シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】笠原弘希が大流血でレフェリーストップ、イモト歓喜の初防衛に成功!山田彪太朗が投げて倒して大差の判定勝ち、山田虎矢太はタフな相手を倒し切れずも完勝、安本晴翔が大熱闘でペットフアヒンに勝利、都木航佑が大苦戦の末に延長2Rでチーム吉鷹・荒尾祐太を振り切る、風間大輝が延長戦執念の投げで高橋幸光に勝利、RISEの長谷川海翔が片山魁との接戦制す、坂本梨香がユリカを投げて破る

2025/08/09 17:08

▼第8試合 58.0kg契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
〇安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
判定3-0 ※29-26、29-28、29-27
×ペットフアヒン・ジットムアンノン(タイ)


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を次々と獲得。2022年7月からはRISEに参戦し、2024年10月に門口佳佑を判定で破り第6代RISEフェザー級王座に就いた。2025年6月には國枝悠太をKOして初防衛に成功。戦績は34勝(16KO)4敗2分1無効試合。 


 ペットフアヒンはロッタンが所属しているジットムアンノンジム期待の選手だという。ONEを主戦場にしている25歳でONE戦績は2勝1敗。唯一の黒星は2023年10月にONEで7戦全勝のアスラムジョン・オルチコフに喫したものだ。


 1R、サウスポーの安本は左ミドル、左ハイ、左の三日月と右カーフ。ペットフアヒンは強烈な左フックを打つ。ワンツーを打ち込む安本。ペットフアヒンは組み付くとボディロックから持ち上げて安本を投げ倒し、シュートポイント(1点)を奪う。安本もお返しとばかりに首投げにいったがこれは不十分。安本が左ミドルから左ハイ、左三日月、さらに右ストレート。オーソドックスになった安本がジャブから右ストレート。


 2R、前に出るペットフアヒンが左フックから襲い掛かり、首相撲にもちこんでのヒザ。安本は下がりながらジャブ、ヒザ蹴り。どんどん前へ出るペットフアヒンは左フック。安本は押されてロープに詰まる。ペットフアヒンは“来い”と手招き。


 安本は怒りの右ストレートを叩き込む。さらに左ボディ。ペットフアヒンは左フック、右ミドル。ペットフアヒンの左ミドルに安本が左ボディを合わせ、これでペットフアヒンが失速。安本が左フック、左ボディを決める。オープンスコアは10-9×2で安本、1名は10-10。


 3R、ペットフアヒンが左フックを振りながら前へ出ていき、組んでのヒザに持ち込む。ガンガン出てくるペットフアヒンを安本はジャブ、右ストレートで迎え撃つ。安本が左の三日月連発から右フック、左ボディ、三日月、左ボディ、左フック、三日月、左ボディと徹底したボディ攻め。それでもペットフアヒンは前へ出て攻める。


 そこへ安本が右フックをヒットさせ、ペットフアヒンがフラつく。下がるペットフアヒンはロープを背負って打ち合いに応じるが、安本の右フック、右ストレートをもらって棒立ちに。ダウン寸前のペットフアヒンへ安本がラッシュをかけ、右フックでついにダウンを奪う。最後は安本が胴廻し回転蹴りで場内を沸かせ、試合終了。


 判定3-0で安本が場内大熱狂の激闘を制した。


 安本はマイクを持つと「やっとSBルール初勝利出来ました。やっぱり難しいですね、SB。全然上手くできなくて。最初は手こずっちゃったんですが最終的に勝ててよかったです」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント