▼第6試合 女子アトム級 5分3R
〇中村未来(同級世界1位/マルスジム)47.4kg
[2R 4分46秒 腕十字]
×青野ひかる(FIGHT LYNX)47.5kg
“北のストライカー”中村未来(マルスジム)がいよいよ復活! 修斗で4連勝後、2023年12月に現ONEの澤田千優に1R 腕十字に敗れた中村は、ヒザの負傷で長期離脱を余儀なくされていたが、約1年6カ月ぶりの戦線復帰となる。
しかし、今回「おかえりなさい」というには余りにも強い相手が用意された。その復帰戦の相手は、あの青野ひかる(FIGHT LYNX)だ。青野はDEEP JEWELSを主戦場に活躍し、24年6月にSAAYA、9月にサダエ・マヌーフ、25年3月に彩綺にいずれも判定勝ち。3連勝中と勢いづいていたところ、25年5月に修斗への電撃参戦を表明していた。
青野は参戦時に「義理の父(夫・渡部修斗の父で、初代ライト級王者・渡部優一)が巻いた修斗の世界王座を獲りに来ました」と修斗参戦の目的を明確に宣言。そんな青野の発言に最もイラついていたのが中村だった。
かねてより他団体選手との戦いを望んでおり、「誰もやらないんだったら私がやってやる」と青野戦を即答で快諾。青野にとってもトップコンテンダーの中村との一戦は最短でタイトルを狙うにはこの上ない相手だ。初戦にしてクライマックス! 女子修斗戦線が更に加熱する。
青野「やっとこの修斗の舞台に立てるのがすごく嬉しく思います。しっかり勝ってアトム級のベルトに近づけるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
中村「私は修斗のベルトを取るためにずっとこの団体で戦ってきました。他団体から来て、フラッとベルトを簡単に獲れると思われたくないんで、しっかり強さを証明したいと思います。応援よろしくお願いします」
1R、オーソの青野、サウスポー構えの中村が前蹴りもつかんだ青野がテイクダウンへ。そのまま押し込み、両差しも差し返す中村。青野はシングルレッグでテイクダウン。中村は下から蹴り上げ。足関も狙う。蹴り上げを顔面にもらいながらもさばく青野。
ケージ使い立つ立つ中村は体を入れ替え。右で差す中村に、青野は首投げテイクダウン! バック狙う中村を寝かせて青野がサイド狙い。中村も足を効かせてフルガードに戻すと金網を上体まで立てて、腰を抱く青野の背中にヒジを突く。その立ち際に青野はバックへ。両足をかけて首を狙うも、腰をずらした中村が正対し、トップから1発パウンドもホーン。
2R、いきなり前に出てダブルレッグテイクダウンの青野。蹴り上げの中村の立ちにバックを狙う青野。左足をかけると左手首をコントロール。シングルバックの青野に中村は正対。
下から腕十字狙いの青野をつぶしてハーフから細かいパウンドの中村。青野がかけた左足を肩で押し込んだままパウンド。サイドにパス。ボディヒザからクルスフックス! 青野はケージを蹴るもサイドのままの中村がトップからボディにヒジ。サイドから腕十字を極めてタップを奪った。
試合後、中村は「お久しぶりです、1年9カ月ぶりで正直、不安がいっぱいあったんですが、今日勝ってまだまだ続けられるなと思ったので良かったです。北海道からたくさん仲間やキッズが駆けつけてくれてそれがすごい力になりました。次戦なんですが、復活して早々で生意気なんですが、青野選手に勝って、他に私とやり合える選手っていると思えないので、タイトルマッチをやらせてもらえたら絶対にベルトを獲りますのでお願いします」と、王者・古賀愛蘭への挑戦をアピールした。



















