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【DEEP JEWELS】中井りんが奥富夕夏にフルマークの判定勝ちでフライ級王座防衛、イ・イェジが竹林愛留とのタフファイトでスプリット判定勝ち、ののかがソユルに辛勝、桐生祐子が月井隼南に逆転TKO勝ち、彩綺が三日月KO再起、大井すずが3連勝、山吹マリンがアマ4戦全勝、あきぴ3連勝ならず、村松美直が判定勝ち

2026/05/24 16:05
【DEEP JEWELS】中井りんが奥富夕夏にフルマークの判定勝ちでフライ級王座防衛、イ・イェジが竹林愛留とのタフファイトでスプリット判定勝ち、ののかがソユルに辛勝、桐生祐子が月井隼南に逆転TKO勝ち、彩綺が三日月KO再起、大井すずが3連勝、山吹マリンがアマ4戦全勝、あきぴ3連勝ならず、村松美直が判定勝ち

(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI

 2026年5月24日(日)東京・ニューピアホールで『DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUND』と昼夜興行で行われる夜大会『DEEP JEWELS 53』(U-NEXTDEEP YouTubeメンバーシップ配信)が開催された。

 指定席が全席完売で当日立見券のみとなった昼夜大会の大トリを飾ったは、DEEP JEWELSフライ級女王の中井りんと、挑戦者・奥富夕夏の3Rの王座戦となった。

▼DEEP JEWELS フライ級タイトルマッチ 5分3R 
〇中井りん(修斗道場四国)王者 56.4kg
[判定5-0] ※30-27×5
×奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)挑戦者 56.5kg
※中井が初防衛に成功

 中井は、MMA28勝2敗1分。2016年3月のUFC豪州大会でのレスリー・スミス戦の判定負け以降、12連勝中。2024年5月の栗山葵との再戦が栗山の右膝前十時靭帯断裂によりキャンセル。緊急参戦したストロー級のHIMEと58kg契約で対戦し、3Rにギロチンチョークで一本勝ち。24年11月の前戦・DEEP JEWELSでは同じく58kg契約で鈴木”BOSS”遥に1R TKO勝ちした。

 25年10月には米国イリノイ開催のグラップリング大会『Nitro Grappling Expo 3』に出場し、キムラロックで一本勝ち。26年3月21日(日本時間22日)に米国ミネソタ州で開催の『Ignite Fights 111』でUFC5勝6敗でリリースされたパニー・キアンザド(スウェーデン)と、130ポンド(約58.96kg)契約で対戦予定も、中井が負傷欠場。プロモーションとの意見相違もあり、試合はキャンセルされている。今回、1年半ぶりにDEEP JEWELS復帰で王座防衛戦に臨む。39歳。

 奥富は、MMA4勝1敗。全日本女子相撲選手権で3連覇を遂げ、アマチュアMMAで5戦5勝。23年5月のプロMMAデビュー戦から3連勝を飾り、2024年3月のDEEP JEWELSでは、アマチュア時代に階級下の万智を破っている柔道強豪の齊藤百瑚と対戦。判定18-18マスト齋藤×3で齋藤が上回るも、齋藤の体重超過で公式結果はノーコンテストに。2024年7月には『ONE Friday Fights 71』でファイニー・メスキータ(豪州)と対戦し、打撃で後手に回り、組みでも崩せず。逆にメスキータに払い腰で投げられ、リアネイキドチョークを極められた。海外国際戦での苦い初黒星から25年5月に栗山葵と59kg契約で対戦。「Me,Weの山﨑剛さんのアドバイスで、頭からぶつかり脇を締めて押し込む相撲を試合前に落とし込めた」MMAケージ相撲で判定勝ち。再起を飾っている。27歳。

 正道会館での出稽古を経て、組みと同じモーションからの打撃も進化し、柔道ベースながら下へのテイクダウンも強い中井は、グラウンドでは同階級の日本人相手には圧倒的な強さを誇る。対する奥富は、自身のベースの相撲をMMAに融合させ、前戦でストライカーの栗山をテイクダウン。ケージ相撲レスリングで完封している。奥富にとっては手応えを得た相撲MMAが中井相手に真価が問われるところ。中井は北米仕様に仕上げたスタイルをホームのDEEP JEWELSで披露し、世界にその存在をアピールするか。

 宇佐美館長とともに、計量会場入りした王者・中井りんは、23年2月の栗山葵戦以来のDEEP JEWELSフライ級リミット56.7kgから、300gアンダーの56.4kgでパス。

 マイクを持つと「勝って自分たちの正義を証明します」と決意のコメント。

 56.50kgでパスの奥富は、「今回の試合は中井選手の実績だったり、過去の戦績の積み上げで凄い注目していただいている試合だと思います。私自身も過去最強の自分で迎えられるようにしっかり練習してきたので応援の方お願いします」と、万全の状態で王者に挑むとした。

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る奥富。左ジャブ。中井は間合いを保ち中央を取り返す。右から左の詰めに回った奥富。右を突く奥富を見切る中井。徐々に詰める中井。

 右回りの奥富。左ジャブも狙うが中央で追う中井はプレスして右をボディに。さらに左フックをかすめる。左から右に回りながらも右の打ち下しを狙う奥富。右ローの中井に蹴り返した奥富。それを掴んだ中井は崩すが、足を抜く奥富。

 右から左フック。奥富は右ストレートの飛び込み。左ボディを返す中井は右の蹴りで崩してトップでゴングを聞いた。

 2R、追う中井に回る奥富の構図。詰めて右フックを当てた中井! 首相撲に組む奥留は離れる。右ボディ打ちの中井。左右フックを上下に散らす中井は左もヒット。回る奥富の足がケージでもつれたところでバックに回った中井。

 両足フックの中井に亀の奥富。中井は背後引き込むと細かいパウンド、リアネイキドチョーク狙い。ボディトライアングルに組む中井に「もっと上に乗れ」のセコンドの声に奥富は亀から前に落とすとする、先に降りてサイドバックキープの中井。最後に引き込んでゴング。

 3R、圧力を強めた中井。左右に回る奥富に右カーフ。奥富はジャブ。中井は右カーフ。回りながら右フックの奥富の打ち終わりに組んで崩した中井。脇をすくいキムラ、腕十字を狙う中井。頭をまたぎ極めに行こうとするが、クラッチする奥富。亀から起き上がろうとする奥富。背中の中井を前に落としてケージに座った中井にパウンドも立って投げた中井はトップから腕十字狙い。奥富はクラッチして後転して守るもゴング。ステップを使い守る奥富に、中井もとらえきれず。

 判定3-0(30-27×5)のフルマークで中井が勝利。王座防衛に成功した。13戦連続でフィニッシュ勝利中だった中井だが、2016年3月のUFCレスリー・スミス戦以来、10年2カ月ぶりの判定決着となった。

 試合後、ケージ上で宇佐美館長から、事前にしたためた紙を手渡された中井は、その紙を読みながら、「皆さん、悪い人の言うことは信じないでください。正義は必ず勝ちます。私と宇佐美館長は絶対に正しいので、私たちは何も悪くないので今まで通り続けていきます」とコメント。

 宇佐美館長もマイクを持ち、「今日は出場させていただきありがとうございます」と佐伯繁代表ら関係者に感謝の言葉を述べると、「悪い人にとらわれるよりも、協力して助けてくださる人たちと手をたずさえて前に進むことが何倍も大事だと思いました。これからもよろしくお願いします」と語り、中井とともにケージを降りた。

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