▼第11試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEスーパーライト級王者)
延長R 判定0-3 ※7-10×3
〇笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
※笠原がベスト8進出。本戦の判定は30-29、30-30、29-29。

白鳥はキックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。2021年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では皇治らを破って優勝。2023年は3月にK-1との対抗戦で佐々木大蔵に勝利。

2024年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でペットパノムルンに敗れた。2025年3月には麻火佑太郎と第5代スーパーライト級(-65kg)王座決定戦を争い、判定勝ちで2階級制覇を達成した。8月はアンディ・ターランドに初回KO勝ちで戦績は32勝(13KO)11敗1分1無効試合。

笠原は強打を武器に2018年9月にSB日本フェザー級王座、2019年9月に同スーパーフェザー級王座、2022年4月に同ライト級王座とSB史上初の三階級制覇を達成。海外強豪勢を相手に連続KOでSB王者の強さを証明してきたが、2024年2月にONEでのワラポン・ソー.デッチャパン戦で判定負け。10月の復帰第一戦では長谷川祐也を1Rわずか55秒でKOしたが、12月にジャックに延長戦の末に判定負け。

2025年2月の再起戦ではコムキョウを1RでKOし、4月にジャックとの再戦で延長戦の末にリベンジした。6月の1回戦ではLOMPETCHに勝利も、8月に3階級制覇を狙ってイモト・ボルケーノに挑戦もTKOで敗れた。戦績は36勝(16KO)8敗。

1R、白鳥は前蹴りと左ミドル、笠原はローを蹴っていく。中盤から笠原がステップを踏んで左右にスイッチしつつ飛び込んでのパンチを繰り出し始める。打ち合いで笠原の右フックが白鳥を捉えた。

2R、打ち合いで強いところを見せる笠原に、白鳥は打ち合いになりそうになるとクリンチで止める。離れると前蹴り、ミドルを蹴る白鳥。終盤は打ち合いで逆に左ストレートをヒットさせるが、笠原は下がらない。

3R、白鳥が距離感をつかんだか、ジャブを何度も命中させ、左ストレートもヒットさせる。笠原は距離を詰めて打ち合いに持ち込もうとするが、白鳥に先手をうたれていく。白鳥は左右フックも。

判定はドロー。延長戦へ。白鳥が右フックからの左ストレートをヒットさせ、さらに前蹴りも。白鳥の流れで進み、笠原の手数が出ない中、笠原が踏み込んでの右フックをヒットさせて白鳥をグラつかせる。さらに右フックで追い打ちをかけたところでレフェリーがスタンディングダウンを宣告。

さらに笠原が追い打ちをかけ、白鳥も打ち合いに応じたが、笠原の右ストレートで白鳥がダウン。判定3-0で笠原の勝利となった。

笠原はマイクを持ち、「次の試合とか全部置いといて、一度頂点に立った男、白鳥選手に勝ちたいなと思って研究して頑張りました。会長、見てますか! 僕ってこのトーナメントの全選手の中でめちゃくちゃいいハート、世界に誇れるハートを持っていると思うので全力懸けて獲りに行きます。僕が2年も3年も戦いたいって言っていた原口選手が待っていると思うので、次戦いましょう」と、原口と戦いたいとアピールした。


