ムエタイ
レポート

【ONE】ヘメッツバーガーがブンタンを破りONEストロー級ムエタイ世界王者に、シャドウがクヤテをバックブローTKO、アブドゥラエフがTKO勝ちでMMA13戦無敗に、タイ・ルオトロがエイドリアン・リーに一本勝ち、無敗対決は陽勇が見事なTKO勝ち

2025/09/06 10:09

▼第3試合 ONEフライ級ムエタイ 3分3R
〇ジョハン・ガザリ(マレーシア/米国/Rentap Muaythai Gym)
[1R 2分10秒 TKO] ※レフェリーストップ
×ザカリア・ジャマリ(モロッコ/Superlek Gym)




 18歳のガザリは家族全員がムエタイ選手。ONEには2023年2月の『ONE Friday Fights 6』から参戦すると、タイ、ロシア、メキシコのファイターに5連勝。2024年6月の『ONE 167』で本戦初出場を果たしたが、ニューイェン・トラン・デュイ・ニャットに判定負け。9月の『ONE 168』ではホスエ・クルスを初回KO。2025年1月にはジョハン・エストゥピニャン、6月にはディエゴ・パエスに連敗し、ONEでの戦績を6勝(5KO)3敗とした。


 ジャマリは2024年3月の『ONE 166』でアリ・サルドエフにKO負けも、5月の『ONE Fight Night 22』ではトンプーンに判定勝ち。8月の『ONE Fight Night 25』では体重超過したうえにアリーフに初回KO負け、10月にジョハン・エストゥピニャンに2RでKO負け、2025年3月は陽勇に1RでKO負けと3連続KO負けを喫している。元プロボクサー。


 ガザリのセコンドには、11月の日本大会で野杁正明と対戦するスーパーボンが就く。


 1R、ジャマリの右カーフからスタート。ガザリは前に出て右カーフと左ミドル。ガザリが伸びるワンツーから右ヒジ。ロープを背負ったジャマリは打ち合いに応じるが、ガザリのスピードのある連打がヒット。左右のボディを叩き、パンチからヒジと連打する。圧倒的な手数、長い距離と短い距離の攻撃の使い分け、上下の打ち分け、そしてスピードと圧倒するガザリ。


 コーナーへ追い詰めての連打で、防戦一方となるジャマリ。左ボディで完全に動きが止まった。最後はガザリが右フックからの右ヒジをヒットさせ、もんどりうって倒れるジャマリ。ガザリは涼しい顔で自軍コーナーへ戻った。ウォークオフKO(※KO後に歩き去る)でガザリの勝利となった。

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