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【UFC】堀口恭司が初回に右手を傷めてフラッシュダウンもフライ級6位のアルバジに判定勝ち。バティスタがオリヴェイラに一本勝ち、バシャラートがマツモトとの激闘制して6連勝、ドンチェンコがモロノ下す、パッチー下したヴィクワチが残り1秒、逆転一本勝ち

2026/02/08 07:02

【コメイン】

▼フライ級 5分3R
堀口恭司(日本)36勝5敗1NC(UFC9勝1敗)126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×アミル・アルバジ(イラク)17勝3敗(UFC5勝2敗)125.5lbs/56.93kg

 堀口は、2025年11月のUFC復帰戦でダゲスタンのタギル・ウランベコフと対戦し、相手の得意な組みから立ち上がり、鋭いステップからのカーフやハイキックなど多彩な打撃、最後はダウンを奪ってのリアネイキドチョークで3R 一本勝ち。完勝の内容で盟友パントージャへの呼びかけも含めて大きなインパクトを残した。35歳。

 今回の相手アルバジは、UFC5勝1敗。唯一の黒星は24年11月の前戦でブランドン・モレノに判定負け。25年8月に平良達郎と対戦予定だったが負傷欠場。1年3カ月振りの再起戦で堀口と戦う。打撃と同じ踏み込みで組むグラップラーだが、近年は打撃に傾倒。右アッパー、足関節からのトランジッションにも注意が必要だ。MMA戦績17勝2敗。32歳。

 試合前の時点でUFCフライ級ランキングは、王者のジョシュア・ヴァンを筆頭に、1位がATTで怪我から再起を目指すアレッシャンドレ・パントージャ、2位がブランドン・ロイバルを1R TKOのマネル・ケイプ。3位がブランドン・モレノを2R TKOの平良達郎。4位がロイバル、5位がモレノ。

 そして、6位にアルバジがつけており、7位に2.28 メキシコ大会でモレノと対戦予定も欠場のアスー・アルマバエフ(※モレノは15位のロニー・カヴァナと対戦に)。8位に堀口がランクされている。堀口は上位のアルバジに勝利し、一気にタイトル挑戦圏内にステップアップするか。(会見での堀口との一問一答全文)。

 リラックスも気合の表情の堀口。笑顔で入場のアルバジ。リーチは12.7cmアルバジが長い。

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るアルバジ。堀口の右カーフはかわしたアルバジが距離を詰める。左インローを当てる堀口。圧力をかけるアルバジ。サークリングの堀口は左から右。さばくアルバジに右カーフを当てる堀口。詰めるアルバジに先に組んで左で差した堀口。

 ケージに押し込みヒザ。ケージ背にするアルバジは左ヒジを顔に当ててフレームを作る。なおも押し込む堀口は離れる。カーフの嘘気に反応するアルバジぬい堀口は右で飛び込む。さらに左から右。バックステップでかわすアルバジ。

 圧力をかけるアルバジ。ワンツーの右が額に届く堀口。しかしサウスポー構えのアルバジの左にフラッシュダウン! すぐに立つ堀口にアルバジは右で差して押し込みクラッチ。左ヒザ。離れた堀口。サウスポー構えになり左で前に。さらに左の蹴り。ダメージは回復したか。ホーン。ダウンを奪ったアルバジのラウンドか。

 2R、ともにオーソから。左から右の堀口は右カーフも蹴り足を掴んでケージに押し込むアルバジは右で差して押し込み。

 左足を外に出してテイクダウンを防ぐ堀口。細かく右でパンチの堀口は左に抜けて離れる。左右から左を当てた堀口! 下がるアルバジに堀口は詰めてニータップのフェイントから右、さらに左にアルバジは後退。

 顔が赤くなるアルバジに堀口はステップ。堀口のステップにアルバジは左回り。堀口の左ジャブ、スイッチして左ミドルを当てる。アルバジの入りに右の突きは堀口。さらに左。回るアルバジは右額から出血。相打ちのタイミングで右を狙うアルバジ、返しの左をかわすアルバジに組んで押し込む堀口。

 右で差して体を入れ替えたアルバジは脇を潜ってバッククリンチ。右を叩いて離れる。右の打ち合いは堀口。右の後ろ廻し蹴りも。左を突く堀口に得意の右アッパーを突くアルバジ。堀口のラウンドに。

 3R、前に出るアルバジに先に右を当てる堀口が怒涛の前進。跳びヒザも掴んだアルバジがボディロック、バッククリンチから足をかけようとする。足をかけさせない堀口は正対したい。ケージから剥がそうとするアルバジは力を使う。

 頭をケージにつけてクラッチを剥がそうとする堀口。剥がして前に。左を当てる堀口! 鼻から出血のアルバジ。左のアルバジに右オーバーハンドの堀口、さらに左がテンプルに。足を泳がせたアルバジ。詰める堀口は右後ろ廻し蹴りは空振り。そこに組んだアルバジは足をかけて崩そうとするが、正対して堀口は左を突く。

 左から右で入る堀口。スイッチしてオーソに戻したアルバジに左ジャブを当てる堀口は左ハイも。アルバジの左も軸がブレるが打たれ強い。左を合わせに行く。詰めて組んだ堀口を押し込むアルバジは左ヒジ。

 ケージ背に離れる堀口。ステップを踏む堀口。左から右にアルバジは電車道で後退。最後も左右を振ってアルバジの組みを切ってホーン。堀口のラウンドに。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)で2者がフルマークの判定で堀口が勝利。『空手キッド』で勝利コールされた堀口は、6位のアルバジを下して王座に近づいたことを問われ、「今日のパフォーマンスはまあまあかな。OK、次はもっといいパフォーマンスを見せる。(今後は?)もちろんタイトルショップを。いまのチャンピオンは誰だ? ヴェン? ヴァン? 俺はお前と戦いたい」と語った。

 また、バックステージでの会見では、右手の人差し指と中指にサポーターを巻いて登場。初回に右手を傷めたことを明かし、「1Rに痛めた。でも痛みは全然感じていなくて打てる。これを治したら、場所も時間も関係なく、いつでも戦えます」と語っている(※堀口恭司の試合後会見全文はこちら)。

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元王者モレノを下した平良達郎。2.8 UFC連勝目指す堀口恭司。朝倉未来をTKOのシェイドゥラエフ、サトシ撃破のノジモフのロングインタビュー。【40周年対談】佐藤ルミナ×鈴木千裕、武尊×野杁正明も
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