マックス・ザ・ボディ、悲願の戴冠「すべてをかけた」
▼第8試合 MMA PARTトリプルメインイベント1st KROSS×OVER PRO-MMA ウェルター級(-77.1kg) 初代王者決定戦5分3R
×グレイヴディガー(米国/Ground Shield Jiu-Jitsu and MMA)
[※2R 1分19秒 TKO] ※パウンド
〇マックス・ザ・ボディ(カメルーン/BRAVE)
※マックス・ザ・ボディがMMAウェルター級初代王者に
KROSS×OVERウェルター級で活躍し続けてきたグレイヴディガーが紆余曲折を経て念願のタイトル戦へ。相手はフィジカルモンスターのマックス・ザ・ボディ。
マックスは修斗タイトルマッチ経験者であり、9月28に行われたROAD FCで勝利し勢いに乗っているタイミングで王座戦が決定した。
その名の通り筋骨隆々なマックス・ザ・ボディの猛攻を凌ぎ、グレイヴディガーが涙の王座戴冠なるか、マックスにとっても王座獲得は悲願。判定決着なしのド迫力のウェルター級タイトルマッチだ。
1R、ともにオーソドックス。先に中央を取るマックスが左ジャブ。グレイヴディガーも左ローを返す。続くローに左右で詰めるマックスはケージに詰めてクリンチボクシング。被弾したグレイヴディガーは左小手で凌ぐ。
右で差して押し込むマックスにケージ背にグレイヴディガーは払い腰テイクダウン! すぐに立ち上がるマックスの首を抱えるグレイヴディガーはヒザ突くも今度はマックスが右差しでテイクダウン。ハーフから中腰でパウンド。下から足にからむグレイヴディガーにマックスはいったん離れる。
左ローのグレイヴディガーにマックスはジャブからワンツー。グレイヴディガーの左ミドルにマックスは左ジャブを突く。グレイヴディガーの左ハイをかわすマックスは続く右ハイを下から勝ちあげるように肩口でキャッチしてテイクダウン! 上から足を蹴る。ブレークでスタンド再開。
オーソから左ハイを打つグレイヴディガー。ガードするマックスは右オーバーハンド。かわすグレイヴディガーは右スーパーマンパンチ。避けるマックスは右オーバーハンドをヒットも顔を傾けて逃すグレイヴディガー。マックスは右から左フックを当てて詰めに。右で差すと、左小手のグレイヴディガーはまたしても払い腰でテイクダウン。ここも脇は差せず。すぐにマックスは立ち上がり。がぶるグレイヴディガーはマックスが伸ばす手をスプロール。
ヒザを立てて立ち上がったマックスにヒザ蹴りも、体を入れ替えたマックスが左フックをヒット。ケージ背に左の前蹴りで距離を取ろうとするグレイヴディガーにマックスは左アッパーから右スピニングエルボー。それをキャッチしたグレイヴディガーがバッククリンチから後方に反り投げテイクダウン。鉄槌にマックスは足を戻してガードを取ってゴング。
2R、互いに左の蹴りから。前に出るマックスは、グレイヴディガーの左の蹴りに右ボディストレート。じりじりと詰めるマックスは、グレイヴディガーがケージに詰まったところで右オーバーハンド! さらに左フック! 巨体が揺れるグレイヴディガーにさらにマックスの右フックがかすめる。
いったん間合いを外したマックスに左インローのグレイヴディガー。マックスは左ハイを蹴り上げ、すぐに右ストレート! 崩れるグレイヴディガーに左フック、パウンドを連打するとレフェリーが間に入った。
マックス・ザ・ボディがKROSS×OVER MMAウェルター級初代王者に。ベルトを巻いたマックスは宮田和幸代表と熱いハグ。
マックスは「最高です。BRAVE、強い? BRAVE、強い! ありがとうございました。カメルーンからやってきて、2016年に宮田センセイと出会ってからずっとこの仕事を続けてきて、私たちは一生懸命取り組んできました。
私が落ちたときにも関係なく、毎日必死に頑張り続けて、先月、彼は私に『またタイトルを懸けて戦おう』と言いました。今回が3度目のタイトル戦であり、もしここで負ければ、もうチャンスはありません。だから全てを懸けなければならなかったです。これまでの努力は全て先生のおかげです。皆さん、ありがとう。パーティーの時間です。家族とクリスマスを楽しんで、来年戻ってきます。みんなありがとう」と感謝の言葉を述べた。
試合後にはKROSS×OVER KICKヘビー級現王者のグンター・カルンダ(コンゴ)もケージ上に上がりマックスの戴冠を祝福。
「マックスおめでとう。みんな君のことを本当に愛しているよ。グレイヴディガーはタフなファイターだ。だから彼を倒すのは簡単じゃない。君に感謝しているし、僕たちは毎日、毎晩この団体のために祈り、この組織の探求に感謝すべきだね」と語った。




















