▼第5試合 -52.5kg契約 3分3R
×美斬帝(=みきてぃ/テツジム)
判定0-3 ※28-30、27-30×2
〇吉田実代(Bread winner NYC/前IBF世界バンタム級王者、第5・7代WBO世界スーパーフライ級王者)

吉田はTARGETに入門してアマチュアキックボクシングに出場、2009年からはマッハ道場に移籍してMMAでプロデビューした。JEWELSで3戦した後、池袋BLUEDOGジムに移籍して2011年からはシュートボクシングに出場。神村エリカ、魅津希、高橋藍らと対戦し、10勝4敗の戦績を残して2014年にプロボクシングへ転向した。

2017年10月、高野人母美を破り日本女子バンタム級王者になると、2018年8月にはOPBF東洋太平洋女子バンタム級王座も獲得。2019年6月にWBO女子世界スーパーフライ級王座を獲得し、初防衛にも成功。2度目の防衛戦で敗れるも2021年6月に奪還した。その後は米国に拠点を移し、2023年12月にIBF女子世界バンタム級王座を奪取、2階級制覇に成功。プロボクシング戦績は18勝5敗。

1R、左右フックを打って前に出る吉田に美斬帝は右ローで応戦。前に出る吉田が右ストレートをヒットさせて左右フック。

2R、クリンチが多い展開となるが、前に出てジャブ、ワンツーをしっかり当てていく吉田。美斬帝の左に右のカウンターも被せる。吉田のヒットが目立ち、美斬帝は後退してクリンチに。

3R、吉田のジャブ、右ストレートに美斬帝もパンチで打ち合うが、的確性に差がある。しっかりパンチを当てていく吉田はカウンターもとり、ボディも打つ。さらに右ローも蹴る吉田。

終始、自分のペースで戦いパンチを的確に当てていった吉田が判定3-0で勝利を収めた。

吉田はマイクを持つと「12年ぶりのキックボクシングのリングに上がって緊張があって内容的には50点かなってところだったんですけれど、勝ててよかったのと快く迎えてくれた皆さんに感謝します。ボクシングもキックもやるからにはトップを目指したいです。まだまだ実力足りないけれど、テッサと戦えるように頑張るので」と、テッサ・デ・コムとの対戦を目標に掲げた。


