▼DEEP JEWELS 59kg以下 5分3R
×栗山 葵(SMOKER GYM)57.70㎏
[判定0-3] ※27-30×3
〇奥富夕夏(リバーサルジム新宿 Me,We)57.60kg
栗山は、2023年2月の中井りん戦での一本負け後は4連勝中。2023年6月の『RIZIN.43』で熊谷麻理奈に1R KO勝ちすると、2023年11月のDEEP JEWELSで齊藤百瑚に1R TKO勝ち。
2024年3月のDEEP OSAKAでMANAを1R 左ストレートからのパウンドでTKOと、いずれも初回に相手をマットに沈めている。2024年5月に中井りんと1年3カ月ぶりに再戦予定も右膝前十時靭帯断裂により欠場していた。
2025年4月6日に1年1カ月ぶりの復帰戦を地元・大阪で戦い、鈴木”BOSS”遥のレスリングに組みでも激闘。判定勝ちし、MMA8勝5敗1分とした。
奥富は、相撲をベースにアマチュアで5戦5勝、プロデビュー戦から3連勝を飾り、2024年3月のDEEP JEWELSでは、アマチュア時代に階級下の万智を破っている柔道強豪の齊藤百瑚と対戦。判定18-18マスト齋藤×3で齋藤が上回るも、齋藤の体重超過で公式結果はノーコンテストに。前戦は2024年7月の『ONE Friday Fights 71』でファイニー・メスキータ(豪州)と対戦し、打撃で後手に回り、組みでも崩せず。逆にメスキータに払い腰で投げられ、リアネイキドチョークを極められた。国際戦で苦い初黒星を喫したことで課題が浮き彫りになった前戦を経て、再起戦でどんな進化を見せるか。
1R、サウスポー構えでサークリングの奥富を追う栗山は蹴りに蹴りで尻餅を着かせ、左アッパーを当てて尻餅を着かせると、すぐに立つ奥富はシングルレッグ。そこにヒジを落とす栗山。奥富はボディロックで崩しながらサイドバックでパウンド。そのスペースで立つ栗山を崩して左足をかけてリアネイキドチョーク狙い。
リストコントロールする奥富を外した栗山は立ち上がるも、なおも組み続ける奥富はボディロックから前に崩してヒザを着かせてバックマウントからパウンド。右足はかけさせない栗山。奥富のラウンドに。
2R、サウスポー構えの桐山にサークリングしながらバックフィストでシングルレッグの奥富。切る栗山の左の入りにシングルレッグテイクダウンも左小手で立つ栗山に、奥富はスイッチ狙いの栗山にボディロックを組み、前方に崩し。片ヒザ立ちの栗山に手首をコントロールする奥富。
切って立とうとする栗山をダブルレッグテイクダウンの奥富! 両足を上げて支点を無くしてパウンド。左足を入れて左のパウンド。立ち上がり正対しクラッチを剥がしてシングルレッグから立つ栗山が前に出てゴング。奥富のラウンドに。
3R、詰める栗山は左の蹴りから左。そこにシングルレッグの奥富。スプロールも切り切れない栗山に、奥富はケージまで詰めてテイクダウン。左足をかけて右脇を差してコントロール。左のパウンドをこつこつ突く。立ちかける栗山を再三崩して栗山が立ち上がったところでゴング。
判定3-0(30-27×3)のフルマークで栗山をドミネートした奥富が再起を果たした。奥富は、試合後、バックステージで「山﨑(剛)さんのアドバイスで、頭からぶつかり脇を締めて押し込む相撲を試合前に落とし込めた」と、練習の成果を語った。













