▼第10試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
〇イ・ソンヒョン(韓国/RAON/スーパーライト級1位)
判定2-0 ※29-28、29-29、30-28
×麻火佑太郎(PHOENIX/スーパーライト級2位)
※ソンヒョンがベスト8進出。

“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍。世界を股にかけて戦い、世界の70kgのトップファイターを次々と撃破し、2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2023年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。7月にウェルター級に階級を下げて中野椋太と対戦するもKO負け。

2024年3月、白鳥大珠を判定で破り連敗を脱出した。9月には中野にリベンジを果たしている。12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でベルジャン・ペポシとの激闘を制したが、準決勝でペットパノムルンに敗れた。2025年3月、原口健飛に判定負け。戦績は70勝(17KO)13敗2分。

麻火はKNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月からはRISEを主戦場に。2024年4月には『ONE Friday Fights』に参戦し、セクサンに完勝する番狂わせを起こした。6連勝で9月にチャド・コリンズに挑んだが初回KO負け。12月はヤン・カッファから逆転KO勝ちを奪った。2025年3月、白鳥大珠とRISEスーパーライト級王座決定戦を争い、ダウンを奪うも惜敗。8月の1回戦ではエドゥアルド・カタリンをKO。相手の攻撃をマタドールのようにかわし、自分の攻撃を当てる独特のスタイルに開眼した。戦績は18勝(5KO)10敗。

1R、麻火はジャブと前蹴りを多用し、サイドへ動きながら右カーフを狙い撃ち。ソンヒョンが近距離になると顔面へヒザを突き上げる。ソンヒョンもローを蹴るがなかなか距離を詰められない。

2R、回り込む麻火だがソンヒョンの圧を受け続ける。ソンヒョンが右ストレート、左フックをヒットさせ、麻火をロープ際やコーナーへ追い込む場面が増える。麻火は横蹴り、前蹴り、後ろ廻し蹴りで対抗も、このラウンドは押された。

3R、ソンヒョンは右ストレートのフェイントから右ヒザを突き刺す。これが何度も決まる。麻火の頭が下がるとすかさずヒザを突き上げる。麻火はワンツーを当てていき、蹴り技も多彩に放つがソンヒョンの圧に押される状況が続いた。




