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【GLADIATOR CS】松嶋こよみがプレブドルジを左ヒザKO! ジェヒョクが石田拓穂にTKO勝ちで準決勝で松嶋と対戦。竹内稔のアナコンダ凌いだ上久保周哉がPROGRESSフェザー級新王者に、南友之輔がテムーレンに逆転のTKO勝ちで竹中大地に挑戦表明

2024/07/12 19:07
 2024年7月12日(金)『GLADIATOR CHALLENGER SERIES02 : Matsushima vs Sodnomdorj』(ザ・ワンTV配信)が、前回大会に続き、無観客&配信にて開催された。 GLADIATOR CHALLENGER SERIES02 : Matsushima vs Sodnomdorj 速報 ▼第4試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R ※66.25kg,+1ポンド許容あり)〇松嶋こよみ(日本)66.05kg[2R 2分47秒 TKO] ※左ヒザ×ソドノムドルジ・プレブドルジ(マザーライ・ファイトセンター&シレンベーリ・ファイトセンター/モンゴル)66.15kg※松嶋が準決勝進出  GLADIATORフェザー級チャンピオンの河名マストが『ROAD TO UFC』参戦中で、UFCとの契約を目指し戦う期間、活性化してきたGLADIATORフェザー級戦線の停滞を避けるために行われる「挑戦者決定トーナメント」は8人制で行われ、トーナメント準々決勝4試合のうち、2試合が7月7日『GLADIATOR027』で組まれ、残り2試合が7月12日の『GLADIATOR CHALLENGER SERIES02』で行われる。  前日計量では、「GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝」に臨む、松嶋こよみ(ガイオジム)とソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)、パン・ジェヒョク(韓国)と石田拓穂(総合格闘技道場reliable)の4選手が計量をパスした。  なお、7月7日の『GLADIATOR 027』大阪大会でも行われた「GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝」2試合では、チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)と、ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)が準決勝に進出している。  国内フェザー級トップの実力者“ナチュラルボーンMMAファイター”の異名を取る松嶋は、ONE Championshipで世界王座挑戦経験があり、『ROAD TO UFC』にも参戦。不可解な判定で準決勝敗退後、2023年7月の『DEEP 114 IMPACT』で欠場した元UFCファイターのガブリエル・シルバの代替選手の劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。  2024年の1月の前戦『TOP BRIGHTS』では、カルシャガ・ダウトベックにTKO負け(※その後、ダウトベックはRIZINで関鉄矢に1R KO勝ち)を喫し、真剣に進退を考える状態にあったが、GLADIATORがLFAとの提携を進めることで、LFA経由でUFCを目指す最後のチャレンジに挑むこととなった。  松嶋はソドノムドルジ戦の決定に、「前回の負けを経験し、自分の格闘技を見直すことができました。新しい場所でのチャレンジになりますが、チャンスをくれたGLADIATORのケージで最大限のパフォーマンスを見せて勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」と主催者を通じてコメント。  対戦相手のモンゴルのソドノムドルジ・プレブドルは、前GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの同門でキャリア5勝2敗のファイター。柔道ベースながら強打に定評がある。  MMA5勝(2SUB)2敗で、プロデビューから3連勝後、2022年11月の『Road to ONE』で現LAFファイターのダヴァジャム・バトスレンにキムラで2R 一本負け。ツバヤー・ハレルバーターに2R TKO負けで2連敗。しかし、2023年4月と6月に中国人ファイターに2連勝中だ。  GLADIATOR初参戦のプレブドルジは、「フェザー級王座決定トーナメントに参戦することになり、驚くとともに嬉しくてたまりません。オファーをしてくれたGLADIATORには大変感謝しています。このチャンスを絶対にモノにするつもりです。相手の松嶋選手は経験豊富で強い選手ですが、試合では若い選手の勢いを見せつけるつもりです」とのコメントを寄せている。  1月にカザフスタンのダウトベックに屈した松嶋が、モンゴルの怖いモノ知らずの“フィジカル・モンスター”を下して、LFA参戦→UFC入りの茨の道を切り拓くか。  1R、カーフの松嶋、右オーバーハンドを打つブレブドルジに松嶋は左ミドル。その蹴りに右を突くブレブドルジ。左ミドルの松嶋。左回りのブレブドルジは松嶋の蹴りに合わせて左右連打から右、左を当てると、松嶋はいったん頭を下げながらも凌ぐ。  三日月蹴りで圧力をかけて左ヒザの松嶋はブレブドルジの組みを後方に回すが、ケージウォークでひっくり返らず。スタンドに。右前手のストレートは松嶋! そのまま右で差して押し込み左ヒザ。ブレブドルジは右肩パンチで離れる。右カーフの打ち合い。ダブルはブレブドルジ。左ミドルハイの松嶋。左に回るブレブドルジ、ゴング。  2R、グローブタッチ。右前手を上下に伸ばす松嶋。左の蹴りにはブレブドルジが連打で詰める。右カーフの松嶋。左の二段蹴りも。左ジャブのブレブドルジ。左ヒザを打つがそこに右を当てるブレブドルジ。オーソに変えてサウスポー構えに戻す松嶋。  喧嘩四つで前手争いから左の蹴りは松嶋。そこに右を狙うブレブドルジ。左前蹴りから右ストレートを当てる松嶋は、さらに左ストレート! 左を返しに行くブレブドルジに、松嶋は狙いすました左ヒザ! ブレブドルジは一瞬、時間を置いてから身体をくの字にさせて、ダウン。そこに松嶋は空手の残心を決めた。 (C)GLADIATOR  試合後、松嶋は「ブンブン振ってきてビビッたけど勝てて良かった。予想通り頑丈な選手でしたが、ちゃんと時間を使えばいけるだろうと思っていました。(準決勝の相手のジェヒョクの)試合は見てないので、また見直しておきます。またいちから強い部分を作り直して頑張るのでまた応援よろしくお願いします」と語った。また、練習仲間でこの試合の解説の中村倫也は「ここから優勝してもらってUFCで一緒に戦いたい」とエールを送った。 (C)GLADIATOR [nextpage] ▼第3試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R ※66.25kg,+1ポンド許容あり〇パン・ジェヒョク(KTT/韓国)66.25kg[1R 3分47秒 TKO]×石田拓穂(総合格闘技道場reliable)66.15kg※ジェヒョクが準決勝進出。  パン・ジェヒョクは、2023年に実施された「GLADIATORフェザー級王座決定4人トーナメント」に出場し、準決勝で河名マストを破り、決勝ではダギースレンの計量失敗による不戦勝で王座に認定された。しかし、2024年2月の『Challenger Series01』で河名の挑戦を受けて判定負けで初防衛に失敗。今回のトーナメント準々決勝が再起戦となる。  一方、石田拓穂は、GLADIATORと修斗で4連勝後、フェザー級転向初戦となった2024年3月のチハヤフル・ズッキーニョス戦で、1R KO負けを喫したものの、その直前までハイキックからパンチのラッシュで攻め込んでおり、ライト級時代の実績と合わせて挑戦者決定トーナメントに選出された。  昨年来、パン・ジェヒョクのテイクダウン防御の強さと、空間の支配力をベースとしたMMA IQの高いファイトはお馴染みとなっている。  再びトーナメント出場を決めたパン・ジェヒョクは、主催者を通じて「前GLADIATORフェザー級championのバン・ジェヒョクです。河名マスト選手とのタイトル戦では少し怪我があり、満足な準備が出来ず、1Rのチャンスを逃した後は疲弊し、防衛する事が出来ませんでした。初防衛に失敗しましたが、再びベルトを狙えるトーナメントに出場でき、GLADIATORの方々に感謝しております。自分の第一の目標は一日も早くフェザー級ベルトを奪還する事です。万全に備えて前チャンピオンらしい勝ち方をして、準決勝に進みたいと思います。頑張ります!」とコメント。  対する石田は、「今回トーナメントに選んで頂きありがとうございます。しかも一回戦から前回王者とやらせて貰えるなんて、僕からしたら美味しいことだらけです! まずは先のことは考えず今回の試合、腹を括って挑みます! バッチリ盛り上がる試合するのでよろしくお願いします!」と決意を語っている。  石田は、柔道流の投げを得意としており、腰の柔らかさでダブルレッグやシングルレッグを切ってきたパン・ジェヒョクを腰に乗せて投げて押さえる可能性は十分にある。  その組みの展開から押さえ込みを有効活用することで、石田の打撃が活きて番狂わせを起こす可能性のある、要注目の準々決勝になることが期待される。  前日計量では、「GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝」に臨む、松嶋こよみ(ガイオジム)とソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)、パン・ジェヒョク(韓国)と石田拓穂(総合格闘技道場reliable)の4選手が計量をパスした。  なお、7月7日の『GLADIATOR 027』大阪大会でも行われた「GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝」2試合では、チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)と、ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)が準決勝に進出している。  1R、ともにオーソドックス構え。右ミドルのジェヒョクに石田も右の蹴り。右カーフのジェヒョク。高いガードの石田に上下にパンチを突く。左ジャブを当てるジェヒョク。石田の右ローに、右ストレートを合わせて尻餅をつかせるとすぐに立つ石田は組んでボディロックで回すが、倒れないジェヒョク。  右オーバーハンドの石田。右カーフのジェヒョク。さらに右カーフ、左ジャブ。石田の右の詰めからの左をかわしながら、右フックはジェヒョク!倒れた石田にパウンド連打し、3分47秒、TKO勝ちを決めた。  試合後、ジェヒョクは「勝って石田選手の涙を見て気持ちも分かるので苦い勝利になりました。(河名マスト戦は)怪我をしていたので、今回は疲れないスタミナを作ってきました。今後は重さを考えた試合、一本勝ちできるように頑張ります。愛する妻にチョコを買いたいと思います。次は松嶋こよみさんとやれたら嬉しいです。こよみさん絶対に勝ってください」と語ると、ケージを降りて、ROAD TO UFC参戦中の河名マストとがっちり握手をかわした。 [nextpage] ▼第2試合 PROGRESSフェザー級(65.8kg)選手権試合 5分3R〇上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)挑戦者 65.25kg[判定6-1]×竹内 稔(カルペディエム)王者 65.6kg※上久保が新王者に  スクランブル&エスケープが評価されたMMAファイターと柔術家、両スタイリストが同じ土俵で技術をぶつけ合うグラップリングの選手権試合が決定した。  チャンピオンの竹内稔は、昨年のADCCアジア&オセアニア予選の66キロ級で準優勝と日本人トップの結果を残すと、2月の『CHALLENGER SERIES』第1回大会で、GLADIATORバンタム級チャンピオンの竹本啓哉を2分弱で必殺のアナコンダチョークで下し、初代PROGRESSフェザー級チャンピオンの座に就いている。  対する挑戦者の上久保は、日本のMMA界にあってグラップリング能力は右に出る者がいないとファイター間でも評価の高いグラップラー。  MMAでは2018年7月からONEに参戦し、スノト、モハメド・アイマン、キム・デファン、ブルーノ・プッチ、ミチェル・チャマール、トロイ・ウォーゼンに勝利し、サークルケージで6連勝。  松嶋こよみと同様にUFCを目指し、2023年の『ROAD TO UFC』に参戦。5月の1回戦で中国のバーエゴン・ジェライスにスプリット判定勝ちでMMA13勝1敗分けとしたが、続く8月の準決勝で野瀬翔平にスプリット判定勝ちしているシャオ・ロンに判定2-0の惜敗。12月の『GLADIATOR 024』で負傷欠場したシン・ジェヨンの代役ペ・ジョンウに1R リアネイキドチョークで一本勝ち、再起を遂げていた。  上久保は本来、2月の『CHALLENGER SERIES』で元UFCファイターと対戦予定だったが、正式発表を前に負傷で欠場となっていたという。  元UFCファイターに勝利し『ROAD TO UFC』再出場を目指した上久保だが、2月大会負の傷で試合はおろか練習からも距離を置く必要が生じ、グラップリングで実戦を経験するという選択をした。  フォークスタイルグラップリング・ルールでの王座に挑戦する上久保は、主催者を通じて、「今回、PROGRESSフォースタイルグラップリングマッチに出場します。竹内さんは今まで試合してきた選手の中でも指折りの攻撃力を持った選手だと思います。ただ、僕はどうしても勝ちたい。ケージの中でアナコンダを喰い、選手として殻を破れるよう力を出し切ります」とコメント。  対する竹内は、あらゆるシチエ―ションを想定して、アナコンダへのエントリーができる日本最高レベルのフィニッシャー。 「初の防衛戦の相手が“永久寝技地獄”の上久保選手ということで非常にタフな試合になると想定されますが、前回の試合と同じように一本勝ちで終わらせたいと思います。防衛を重ねてタイトルの価値を上げていきたいです。応援よろしくお願いいたします」と意気込みを記している。  上久保の得意の展開に持ち込むためには、竹内の必殺技アナコンダチョークが待ち構えている状況に飛び込む必要がある。そんなスリリングなグラップリングが、ケージのなかで展開されるであろう「PROGRESSフェザー級選手権試合」に注目だ。  PROGRESSフェザー級選手権試合では、王者・竹内稔(カルペディエム)王者と、挑戦者・上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)が対戦する。  テイクダウン=2P、リバーサル=2P、スクランブル(立ち上がり正対)=1P、バックグラブ=2P、相手が引き込んだ場合=2P、同点の場合はレフェリー判定。  1R、立ちレスリングの両者。アナコンダチョークの使い手・竹内に上久保も簡単に頭を下げて組まず金網に押し込み、アゴ下に頭をつける上久保。シングルレッグの上久保に足を抜く竹内は、さらにシングルレッグにアナコンダチョーク!  うつ伏せで回らない上久保。がぶられたまま立ち上がり首を抜く。そこですぐに詰めて右腕をおっつけて足払いテイクダウンの上久保! 亀の竹内は上久保に両足を入れさせない。上久保のテイクダウンで2-0。  2R、先に金網に詰めてアゴ下に頭をつけて押し込む上久保。シングルレッグは抜いた竹内。上久保のさならなるシングルレッグに頭を抱えに行く竹内だが、上久保は回してテイクダウン。4-0に。  竹内の下からのアームロック狙いをかわして中腰から攻める。両ヒザを突いた上久保。下の竹内はアームドラッグからバック狙いで立ち上がり、飛んでがぶり狙い。スクランブルで1Pを獲得。詰める上久保に首投げを狙う竹内。しかし首を抜く上久保はトップからバック狙いも足は入らず。  3R、組み手争いから伸び上がり上久保の首を抱えてがぶりからバック、引き込む竹内。そこに足をかけさせず立ち上がり正対する上久保。体を入れ替えシングルレッグで倒すもすぐに立つ竹内。詰める上久保の左での差しに、右小手の竹内。  その手を外して内側から肩を入れて正対するも、すぐに詰めてシングルレッグテイクダウンは上久保! 6-1。竹内のアームロック狙いを潰してトップポジションで頭をつけて押し込みゴング。6-1で上久保が勝利、新王者となった。  試合後、上久保は「もっとやります。MMAじゃないから、自分の10%も出せてないので、また練習してきます。(アナコンダは)入りは想定より深かったけど、慌てずに対処できた。キツいところで我慢すること。テイクダウンで慌てて押さえ込みに行って100%安心できるところで急がないこと。本業はMMAなので、怪我からの復帰で今回はグラップリングでしたが、UFCで勝てる選手になりたくてトレーニングを続けています。  決して健康ではないですが、UFCで勝つために、生活ぜんぶをそこに向けられます。そこで勝つためにまたキツい練習に戻りたいと思います。今日の試合で僕がグラップリング得意と理解してもらえたと思います。グラップリングだけじゃないMMAを追求していくのでまた見てください」と語った。 [nextpage] ▼第1試合 バンタム級 5分3R ※61.65kg,+1ポンド許容あり〇南 友之輔(BRAVE GYM)61.60kg[2R 0分56秒 TKO] ※左フック×テムーレン・アルギルマー(マザーライ・ファイトセンター&シレンベーリ・ファイトセンター/モンゴル)61.35kg  伝統派空手出身のスーパールーキーと、前バンタム級王者の対戦が決定。  南友之輔は、2000年9月生まれの23歳。伝統派空手の各世代の日本代表に名を連ね、名門・近畿大学を卒業後にMMA転向を果たした。その素早い踏込みとパンチの破壊威力は“ルーキー”と呼ぶには危険すぎるストライカー。  GLADIATORで2連勝後、2024年2月のGRACHANでは、徳弘拓馬(stArt)をTKOも体重オーバーでノーコンテストに。2024年5月の前戦GLADIATOR026では、秋田良隆を1R TKOに下し、テムーレンに対戦を要求するなど、無敗でバンタム級王座獲りを宣言するBRAVE GYM所属の新鋭だ。  南の呼びかけにテムーレンもSNSで「Let’s go Baby」とすぐに呼応し、今回の対戦が決定した。 “元”とはいえ念願の王者との対戦決定に南は、「自分のポテンシャルを引き出してくれる相手と試合できるのを楽しみにしています。最高のKOを見せられるよう当日まで準備します」と意気込む。  対するテムーレンは、2023年3月に初来日を果たすと、時のバンタム級チャンピオン神田T800周一をスラムからパウンドアウト。6月大会ではタイトルをかけて神田と再戦し、スクランブル戦を制してベルトを巻いている。  GLADIATORケージにモンゴル旋風を巻き起こしたテムーレンだが、9月に竹本啓哉の足関節からのバックテイクにスプリット判定負けでベルトを明け渡し、12月には竹中大地にもリアネイキドチョークで一本負け。捲土重来を期し、再び日本の土を踏む。  テムーレンは「久々にGLADIATORで試合が出来ることになり、とても嬉しくてワクワクしている。相手の南選手は5月大会で私に対戦要求をしていたが、彼はまだ私のレベルには達していない。7月12日の対戦を楽しみにしているので、しっかり練習してきて欲しい。試合当日、彼は悪夢を見ることになるだろう」とコメントした。  負けられない元チャンピオンと、上しか見ていないスーパールーキーの激突。試合の展開は幾重にも考えられる。そんな一戦に期待大だ。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかける南。テムーレンは大きな左で飛び込む。左の突きは南、しかしテムーレンはワンツーから右フックでダウンを奪うと、首相撲ヒザさらに左オーバーハンド!  腰を落とした南は右を返すが、小さなケージを追うテムーレン。回る南は体勢を立て直すが、右頬から出血。テムーレンはサウスポー構えも見せ、ダブルレッグからボディロックテイクダウン! 金網使い立つ南はテムーレンはの左後ろ廻し蹴りをかわす。右カーフを当てるテムーレンにカーフを返す南。サウスポー構えになるテムーレンは左オーバーハンドで飛び込む。  2R、右カーフから入る南。テムーレンの左ローの入りにカウンターの右を当てると、返しのシャープな左フックでダウンを奪うと、鉄槌連打! 逆転勝ちを決めた。  試合後、南は「最初大振りに面食らってしまって、足を使えなかったですが、倒せて良かったです。7月7日のバンタム級タイトルマッチで竹中大地選手が新王者になったので(竹本と)どちらでもよかったんですけどタイトルマッチが出来ればと。最初は“空手家のすごいやつが来たぞ”という勝ち方でしたが、最近はスカッとする勝ち方でできてなかったんで、窮地に立たされて倒せる、空手家の根性を見せられたと思います」と語った。
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