▼バンタム級 5分3R
〇スティーブ・エルセグ(豪州)13勝4敗(UFC4勝3敗)
[判定3-0] ※29-28×3
×オデー・ オズボーン(米国)13勝9敗(UFC5勝7敗)
フライ級10位のスティーブ・エルセグが出場。当初の対戦相手のパク・ヒャンソンが、平良達郎と急遽対戦したため、ランク外のオデー・オズボーンとバンタム級で対戦する。
MMA11連勝から、王者アレシャンドレ・ パントージャ、カイ・カラフランス、ブランドン・モレノとトップ戦線を相手に3連敗。気づきを得た“アストロボーイ”は、パクとは構えも体躯も異なるオズボーンといかに戦うか。

1R、サウスポー構えのオズボーンが中央に立ち、左右ロー。オーソでケージ背にしたエルセグ。オズボーンの左がかすめる。右ストレートを首もとに突くエルセグ。オズボーンは右関節蹴り。ワンツーで入るエルセグにオズボーンの左がとらえる。
右関節蹴りを放つオズボーン。エルセグはシングルレッグ狙いから組むが、突き放すエルセグ。左フックも、その打ち終わりに右を当てたオズボーン! 崩れたエルセグはシングルレッグもそこにパウンドのオズボーン。組むエルセグを押し倒すが、そこでバックに。
ここで落ち着きを取り戻すことができたエルセグは正対して立ち上がり、さらに崩してバックへ。オズボーンが正対し立ち上がったところでホーン。オズボーンのラウンドに。

2R、左ミドルから入るオズボーン。さらに右関節蹴り。エルセグは左ジャブで入るが、そこに左ストレートが長いオズボーン。シングルレッグで掴んだエルセグだが、ケージ背に凌ぐオズボーン。四つでヒザ蹴りのエルセグ。両差しのオズボーンが体を入れ替え、左ヒザ。再び体を入れ替えたエルセグに離れるオズボーン。
ワンツーの右がかすめたエルセグ。オズボーンは左インロー。エルセグは右ハイをかすめた。左ハイを見せたオズボーン。かわすエルセグに、オズボーンは左前蹴り。エルセグはシングルレッグも右で小手で上げるオズボーン。背中につかせずに離れる。
右の飛び込みを当てるエルセグはニータップも切るオズボーン。オズボーンの入りに右をかぶせるエルセグ。拮抗したラウンドもオズボーンが獲ったか。
#UFCVegas109 Official Result: Steve Erceg (29-28, 29-28, 29-28) defeats Ode’ Osbourne by Unanimous Decision pic.twitter.com/QfCErJ7oFl
— UFC News (@UFCNews) August 10, 2025
3R、関節蹴りのオズボーンに蹴り足を取りに行くエルセグ。右前蹴りを腹に。エルセグは右を振って圧力をかけてダブルレッグテイクダウン! オズボーンの立ち際にエルセグはバック狙い。背中を着いたオズボーンを右枕でハーフからパス、ボディトライアングルからシングルハンドでリアネイキドチョークへ。凌いだオズボーンは足を解いて立ち上がりへ。ここもがぶったエルセグがトップに。再度バックからリアネイキドチョーク狙いも背中をついて防いだオズボーン。エルセグがマウントから2発パウンドもホーン。
オデー・オズボーンとのフルラウンドに渡る激闘を経て、スティーブ・エルセグがユナニマス判定で勝ち星ゲット✨️
— UFC Japan (@ufc_jp) August 10, 2025
勝利街道復帰👏
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判定は3-0(29-28×3)でエルセグが勝利。「1Rは落としたけど2、3Rは獲っていたと思っていた」と語ると、1Rのピンチについて「右を打たれたときよりシングルレッグで打たれた時の方が痛かったと思う。頭の中は自分に向けて“お前は本当にタフだな、みんなが倒れるような状況でも”って考えてた。自分のタフさを示したかったんだ」と振り返り、「レスリングがゲームプランだった?」と問われ、「100パーセントそうだ。彼は非常に爆発的で、彼を少し疲弊させれば、スピードを奪うだけで済むと思ったが、正直言って簡単だと思っていた」とグラップリング勝負はプラン通りと語った。



