▼第7試合 ミドル級 5分3R
〇岩﨑大河(日本・大道塾/パラエストラ東京/Naughty House)83.7kg
[2R 2分43秒 リアネイキドチョーク]
×ジャン・ボム・ソク(韓国/Team HAN CLUB)83.4kg
岩崎は25年5月、ウェルター級への階級変更初戦を予定していだが、減量の失敗による大会前日での試合中止となる失態を犯すことに。今回はミドル級に戻しての再起戦となる。“死中求活”失った信頼は己の拳で取り戻すしかない。覚悟を決めた岩崎大河の再起が始まる。
その岩崎の再起戦で相対するのは初参戦となる韓国のキック団体MAX FCの元暫定王者ジャン・ボム・ソク(韓国/Team HAN CLUB)。打撃中心のファイトスタイルでMMAへの転向当初は勝ち星に恵まれず2016年から5年近くブランクがあったが近戦ではパンチでのKOで2連勝中と見事にアジャストしており、岩﨑とは噛み合うスタイルになるだろう。
伝統ある北斗旗で3度の優勝を成し遂げ、第6回世界空道選手権優勝など輝かしい戦績を持つ“空道”の岩﨑か?“韓国キック”のジャンか? 日韓打撃対決に注目だ。
ジャン・ボム・ソク「Team HAN CLUBから来ましたジャン・ボムソクです。日本の選手がすごく上手だと聞きました。できるだけカッコよく熱い試合をお見せします。ありがとうございます」
岩﨑「前回、失敗してしまって、今回再起戦として勝てるように頑張りますので、皆さん見てください。よろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴りの岩﨑に、ジャン・ボム・ソクが右で差して押し込むが四つから右で差してテイクダウンは岩﨑! ハーフで右で差してレッグドラッグの形になった岩﨑。
左で細かいパウンドでジャン・ボム・ソクの足の戻しにハーフで抑えて、ジャン・ボム・ソクの亀からのスクランブルにバックに。中腰で前に落とそうとするジャン・ボム・ソクに、バックから腕を手繰りつつ細かい鉄槌の岩﨑。ジャン・ボム・ソクが上になりかけて鉄槌でホーン。
2R、右ハイの岩﨑にジャン・ボム・ソクを足を掴んで足関節も、応じる岩﨑がトップに。座りから立とうとするジャン・ボム・ソクを上からパウンドで両足を差し込み、強いパウンド! ジャン・ボム・ソクの身体を伸ばしてリアネイキドチョーク狙い。フェイスクランク気味に顔を横に向かせてリアネイキドチョークでタップを奪った。
試合後、岩崎は「前回、申し訳ございませんでした。そのあと、坂本さんにも謝罪したときに『格闘技での失敗は格闘技でしか取り返せない』と言われました。まだコンテンダーで負けて一回勝っただけなので、12月に興行があれば、Naughty Houseの中野剛貴とともども試合を組んでもらって各々勝って、発言権を得たいと思います」と語った。















