〇ダニー・サバテロ(米国)王者 61.0kg
[判定3-0] ※30-27×2, 30-26
×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)挑戦者 60.80kg
※サバテロが初防衛に成功
カレッジレスリングベース、ノンストップのテイクダウンを続けるサバテロは、Bellatorで活躍後、25年5月にRIZIN初参戦で太田忍を3R TKO。同年9月に佐藤将光にスプリット判定勝ちすると、大晦日に井上直樹が持つバンタム級王座に挑戦。スプリット判定を制し、王座戴冠した。MMA17勝4敗1分。今回は得意のケージでMMAレスリングを狙う。
空手と柔道をバックボーンに持つ後藤は、PANCRASE、修斗で活躍後、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。ガーダム、日比野に連続ツイスターで一本勝ち。ONE FF、DEEPでの敗戦を経て、25年3月、PANCRASEで再起。2025年6月の鹿志村仁之介戦から11月の中島太一戦、大晦日ホセ・トーレス戦でRIZIN3連勝。王座挑戦を決めた。MMA19勝8敗。
フェイスオフ後、挑戦者・後藤は、「自分の全部をぶつけでてバテロ幻想をブッ壊します」とマイク。王者サバテロは、「この美しい福岡の町に来てくれて、本当に集まってくれてありがとう。明日はこのマザーファッカーをKOするんで、みんな楽しみにしてください」と、最後までFワードで後藤を挑発した。

1R、中央に出る後藤は左を当てて前に。しかしそこにダブルレッグでクラッチし持ち上げテイクダウンのサバテロ。ケージに這って立つ後藤。その立ち際にバックから左足をかけてリアネイキドチョークを狙うサバテロ。アゴ上から絞めるサバテロは解除して右足を左足ヒザ裏で4の字に組む。


右手首もコントロールするサバテロは後藤の立ち際をもう一度持ち上げてテイクダウンから横に背中を着かせる。ここはスクランブルではなくクローズドガードにした後藤にこつこつパウンドを突くサバテロ。後藤は残り1分で下からボディトライアングルを組み、ギロチンを仕掛け、肩固めを狙い、時間を過ごす。


2R、右目尻を切っているサバテロは左回りで右ハイ。後藤は右ジャブ。さらに長い手でニータップからケージに詰めてダブルレッグテイクダウン。立つ後藤を再び足を手繰り尻を着かせると横に寝かせて背中を着かせる。

右手で後藤の腰を抱き、左でパウンド狙い。その左腕を掴む後藤はオクトパスガードも狙うが、作らせないサバテロはブレークがあかりそうなアクションの声に巧みにパウンド、鉄槌を休まず。下の後藤の三角狙いもかついでパス狙い。座る後藤の背中について足をかける。後藤にとってストレスのたまる展開。


3Rも後藤のスタンドの時間を序盤のみにして、低いタックルで組んでテイクダウン。切ききれなかった後藤が立ち上がれば足をまとめてコントロール。後藤の腰をつかんで抑え込み、パウンド。クローズドガードを解いて立つ後藤のバッククリンチから休まず崩してハーフから肩固め狙い。


フルガードに戻す後藤を片足を抜いて押さえ込み、細かいパウンドのサバテロ。後藤はフルガードに戻してゴング。

初回からテイクダウンを決めたサバテロ。後藤にとってもそれを織り込み済みで自ら打撃に行ったなかで組まれるも、サバテロのコントロール重視と後藤のガードの癖を読んだ対応にスタンドに戻せず。
ラウンド毎の判定は3-0(30-27×2, 30-26)で、1者が最大4P差のフルマークでサバテロが勝利。初防衛に成功した。
サバテロは「福岡、元気ですか。日本が大好きです。ありがとう、福岡」と日本語で言うと、「私がキングでこのベルトは俺のものだ。誰もこのベルトを獲ることはできない」と英語で宣言した。
後藤(バックステージにて)「(長南から「立てなかった」と言われ)手詰まりになってました。前に出した手で止める力が強くて……立とうとしたけど、極めの怖さというよりも動けなくて。ロールしようとしたら重心を(先回りして肩固めも狙われ)パワーというよりもテクニックで(パワーもあるよ。(下から蹴れない)蹴れなかったです」
サバテロ「あいつが(下から腕で)押し返してきたときにヒジを打てるなと思った。あいつ何もできなかった、最初から最後までドミネートした。それが王者だ。でもそんな退屈なグラウンドじゃなかっただろう? ATT最高の日になったな」







