▼第6試合 61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
○金太郎(パンクラス大阪稲垣組)60.65kg
[1R 4分21秒 リアネイキドチョーク]
×加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND)60.65kg
金太郎は『THE OUTSIDER』で活躍し、2019年7月のパンクラスではバンタム王者のハファエル・シウバをあと一歩のところまで追い込んだハードパンチャー(逆転の肩固めで一本負け)。2019年12月の『PANCRASE 311』でサイモン・オリベイラ(ブラジル)を相手に再起戦に臨む予定だったが、ギックリ腰により欠場。今回が7カ月ぶりの試合でRIZIN初参戦。現在パンクラス・バンタム級3位につけている。
地元・浜松で練習する加藤は修斗を主戦場にする強打者。修斗では2019年10月と12月大会で続いてメインを張った。加藤は倒れされずに打撃で相手を仕留めるストライカータイプで昨年新人王のガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)との試合でもその戦法をいかんなく発揮、フルマークの判定で退けると、12月大会でもかつて世界王者・佐藤将光に完封勝利している“ギロチン”齊藤曜を3R 1分51秒 TKOに下している。
1R、レスリングシューズを履いてサウスポー構えの金太郎。オーソドックス構えの加藤もサウスポー構えに変えて右から左で前に。しかし、さばいた金太郎は左右を振り、コーナーに詰めてダブルレッグテイクダウン! 右で差す金太郎。ハーフガードに固定するのは上の金太郎。加藤はフルガードに戻すと、上の金太郎はヒジ! 鉄槌。
しかし加藤も足を効かせて三角絞め狙い。すぐに頭を抜く金太郎はかつぎパスへ。加藤は亀から立とうとするが、その際で金太郎がバックへ。いったんは後ろ手をはがした金太郎だが、最後は金太郎が手首で組んでリアネイキドチョークを極めた。「落ちてる」とレフェリーに伝えた金太郎。加藤は一瞬、失神。
まさかの一本勝ちを極めた金太郎は、リング上で「大阪から来ました金太郎です。ちょっと試合が硬くなってしまって。みんなが見たい試合か悔いが残るけど、7月か大阪大会があるらしいんで、みんなが見たいカードをやりたいと思います。応援、ありがとうございました」と、大阪大会参戦を希望した。