シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】笠原弘希が大流血でレフェリーストップ、イモト歓喜の初防衛に成功!山田彪太朗が投げて倒して大差の判定勝ち、山田虎矢太はタフな相手を倒し切れずも完勝、安本晴翔が大熱闘でペットフアヒンに勝利、都木航佑が大苦戦の末に延長2Rでチーム吉鷹・荒尾祐太を振り切る、風間大輝が延長戦執念の投げで高橋幸光に勝利、RISEの長谷川海翔が片山魁との接戦制す、坂本梨香がユリカを投げて破る

2025/08/09 17:08

▼第4試合 52.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
×片山 魁(TEAM FOREST/SB日本フライ級1位)
判定1-2 ※28-30、30-29、29-30
〇長谷川海翔(誠剛館/第4代DEEP☆KICK-53kg王者/RISEスーパーフライ級2位)


 片山はジュニア時代から様々な団体、競技で優勝を重ねてきた“天才”。昨年10月にプロデビューし、前戦となった6月大会ではコウシ・ノーナクシンとの激闘を制して5戦5勝(1KO)の無敗をキープする。


 対する長谷川は軽量級離れした強打を武器に14勝(12KO)2敗1無効試合とKO率が高く、花岡竜、政所仁といったRISEトップクラスとの対戦経験も豊富。佐藤執斗が日本王座を保持するバンタム級の今後の行方を占う一戦となり、ここからSBのバンタム級戦線がさらに盛り上がりを見せるか。


 1R、サウスポー同士。片山はサイドキックと右インローと左ロー、長谷川は前へ出ていき右ローと左右フック。片山は打ち合いになるとフックを引っかけるようして腕を巻いて投げを狙う。首相撲になると長谷川も投げを仕掛ける意外な展開。片山が飛びヒザ蹴り。長谷川はジャブを突いて前へ出ていき、片山は左ストレートで迎え撃つ。


 2R、片山が前蹴りから左ストレート、さらに左フックと左ハイ。一発目をかわす長谷川だが、そこへ二発目を当てられる長谷川。前へ出る長谷川に片山はステップを使って左へ回り込む。長谷川が左ハイ。


 長谷川が一歩入るところを狙って左を打ち込む片山。圧をかける長谷川だが片山に先手を取られる。長谷川は片山の首を抱え込むとスタンディングフロントチョークに捉えるが、これは片山が足を引っかけて阻止した。


 3Rもステップを踏んで動き回る片山は素早く回り込んでジャブと左フックを打つ。長谷川は追い詰めて左を打つが、片山はかわして首投げ。動いて入り際を狙う片山は、長谷川が前へ出ると素早く回り込む。


 長谷川が左ローからの左フック、左フックからの左ボディ。長谷川が左右フック。バックハンドブローも繰り出す長谷川に片山も細かくパンチを返し、首投げも仕掛ける。ラスト10秒は打ち合いになり、片山が飛びヒザを仕掛けて終了。


 判定2-1のスプリットで長谷川が勝利をつかんだ。

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