MMA
レポート

【修斗】田上こゆるが山上幹臣を左フックTKOで初防衛。岩﨑大河が一本勝ちで再起、怪我から復帰の中村未来が青野ひかるに腕十字極める、村上彩が嶋屋澪にTDから寝技で判定勝ち、高本千代vs.片山智絵はドロー、轟轟がヨシイノウエを1R KO

2025/09/21 12:09

▼第3試合 フェザー級 5分2R
〇轟轟(総合格闘技道場コブラ会)65.7kg
[1R 1分00秒 KO] ※右フック

×ヨシ イノウエ(パラエストラTB)65.8kg

 関東で初の公式戦となる轟轟(総合格闘技道場コブラ会)は、久保村ヨシTERUを1R KOに下すなど2連勝から、24年12月に石原夜叉坊と対戦。1R KO負けで苦い敗戦も、25年5月の大阪大会ではグ ジユンを1R リアネイキドチョークで下し復活を遂げた。

 対するヨシ イノウエ(パラエストラTB)も同じく連敗から脱出し、2連勝中。小川将貴に判定勝ち後、25年5月の前戦で井上翔太をアナコンダチョークに極めている。

イノウエ「明日はまあ、轟轟選手とバチバチの試合になると思うので、よろしくお願いします」

轟轟「初めて東京で試合するんで、熱い試合したい、自分の名前を轟かせる試合がしたいと思っています。以上です」

 1R、ともにオーソドックス構え。イノウエはインローから。轟は左右回転速く攻める。轟の右ローに右ストレートを合わせるイノウエ。ワンツーで入る轟にイノウエは右をかぶせる。

 右の拳を揺らせながら前に出るイノウエは、右ロー。続けて右を振るが、そこにイノウエは右フック! イノウエが前のめりにダウンし、すぐにレフェリーが間に入った。

 試合後、轟は「大阪からこの場所に呼んでくださった皆さま、周囲に感謝します。僕はこれからどんどん上がってチャンピンになります。今日、おじいちゃんが誕生日でKOボーナスを上げられたらと思います。そして友達の結婚で勝利を捧げたいと思います」と語った。

nextpage]

▼第2試合 バンタム級 5分2R
×関根 累(ROOTS)61.1kg
[判定0-2] ※18-20×2、19-19

〇勝呂 駿(パラエストラTB)61.0kg

 バンタム級では、関根累(ROOTS)と勝呂駿(パラエストラTB)が対戦。関根は24年にシュートボクシングで1勝1敗後、25年3月に修斗復帰し、榎本明と判定0-2の接戦を繰り広げている。

 勝呂は、Fighting NEXUSでプロデビュー戦勝利後、25年3月の前戦で山本敦章に2R ギロチンチョークで一本負け。

勝呂「今回、必殺技を結構用意してきたんで、めちゃくちゃ早く試合したいです。とりあえず今日食って、しっかりリカバリーして、明日は揺らしますんでお願いします」

関根「“組み対打撃”っていう感じになると思うんで、まあ必殺技、ちょっと見せてもらおうかなと思います。自分もいろいろ用意してきたんで。しっかりリカバリーして、思いっきりぶつかりましょう。お願いします」

 1R、先にシングルレッグからボディロックテイクダウンの勝呂。金網使い立つ関根。なおも左差しでボディロックからケージ内側に大内刈テイクダウンの勝呂。ケージまで動き、亀から立とうとする関根。勝呂は左足をかけて右リストコントロールから右足もかけて両足フック。リアネイキドチョーク狙いから仰向けになった関根にパウンド。バック、たすきでゴング。

 2R、詰める勝呂のダブルレッグにヒザを合わせる関根。勝呂はそのまま掴んでテイクダウン。右足を超えてハーフに。パスしてサイドに回るも関根背中見せて立ちに。なおもボディロックで崩す勝呂。ダブルレッグでテイクダウン。腰をクラッチして抱いて引き出す勝呂。下からヒジを突く関根。最後に体を上げてパウンドの勝呂に関根が蹴り上げて離してホーン。

 判定2-0(20-18×2、19-19)で勝呂が勝利。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント