浜名海歩が大脇征吾をパスして判定勝ち、12月ADCC予選も
▼第2試合 Level-G サブミッションオンリーグラップリング -65.7kg契約 7分1R
〇浜名海歩(X-TREME EBINA)
[判定3-0]
×大脇征吾(リバーサルジム横浜グランドスラム/東京柔術)
注目の「日本グラップリング界のニューカマー対決」。Level-Gの高橋“SUBMISSION”雄己プロデューサーは、ともに柔道ベースも異なる持ち味を持つ両者の対戦の見どころを下記のように語る。
「浜名さんはLevel-G王者・須藤拓真選手直々の推薦で前回のLevel-Gに参戦して下さいました。前戦では、JBJJF茶帯全日本王者の萩原大揮選手を秒殺一本勝ちに下しています。自分も一緒に練習させてもらう事も多いのですが、持ち味の長いリーチを生かしたパスとチョーク、東海大学柔道部出身というバックボーンで培ったフィジカルとスクランブル力で、須藤さんからタップを取る場面を見られるほどの実力者です!
対する大脇選手は、Breakthrough CombatにてPANCRASE王者の中島太一選手をチョイバーで極めて大きな注目を集めた選手です。大脇選手ともよく一緒に練習させてもらうのですが、大脇選手の持ち味はなんと言っても圧倒的な極め力です。極め力のみならず、グリップやフレームの強さも“異常”と言っていいレベルで、自分が今まで触った60kg代の選手の中でもズバ抜けてます。他にグリップ力がめちゃくちゃに強い選手というと今成正和先生を思い浮かべるのですが、握る力も引く力もそれ以上で……(笑)。既に強いですが、今後を考えると更に恐ろしい可能性を秘めた選手だと思っています。大脇選手も浜名選手同様に柔道出身なのですが、両者持ち味が全く違っていて、高いポテンシャルを秘めた新鋭同士の対決が楽しみでなりません!」(高橋)
1R、組み手争いから詰めた浜名。ケージ背にした大脇にいったん浜名は離れる。再び押し込み左手を掴んで引き込み。立ったままの大脇にフックガードから草刈で前方に回した浜名。大脇が頭と右足を掴むと浜名は先に立ち上がり。シッティングの大脇に浜名は上から。
大脇はハーフから半身でヒザを入れてガード。しかし頭をアゴ下につけて腰をボディロックした浜名は得意のパス狙い。左腕でフレームを作り、右手で左肩を押忍大脇は、自身の左足首を右手でつかんでラバーガード。持ち上げて抜いた浜名に、大貫は下からハーフで作る。
中腰の浜名のアタックに、大脇は右足を内側から浜名の右足にからめて左手で自身の右足首を掴んでロック。その足首を外した瞬間に左足で大脇をまたいでバック狙いも前に落とす浜名。
再びZガードの大脇。上から右手で腰を抱きに行く浜名。からんでいる大脇の足を右ヒザをマットに着けて落とすと、一気に右足を抜いて左にパス!
うつぶせになって立とうとする大脇をがぶりから仰向けに寝かせて上四方へ! しかし大脇は下から腰を両手で持ち上げて浜名を横に投げるとインバーテッドから正対してガードに戻す。
そのまま下から作る大脇に、浜名は座らず中腰で左へのパス狙い。足を回す大脇はZガードに入れると、浜名はなおも左に飛んでパス狙い。
足を戻す大脇は浜名の右足首を掴んで横回転からベリンボロ、足関節狙いもヒザ裏は合わせない浜名も返らず。残り1分で連続パスアタックの浜名。その都度、足を入れて防ぐ大脇。
右足首を掴むが、浜名はインバーテッドの大脇の両足首を掴んで身体を折り曲げて押し込んだままゴング。
判定3-0で浜名が大脇に勝利。浜名は12月のADCC予選に出場するという。




















