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レポート

【RIZIN】朝倉未来がKO勝利、4.19 横浜で朴光哲と対戦へ。バンタム級はヘンリーが金原をTKO、井上が接戦制し、金太郎は一本勝ち

2020/02/22 12:02

▼第5試合 柔術エキシビションイリミネーションマッチ(1対5)10分
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
5-0
×木村由菜(ラバンカ柔術アカデミー)
×重水浩次(トラスト柔術アカデミー鹿児島)
×エジソン篭原(OverLimit Jiu Jitsu Association)
×品川 祐(ボンサイ柔術)
×中井祐樹(パラエストラ)


「柔術エキシビションイリミネーションマッチ」として、ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が、中井祐樹率いる5選手による「チーム中井」と“抜き勝負”を行う。

ルールは、試合時間内にサトシが「チーム中井」の5選手全員から一本取れば、サトシの勝ち。「チーム中井」の5選手のうち誰かがサトシから一本取るか、もしくは1人でも残ればサトシの負け。サトシに一本取られた選手は順に抜けていく形式だ。

サトシは、浜松在住で柔術、MMAで活躍するソウザ兄弟の三男。RIZINでは、北岡悟、廣田瑞人にKO・TKO勝ちし、2019年10月のライト級GP1回戦でジョニー・ケースに敗れキャリア初黒星を喫した。今回は、柔術でのエキシビションマッチで復帰となる。


対する「チーム中井」は5選手でサトシに挑む。

中井祐樹は日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)会長。ヒクソン・グレイシーとも戦うなど、日本の総合格闘技の礎を築いた。今回は「チーム中井」のキャプテンとして、“柔術界の至宝”ホベルト・サトシ・ソウザに挑む。

エジソン篭原はアジアスポーツ柔術連盟(ASJJF)会長。IBJJFワールドマスター、SJJIFワールドの2大世界大会で優勝した実績を持つ。柔術を普及させるべく、アジアを含む世界中で活動を行っている。

重水浩次は、左腕に分娩麻痺という障害を持つパラ柔術家。2017年、2018年のアブダビワールド柔術パラの部優勝、2017年SJJIF世界柔術選手権パラの部フェザー級、パラの部無差別級ニ階級優勝などの実績を持つ。テコンドーでもパラリンピック出場を目指していた。

木村由菜は中学生の女子柔術家。3歳から柔術を始め、キャリア10年以上。2018年ヒクソングレイシーカップで優勝。19年4月にUAE(アラブ首長国連邦)で行われた、アブダビワールドプロ柔術世界大会キッズ部門に出場し、優勝を果たした。

そして、品川祐は、品川庄司のコンビ名で活躍するお笑いタレント。お笑い以外にも映画、小説などマルチな才能を発揮し、柔術を愛することでも知られている。サトシやマルキーニョスから柔術の指導を受けており、マルキーニョスと柔術エキシビションマッチの経験もある。2018年6月には東日本柔術選手権にBONSAI表参道所属で出場している。

今回の柔術エキシビション出場に向け、「一流のサトシ先生とたくさんの観客の前でエキシビションマッチをさせていただけるなんて光栄過ぎる。柔術を始めるのに年齢なんて関係ない。僕みたいな47歳の白帯でも動けるところを見せたいです」とのコメントを発表している。

試合時間10分の1対5の変則マッチ。「チーム中井」はどんな順番でサトシに挑むのかも注目だ。


先鋒
は“天才柔術中学生”木村由菜。引き込みから草刈を狙う木村。しかしサイドからバック、チョークを極めるサトシ。



次鋒
はパラ柔術家の重水浩次。先にシングルレッグも切るサトシはベリンボロからバックテイクへ。腕十字を極めた。左手麻痺を持つ重水は足でタップ。


中堅
はASJJF会長の篭原。シングルレッグを切るサトシはバックへ。送り襟締めで足をかけてタップを奪った。


副将
は“おしゃべり柔術野郎”品川祐。アームドラッグを狙う品川に。逆にサトシが引き込みへ。腕十字を狙うサトシ。かついだ品川をかわすサトシは側転パス狙う。跳びつき十字からマウントを奪い三角絞めでタップを奪った。



大将
は中井祐樹。ガードを取るサトシは帯取り返し狙い。中井はトップに立つサトシ。スタンドバックに回る中井はロープに押し込むが正対するサトシはスイッチから上に。ディープハーフガードの中井にヒザ十字を狙うサトシ。それを防ぐサトシはまたぐ。


ガードに入れたサトシは三角絞めへ。襟を持ってヒジを立てて凌ぐ中井だが、サトシはキムラに変化。角度がつき自ら離すが、最後は腕を流して三角絞めへ。中井はタップし、大きな笑顔を見せた。


試合後、サトシは観客に、「柔術は面白い。誰でもできる。パラ、レジェンド……今日は生徒たちもいる。いつも応援ありがとう。10月、負けかったんね。試合良くなかったから悲しい。いまRIZINのベルト、日本に無い。でも、私は諦めない。もっと強くなる。絶対、RIZINのベルト日本に戻る。ありがとう」と、復活することを宣言した。

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