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【修斗】田上こゆるが山上幹臣を左フックTKOで初防衛。岩﨑大河が一本勝ちで再起、怪我から復帰の中村未来が青野ひかるに腕十字極める、村上彩が嶋屋澪にTDから寝技で判定勝ち、高本千代vs.片山智絵はドロー、轟轟がヨシイノウエを1R KO

2025/09/21 12:09
【修斗】田上こゆるが山上幹臣を左フックTKOで初防衛。岩﨑大河が一本勝ちで再起、怪我から復帰の中村未来が青野ひかるに腕十字極める、村上彩が嶋屋澪にTDから寝技で判定勝ち、高本千代vs.片山智絵はドロー、轟轟がヨシイノウエを1R KO

(C)Takazawa Keisuke/SUSTAIN

 2025年9月21日(日)東京・ニューピアホールにてプロフェッショナル修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 vol.7』(ABEMA配信)が開催された(※夜大会『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 vol.8』速報はこちら)。計量は、六郷海南人が体重超過のほかはパス。

プロ修斗公式戦 2025 Vol.7 速報

▼メインイベント 第8試合 世界ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
〇田上こゆる(王者・初防衛戦/BLOWS)51.8kg
[1R 3分42秒 TKO] ※右ボディ→左フック→パウンド

×山上幹臣(挑戦者・同級1位/総合格闘技道場STF)52.1kg
※田上が初防衛に成功

 第1部「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.7」のメインは第11代世界ストロー級王者“スピードスター”田上こゆる(BLOWS)の初防衛戦が決定。田上は3連敗から、泰斗、タイガー石井、旭那拳を下す怒涛の3連勝で24年12月に旭那拳との再戦にして王座決定戦に勝利。世界王座にまで登り詰めた。ジュニア時代にシュートボクシングで全日本を制した類稀な運動神経とスピードで相手を翻弄するその姿は圧巻の一言。

 ストロー級最速の男が挑戦者に迎えるのは山上幹臣(挑戦者・同級1位/総合格闘技道場STF)だ。山上はかつて第3代世界王者としてベルトを保持。軽量級の創世記を支えた立役者の一人として修斗史に名を刻んだ。24年5月にGLADIATORで10年ぶり復帰も今井健斗に3R TKO負けしたが、24年9月に修斗復帰を果たすと、最も勢いのあるトップランカー黒部和沙にギロチンチョークで一本勝ち、当真佳直にスプリット判定で競り勝ち、一気にトップコンテンダーにまで駆け上がってみせた。

 更に深みを増したインサイドワーク、衰えない闘志。熟成から完成へと向かう 38歳の山上幹臣が王座返り咲きとなるか? それとも今最も勢いのある“スピードスター”田上がレジェンドを翻弄するか?互いに交わることのなかった日々を超えた究極のマッチアップに期待だ。




田上「今回の試合は“この先”の試合を見据えてやっているので、しっかり勝って次に繋げていけるように頑張ります。応援お願いします」

山上「第三代修斗世界ストロー級チャンピオンの山上幹臣です。過去最高の状態に仕上げてきました。チャンピオンを全局面で圧倒して倒します。応援よろしくお願いします」

 1R、サウスポー構えの山上、オーソの田上は前後のステップを見せる。左ローの田上に、右ローの山上。左インローも。田上の右インローをかわす山上。山上は左インロー。スイッチする田上。カーフを狙う。オーソに戻して右インローを届かせた田上は右ミドルハイも。

 左インローを当てる山上。詰める田上は右ハイ。しかしインローから圧力の山上の組みに右ヒザを合わせに行こうとした田上。押し込み上で組んでシングルレッグテイクダウンの山上に立つ田上はヒザを突いて回って離れる。

 田上から圧力。ジャブを伸ばす山上、さらに左も、かわした田上は右ボディストレートから左フック! 崩れた山上に田上は左右ラッシュ! 左ヒザを胸に、さらにパウンドでレフェリーが間に入った。

 試合後、田上は「山上選手、ありがとうございました。山上選手の応援団もたくさんいていい緊張感で戦えました。まだまだ上を目指して、ベルトの価値も修斗の価値も上げていきます。この先を目指して頑張っているので、応援よろしくお願いします」と語った。

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