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レポート

【RIZIN】朝倉未来がKO勝利、4.19 横浜で朴光哲と対戦へ。バンタム級はヘンリーが金原をTKO、井上が接戦制し、金太郎は一本勝ち

2020/02/22 12:02

▼第9試合 61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
○ビクター・ヘンリー(米国/UWF USA)60.40kg
[2R 4分45秒 TKO]

×金原正徳(日本/リバーサルジム立川ALPHA)60.65kg


元SRCフェザー級王者の金原はMMA25勝13敗5分。2016年1月の「UFC 195」で強豪マイケル・マクドナルド(米国)と対戦し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞する激闘も、肩固めを凌がれた金原がリアネイキドチョークで一本負け。マクドナルドのケージ掴みが問題視された試合でもあったが、UFCをリリースとなり、2016年12月のDEEPでチャーリー・アランツに1R TKO勝利。その後、立ち技のKNOCKOUTにも参戦し、2017年7月に中尾満を5R TKOに下すと、同年12月には不可思と5R判定まで持ち込んでいる(0-3で不可思が勝利)。2018年4月にはDEEPでジョムホット・チュワタナを1R 肩固めで仕留めており、今回は1年10カ月ぶりのMMA復帰戦となる。


和術慧舟會HEARTSなどで練習を続けていた金原は、朝倉未来・海ともスパーリングをしており、現在のRIZINのバンタム級戦線を把握した上での参戦となる。今回のRIZIN参戦に向け、プーケットのタイガームエタイでトレント・ガーダム、トップノーイ、UFCのケビン・リーらと合宿を積んできた。


対戦相手のビクター・ヘンリー(米国)は、ジョシュ・バーネットを師に持つ現DEEPバンタム級王者。2014年7月に初来日し、GRAND SLAM旗揚げ大会で所英男を2R TKOに沈めると、15年5月に主戦場をパンクラスに移し2連勝。同年12月にバンタム級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで王者・石渡伸太郎に挑むが、フルラウンドを戦い抜いた末に判定負け。18年8月にDEEPへ参戦し、DEEP二階級を制した大塚隆史をKOで沈め、19年3月には第7第王者の元谷友貴も判定で下し、DEEPバンタム級王座を獲得した。2019年8月のRIZIN初参戦では、トレント・ガーダムに3R、後ろ三角絞めで一本勝ちしている。


金原とはDEEPでの接点は無いものの、2018年6月の「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」でグラップリングマッチで対戦。金原がストレートフットロックで一本勝ちしている。金原はMMAの試合勘がどこまで戻るか。金原はいつものように黄色の柔術衣姿で入場。ヘンリーのセコンドにはジョシュ・バーネットがつく。


1R、ともにオーソドックス構え。ヘンリーは右の前蹴り。蹴り足をつかむ金原。前足でサイドキックを放つヘンリー。細かいステップを踏む金原。フェイントを入れながら圧力をかけるとヘンリーは間合いを外すと右ローを当てる。徐々に圧力をかける金原。左ジャブを刺す金原。ローにジャブを当てると、ヘンリーは頭を傾けて左を振る。その刹那、シングルレッグから腰を抱いてテイクダウンは金原!


下からオモプラッタ狙いはヘンリー。外す金原はかみつきパスからまたごうとするが、そこに亀になるヘンリー。バックを奪う金原は4の字ロックに。背後からチョークを狙いつつパウンドを入れる。


2R、右ストレート、右の蹴りで圧力をかけるヘンリー。回る金原に詰めるヘンリーは左の蹴りを出して、そこに打ち返してきた金原の右の打ち終わりに右をダブルでヒット! テンプルにもらった金原はダウン! シングルレッグに入り上体を立てにいくが、そこを潰して固定したヘンリーは左のパウンド連打! レフェリーが間に入った。


試合後、ヘンリーは「カネハラは自分が力をつけていく上でレジェンドだった。彼と戦えたことは栄誉だ。これで2戦目。1戦目で一本勝ち。2戦目はヒーローのカネハラに一本勝ちした。次はタイトルマッチをお願いしたい」とマネル・ケイプが持つベルト挑戦をアピールした。

【試合後会見】
金原正徳が引退を表明「思った通り強かったなと。実力がこれだけだったということ」

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