▼第9試合 58.5kg契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
〇山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
×ペップンソン・フォームドジム(タイ/Formed GYM/KOSスーパーフェザー級王者)
山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にプロデビュー後13連勝を飾っていたが、2024年3月にプロキャリア初の敗北を喫した。適正階級であるフェザー級に階級を上げ、10月には上位ランカーの内藤凌太を撃破。12月にはONEからの刺客シッティチャイを1RTKOで葬り3連勝を飾っていたが、2025年2月に川上叶に2度のダウンを奪われる完敗。しかし、6月の魁斗戦では初回TKO勝ちで復活。戦績は17勝(12KO)2敗。
ペップンソンは北九州・門司にあるフォードジムの選手兼トレーナーで、タイではルンピニースタジアムのタイトルマッチの経験あり。元プロムエタイ協会認定バンタム級1位で、CPガイトーンガンラーントーナメントバンタム級優勝などの経歴を持つ。2024年7月に日本で初試合を行い、オープンフィンガーグローブマッチでKOSフェザー級王者の大雅と対戦し、判定勝ちしている。2024年9月にはKNOCK OUTで久井大夢と対戦し、判定負け。福岡のキックボクシング団体「KOS」のスーパーフェザー級王座を獲得しており、日本での戦い方も熟知していると言えよう。戦績は42勝12敗。

1R、山田のジャブに右クロスを合わせるペップンソンだが、山田は動きを止めず左フックからの右ボディ。左ボディ、右フック、さらに左ボディと山田は左ボディを次々とヒットさせていく。

ペップンソンの左フックには左右ボディをリターン。山田の右ストレート、後ろ蹴る、さらに左右ボディ連打からの左ボディ連打。ペップンソンは左ミドル、右ローを返すが、左ボディを狙い撃ちにされる。

2R、どんどん詰めていく山田がコーナーに追い詰め、投げを見舞おうとするがペップンソンは防ぐ。左ミドルを蹴るペップンソンに山田は右ストレート。このラウンドはよく足を使って動くペップンソンだが、山田が豪快に足払いでコカす。山田の左ボディに右フックを合わせに来るペップンソン。山田は後ろ蹴りを放つ。OPスコアは10-9×2で山田、1名は10-10。

3R、コーナーへ詰めた山田が左右のストレートをさく裂させるが、ペップンソンはタフだ。左右フックからの右カーフにも両手を広げて“効いてないよ”のポーズ。山田の左ボディ3連打にも右ミドルとジャブを返す。左右ボディ4連打の山田は右フックもヒットさせる。

山田のフックをかわしたペップンソンの首を抱えた山田はフロントチョークを狙うが、ペップンソンが倒れて極まらず。追い詰めて左右ボディを連打する山田だが、ペップンソンはステップを使って離れていき、試合終了。




