撮影/鈴木雄一郎
BreakingDown 17
2025年9月27日(土)東京・立川立飛アリーナ
▼第24試合 バンタム級タイトルマッチ キックルール
×井原良太郎(王者)
延長R 判定0-5
〇大野篤貴(挑戦者)
※本戦の判定は0-0。

井原は2023年11月の「第2回喧嘩自慢最強決定戦」に東京・足立区代表として参加し、メカ君にTKO勝ち。同日にBreakingDownバンタム級トーナメントの予選に出場し、としぞうに勝利すると11月23日の『BreakingDown 10』のトーナメントで優勝し、初代バンタム級王座に就いた。2024年6月に冨澤大智を相手に初防衛に成功、本戦で6連勝を飾っていたが、2024年12月にYURAに判定負け。YURAとは2025年7月にフェザー級タイトルマッチで再戦したがリベンジならず。7勝2敗。
大野は2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月のBD初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は連勝し、バンタム級トーナメントでは決勝へ進出するも井原良太郎にKO負けでタイトルを逃した。2024年6月に虎之介に勝利すると、野田蒼、小宮山工介、安保璃紅と元K-1のプロファイターを相手に3連勝。2025年5月には波に乗っていたよーでぃーをKOし、井原に挑戦を表明した。11勝2敗。

前後にステップを踏む大野、サウスポーの井原はバックハンドブローから近付いてパンチを打つ。大野は右ミドルハイ、10秒前に打ち合いとなるが両者とも前に出るためクリンチとなる。

本戦の判定は0-0で延長戦へ。大野が右ミドルを蹴ると井原がフックを合わせに来る。これを警戒してか大野は組みつく。井原が前蹴りから右フック、大野は左フックを当てるが、そのまま転倒。そこへ井原がパンチを見舞ってしまい大野にインターバルが与えられた。

大野が井原の右フックに左フックを合わせ、このカウンターの左フックが井原を綺麗に捉える。それでも打ち返そうとする井原だが、大野は組み付きに行く。

判定は5-0で井原のフックの出し際に左フックを合わせた大野が勝利。タイトルを奪取した。井原はグローブを外し、すぐにケージを降りていった。

大野はマイクを持つと「2代目バンタム級王者の大野です。1年前に井原くんに負けてから、誰と戦っても井原くんが浮かんでいたし、ここをゴールと思っていたので嬉しいです。どうしても一人やりたい相手がいて、冨澤大智。このベルト賭けてもいいし、どんなルールでもいい」と、冨澤の名を挙げる。

するとここでリキがケージに入り、「12月あるらしいですけれど、次、どうかな。ベルト獲らしてもらおうかなと。喧嘩自慢の方がベルトが似合うでしょう。12月にさいたまでどうですか」と挑戦をアピール。大野も「俺は前の王者の井原くんにどんなヤツの挑戦でも受けろよと言ったから」と、その場で挑戦を受諾。リキは「俺がベルト巻くので井原、挑戦して来いよ」と井原にもメッセージ。




