス・サントスの動きが止まったところに左フックからさらに右の打ち下しのストレートでドス・サントスがダウン! すぐにレフェリーが間に入った。  ドス・サントスは右目下をカットし、口から出血。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ナモ・ファジル(米国/クルド)10勝1敗[2R 0分58秒 ダースチョーク]×ジェイク・バビアン(米国)6勝2敗 [nextpage] ▼130ポンド契約 5分3R〇アドリアーノ・モラエス(ブラジル)22勝6敗[3R 4分59秒 リアネイキドチョーク]×プミ・ヌクータ(米国)11勝1敗※ムハンマド・ モカエフはビザの問題で欠場  モラエスは、修斗南米王者からONEに参戦し、2014年にフライ級王者となると、2021年4月には元UFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソン(DJ)を2R KOに下し、王座防衛に成功。DJと1勝2敗後、2025年3月に若松佑弥とフライ級王座決定戦を戦い、1R TKO負け。王座返り咲きならなかった。36歳。  欠場ムハンマド・モカエフの代役で緊急参戦のヌクータはMMA11勝無敗の30歳。元CFFCフライ級王者。Bellator1勝、LFAでも2勝0敗。26年3月の前戦『Urijah Faber's A1 Combat 34』では、同ストロー級王者の川原波輝に判定勝ちしている。  130ポンド契約。  1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るヌクータに、モラエスは右ローから。さらに左ハイ、ガードするヌクータは右ストレートを見せる。さらに左インローのヌクータ。  モラエスは遠間から右前蹴りで詰めて右を突いて組みを狙うが、右に回るヌクータは左ミドルをヒット。ともにワンツーの右がかるまる。左ミドルのモラエス。ジャブから組んだモラエスを右で差し上げて放し際に右を突くヌクータ。  左から右を強振するヌクータ。そこにモラエスも右を合わせに行く。左跳びヒザのモラエス。さらに左ヒザの動きから組みに行くが、ヌクータは体を入れ替えると、モラエスが突き放す。  ジャブの刺し合い。ワンツーのヌクータをサークリングでかわすモラエスは右ローも、そこに右を強振したヌクータスにモラエスは尻餅。立ち上がりに首に腕を巻いたヌクータはがぶり。ツーオンでモラエスの右手を掴んでケージに押し込み。離れる。  さらに左ハイのヌクータ。モラエスは下がり足はもつれる! シングルレッグに行くが、それをスプロールするヌクータはパウンド連打。引き込み左で差すモラエスを右小手で潰してハーフからパウンド。  2R、先にワンツーから右ローを当てるモラエス。ヌクータの左の蹴りの打ち終わりに組んだモラエスはボディロックからバッククリンチで左足をかける。さらに右足もかけて背中に乗ったモラエスはオタツロックで背後からパンチ。背負ったまま首を守るヌクータはモラエスの着地際にダブルレッグ。右で差すヌクータにモラエスは左小手。  四つになる両者。ケージ背のモラエスはクラッチも剥がしたヌクータはスタンドへ、モラエスの左の蹴り終わりに左フックを当てるヌクータ! さらに右ローも。詰めるヌクータの右とモラエスの右が交錯。左ミドルハイで押し返すモラエスに右を突くヌクータ。左右にサークリングのモラエスは右を突く。  バックステップでかわすヌクータに、モラエスは左ジャブを当てる。さらにダブルレッグも切るヌクータ。モラエスの右ローに再び右を合わせたヌクータが前に。モラエスも左を返すとヌクータの前進に右跳びヒザを狙う。  3R、モラエスの左ロ-とヌクータの右ローが交錯。モラエスの左ジャブに右を突くヌクータ。この回はモラエスが圧力をかけるが、モラエスの右ローにヌクータは左から右! さらに左ジャブをボディに。左ジャブを返すモラエスにヌクータは右ロー。モラエスの左ハイもチェックする。  左ジャブを見せてから組んだモラエス。差し上げて右を離れて振ったヌクータ。モラエスは右オーバーハンド、左ハイで前に。回るヌクータは中央に歩き、右ローをヒット。さらに詰めて右フックをヒット。モラエスも左ダブルを返す。  左の刺し合いはモラエスが勝る。さらにスイッチしての右から左を届かせる。ヌクータもワンツーの飛び込み。モラエスは半身でかわす。ヌクータの左の打ち終わりに右をかぶせるモラエス。ヌクータは左ロングフックを返す。  詰めてシングルレッグを仕掛けるモラエスだが深追いせず右カーフ。右から左オーバーハンドを突くヌクータ。左ジャブの刺し合いで先に当てる。さらに右ロー。モラエスの右は空振りに。左ジャブのヌクータ、右ローには前に出るモラエスは左ジャブを合わせに行くが、左回りのヌクータは右ストレート、左ボディ。続く左フックをダックしてかわしたモラエス。  ヌクータの右ローに左ジャブのモラエス詰め続けるとヌクータは左前手フックをヒット! さらに左ジャブ、左フックをこつこつ打つ。残り1分18秒、ここまで打撃はヌクータが66/129、モラエスが43/135と、手数はモラエスだが、ヒット数はヌクータが上回っている。  モラエスはダブルレッグに。両足を広げてスプロールしたヌクータはモラエスのドライブを回して右で差してケージに押し込み。腕を抜いて離れたモラエスがジャブダブル。そこにヌクータは左フックで飛び込み、右オーバーハンドをヒット。さらに左の打ち合いではボディ打ち。  モラエスの右ヒザに右オーバーハンドを狙うヌクータ。左ジャブダブルから右。上半身を後ろに傾けて逃がすモラエスに、ヌクータは右で前に。さらに右ボディ。モラエスも右オーバーハンドをブロッキングの上に、すぐにヌクータも右を返す。  モラエスの左ジャブに右を合わせるようになったヌクータ。モラエスの右オーバーハンドを避けて右オーバーハンドをヒット、さらに前に出る。ヌクータは身体を左に傾けた右オーバーハンド、そこにモラエスはカウンターの左ヒザ! ヌクータはセンチャイキックを狙っていたか、左手をマットに着こうとしていたが、モラエスの跳びヒザを右オーバーハンドで空いた脇に受けてバランスを崩して尻餅。  モラエスの怒涛の詰めに一回転、後転したヌクータのバックについたモラエス。残り10秒の拍子木、すぐさまリアネイキドチョークを早い作りのパームトゥパームで絞める。ヌクータの右腕はモラエスの右足で外から縛られている。  左腕一本でモラエスの絞め手の右手をつかんで凌ぐヌクータ。ゴング、しかしゴングが鳴ってから2秒間、モラエスは手を放さず。ハーブ・ディーレフェリーがモラエスの腕を剥がすと、ヌクータは失神! ゴング後も絞め続けたモラエスだが、果たして裁定は? ビデオ判定の時間が作られ、モラエスが残り1秒、リアネイキドチョークによる一本勝ちとコールされた。  試合後、モラエスは「あの試合は本当に厳しい試合でしたが、今はまず、私の救い主であるイエス・キリスト、そして素晴らしいチーム、ATTで僕と共に戦ってくれたチームメイト、最初から応援してくれたファン、そして僕の家族、僕を応援してくれたみんな、スポンサーの皆さんに感謝したい。兄弟、この試合はマジでキツかったよ。プーミーは冗談じゃないんだ。わかるだろ? 僕はレスリング、キック、パンチ、全部やろうとしてた。彼は常にそこにいたんだ。テイクダウンもバックも本当に上手く防いでいた。でも最後の数秒、俺は本当に幸運にもフィニッシュを決めることができた。極まる瞬間、僕が手を離した時には、彼はもう気絶していた。本当に」とコメント。  ヌクータにもマイクが向けられると、「ねえ、LA、どう思う? どう思う? どう思う? さあ、ベイビー。昔は俺が退屈だって言われてた。実力が足りないって。たった1週間ほど前のオファーで、この最大の舞台にやって来たんだ。そしてこれが俺に与えられた試合だ。おい、見てくれよ。結局のところ、俺は現れた。大暴れした。彼に史上最も手強い試合を味あわせたんだ。わかるか? 結局のところ、判定に持ち込んだんだ。もしそうなれば、勝ったのは俺だ。またやりたいよ。モラエス、君はどうだ? 君は負けてたか? 負けてたか? おい、俺が負けてるように見えるか? おい、ベイビー。またLAでやるぞ。どう思う? さあ、ベイビー。俺が実力を見せてやる。もう一度やろうぜ」と再戦をアピール。  モラエスは、「おい、ちょっと待って。再戦したいか? ほら、あいつ夢を見てるんじゃないか。ほら、すごくよく眠ったから、まだ夢を見てるんだ。でも、絶対にまたやれるよ。待ちきれないな。『モラエスvs.プーミー2』がもうすぐ始まる」と再戦を受託。  ヌクータは、「どうだ? もしNetflixが本当にMMAの世界に参入したいなら、ここにずっと居座るつもりなら、ターボ・プーミー・ヌクータ対アドリアーノ・モラエスの試合を『世界MVPフライ級王座決定戦』の第1回としてやろう。ベイビー、俺はここにいる。彼もここにいる。やろうぜ。イングルウッドもそれに賛成だと思うよ」と王座戦で組むべきと提案した。  最後にモラエスは「おい、おい。頼むよ。俺が勝者だ。俺が勝ったんだぞ、みんな。あいつは周回遅れだ。4分59秒。さあ、行こう。俺が勝ったんだ。あいつには無理だ、ルールはこう決まってる」と、あらためて勝者は自分とした。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)20勝6敗[1R 0分22秒 KO] ※左オーバーハンド×ジェフ・クレイトン(米国)12勝3敗1分 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇デビッド・モゴヤン(アルメニア)9勝1敗[判定3-0] ※29-28, 30-26, 30-27×アルバート・モラレス(米国)19勝11敗1分 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇アイネ・ペレイラ(ブラジル)3勝2敗[判定2-1] ※29-28×2, 27-30×ジェイド・マソン・ウォン(カナダ)3勝3敗 [nextpage] ▼スーパーライト級(165LBS) 5分3R〇ブランドン・ジェンキンス(米国)17勝11敗[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×クリス・アヴィラ(米国)8勝10敗※ロレンツ・ラーキン(米国)はヒザを負傷し欠場
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