▼第7試合 フェザー級ムエタイ 3分3R
×バムパラ・クヤテ(フランス/Team Mehdi Zatout)
[2R 1分20秒 TKO]※レフェリーストップ
〇シャドウ・シンハマウイン(タイ/Singha Mawynn)


元WMCムエタイ世界王者の肩書を持つクヤテは現在2連続KO中。2024年7月の『ONE Fight Night 23』で激しい打撃戦の末、米国強豪ルーク・リッシを3RでKO撃破。続く今年1月の『ONE 170』で、現在ランキング5位で過去にタイトル挑戦の経験を持つジョー・ナタウットを1Rでフィニッシュし、大きなインパクトを残した。戦績は36勝2敗。

シャドウは元ラジャダムナンスタジアム王者。ONE Friday Fightsで5勝1敗の好成績を収め、ONE世界タイトル挑戦の経験を持つジミー・ビエノ、シッティチャイらを撃破。今年3月の『ONE Friday Fights 100』でハッサン・バーダニラッドを2R KOで倒し、5連勝を飾ると遂にONEの本戦契約を獲得した。直近では、7月の『ONE Fight Night 33』でモハメド・ユーネス・ラバと対戦したが、偶発的なアイポークによりユーネス・ラバが続行不可能。ノーコンテストとなっていた。

この勝者は、現フェザー級ムエタイ世界王者のタワンチャイ・PK・センチャイへの挑戦権を獲得する可能性が高い。

1R、シャドウは前蹴りで先制し、右ロー。クヤテは右カーフを2発返すが、シャドウもすかさず右ローを返す。クヤテは右カーフを2発蹴る。蹴り足をキャッチして軸足を蹴りコカすクヤテ。シャドウは右ローを奥足に蹴り、クヤテはそこへワンツーを狙う。シャドウの左右フックは空振り。

2R、シャドウの右ミドルをキャッチして右ストレートを放つサウスポーのクヤテ。その後もスイッチを繰り返す。シャドウは右ミドルと右ロー。右ハイを空振りすると、左フックを打とうと前に出てきたクヤテへそのまま回転してのバックハンドブローをヒットさせ、右フックの追撃でダウンを奪う。

リング上には母親も上がり、「(バックハンドブローは)自然に出ました。蹴りの流れで手が出たんです。母が僕のモチベーションなんです。子供のころ、母と一緒に野菜を売っていました。ベストを尽くしてベルトを狙います」と勝利者インタビューに答えると5万ドルのボーナスが贈られた。



