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【RIZIN】ライト王者・サトシに堀江圭功が挑戦、矢地祐介が日拳出身・芳賀ビラル海と対戦。ヘビー級で金田一孝介vs.セネガル相撲バンビロールも=9月28日『RIZIN.51』名古屋大会追加8カード発表

2025/08/01 13:08

追加決定選手プロフィール

▼RIZINライト級タイトルマッチ(71.0kg)5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
堀江圭功(ALLIANCE)

◆ホベルト・サトシ・ソウザ
Roberto Satoshi Souza
1989年9月19日、ブラジル サンパウロ出身
身長:180cm、リーチ:185cm(73inc)、体重:71.0kg
ボンサイ柔術所属

2006、09、10年とブラジリアン柔術世界選手権を制し、圧倒的かつ芸術的な極めの強さを誇る柔術界の至宝。13年10月、REAL Fight ChampionshipでプロMMAデビュー。5連勝で同団体スーパーライト級王座戴冠。19年4月よりRIZIN参戦。2連続TKO勝利後の10月、ライト級GP1回戦でジョニー・ケース相手に初黒星。再び2連勝を経て21年6月、GP覇者トフィック・ムサエフに1R一本勝利でRIZINライト級初代王者に輝く。22年大晦日、AJ・マッキーに判定負け。23年7月、開催4日前の緊急発表でBellatorライト級GPに出場したがパトリッキー・ピットブルにTKO負けで初戦敗退。再起戦の24年3月、中村K太郎を相手に右ハイからの猛攻で1R TKO勝利、9月には約2年5ヶ月ぶりの防衛戦でルイス・グスタボを1R僅か21秒TKO勝利して会場を驚嘆させ、打撃を不安視する声を払拭。大晦日、階級を上げて挑戦してきたフェザー級前王者ケラモフから1R得意の三角絞めでタップを奪った。ベルトの移動が激しいRIZIN戦線のなかでただ一人、4度目の防衛を果たすという無双状態となり「海外の強豪と戦いたい」という意志を表明。25年5月、MMAデビュー当時以来となる韓国で、日韓二冠王者のキ・ウォンビンとのノンタイトル戦に臨み、1R僅か50秒リアネイキドチョークで失神TKO勝利を収め日韓対抗戦を日本選手の勝ち越しに導いた。絶対王者として勢いに乗るストライカー堀江をマットに沈め5度目の防衛を果たすつもりだ。

◆堀江圭功
Yoshinori Horie
1995年5月10日、長崎県出身
身長:172cm、リーチ:178cm(70inc)、体重:71.0kg
ALLIANCE所属

小学生の時に剛柔流空手を始める。高校時代は部活動で極真空手を学び、卒業後に上京。16年10月、PANCRASEでプロデビュー。17年ネオブラッド・トーナメントで3試合連続KO勝利により優勝、MVP獲得。2連続KO勝利後の19年7月、緊急参戦でUFCデビュー。ハキーム・ダオドゥからダウンを奪うも3RKO負けを喫した。20年2月のPANCRASEで内村洋次郎を判定で下し再起を果たすと、9月にはフェザー級王座次期挑戦者決定戦で中島太一に判定1-2の僅差で敗れた。 21年3月、初参戦のRIZINで関鉄矢に右ストレートをヒットさせTKO勝利。その後9月の佐々木憂流迦に判定勝利、11月には中田大貴との激闘を制し怒涛のRIZIN3連勝。怪我での長期戦線離脱から1年半ぶりの復帰戦となった23年4月、ケラモフにスタンドからのリアネイキッドチョークを極められ連勝がストップ。ライト級転向初戦となった9月、スパイク・カーライルに判定勝利。24年2月には地元九州(佐賀)でのメインイベントでルイス・グスタボと骨折をしながらの大激闘を演じ、判定負けの結果に終わったが打撃の真っ向勝負が高く評価された。その後、負傷での離脱から1年4ヶ月を経た25年6月、西川大和と対戦。1R早々にテイクダウンし、強烈なヒジでパウンドアウトし復帰戦をTKO勝利で飾った。私生活の破天荒ぶりも注目される九州男児が、敬虔なクリスチャンで4児の父である絶対王者のサトシを豪快にKOし、ベルトを奪取したい。

▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント決勝戦 5分3R(120.0kg)
マレク・サモチュク(Uniq Fight Club)
アレクサンダー・ソルダトキン(SPITFIREGYM in Berlin)

◆マレク・サモチュク
Marek Samociuk
1996年7月15日、ポーランド出身
身長:184cm、体重:120.0kg

8歳の時にPRIDEを観てヒョードルに憧れを抱く。他競技のバックボーンを持たないネイティブMMAファイターだ。20歳頃からアマチュアで戦績を積みALMMAライトヘビー級で金メダル獲得。19年、Thunderstrike Fight Leagueにて、ミドル級でプロデビュー。20年にはWotore 1 のベアナックルルール、1R無制限勝負のトーナメントで、決勝戦をTKO勝利で飾り優勝した。21年4月のEFM Showで、ヘビー級で初のフルラウンドを戦い判定勝利すると、同月KSWに緊急代打参戦。大激闘から僅か2週間後のデビュー戦で、1Rは元ボクサーのイズー・ウーゴノーの打撃に苦しむも2R逆転TKO勝利。のちの再戦では1Rで返り討ちにした。5戦目でフィリップ・スタヴォヴィに敗れたことを機にワルシャワに移住し現在の練習環境へと変えると、24年1月からは怒涛の3連勝(2KO)、25年3月にはスタヴォヴィにリベンジを達成。数々の根性溢れるファイトを重ねてきた。KSW推薦選手としてポーランド国外初の試合となった25年5月の1回戦は、体重超過のダニエル・ジェームスに冷静な試合運びで判定勝利。準決勝ではボクシング技術の高いジョゼ・アウグストを相手にカーフを効かせ崩し、判定勝利で決勝進出。多彩な足技を持ちフィニッシュ力のあるソルダトキンを相手に総合力で上回り、優勝を掴み取りたい。

◆アレクサンダー・ソルダトキン
Soldatkin Aleksandr
1993年6月10日、ドイツ・ロシア出身
身長:188cm、体重:120.0kg
SPITFIREGYM in Berlin所属

回転系の打撃を得意とし、爆発力を持ち、その体格から繰り出すサイドキックで逆コーナーまで相手を吹き飛ばすストライカー。幼少期ジャッキー・チェンやジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画が好きで、格闘技に興味を持つ。父を5歳で亡くすと、母の勧めでボクシングを始め、8歳の頃からは、徒手格闘技、グラップリング、フリースタイルレスリングなど多彩な格闘技を経験。そのなかで11歳の頃よりMMAの練習も始めた。とくに徒手格闘技では輝かしい戦績を誇り、ロシア国内王者、W杯2度優勝、世界選手権2度優勝。また、軍隊で潜水なども経験。15年8月、ロシアのTaiwaz Productionでプロデビュー。Battle PromotionやOFC等の団体で破竹の11連勝を挙げた。23年9月、UFC契約をかけ出場したDWCSでは反則の膝蹴りで失格に。その後キックボクシング戦を挟み、24年9月ジョージアのGFCで1R僅か19秒TKO勝利。プロMMA17勝中11KO、一本で2勝している戦慄のフィニッシャー。6月のGP1回戦ではヘキサゴンMMA王者アウンアラーを開始早々、怒涛の打撃で追い詰め、後半スタミナを切らすも判定勝利。準決勝では極真王者の上田を相手に鉄槌TKO勝利を収めた。この勢いで決勝も堂々のフィニッシュで優勝を果たしたい。

▼RIZINヘビー級(100.0kg)5分3R
金田一孝介(フリー)
チャートゥー・バンビロール(ROOTS GYM)

◆金田一孝介
Kosuke Kindaichi
1989年8月29日、愛知県出身
身長:178cm、体重:100.0kg
所属:フリー

「今日まで一生懸命生きてきたことがバックボーン」と語り、36年の人生で感じてきた逆境を自らの武器とする、無冠の実力者。13歳の時にPRIDEと出会い、ヒョードルが「60億分の1の男」と呼ばれ、全世界で一番強い人間を決めているその世界観に憧れを抱く。16歳の時より働きはじめて貯金をし、18歳で上京し、MMAを始めた。09年6月のプロデビュー以来、修斗を主戦場に2戦目以降全てフィニッシュ勝利で3連勝を挙げると、その後は勝ち負けを繰り返す。11年9月の勝利以降7年のブランクを経て、18年5月のLegion Japanで復帰戦に勝利すると、7月よりPANCRASEに参戦。18年11月には松岡嵩志を1R右フックで KO、20年12月に冨樫健一郎をスプリット判定で下し、PANCRASEライト級1位にまで、のぼりつめる。1年ぶりの試合となった21年12月、のちの第15代ウェルター級王者となる林源平を終始コントロールして判定勝利を収め、プロMMA7連勝めを挙げPANCRASE5戦全勝。試合後のマイクでは暫定王座戦を希望したが、そのまま競技を離れた。その後、23年2月よりBreaking Down(BD)に出場しこれまで4戦全勝。25年DEEPとの対抗戦に大将として出場し、SAINTに判定勝利を収めBD軍の勝ち越しに貢献している。プロアマ戦含め通算11連勝中、14年間無敗で迎える、地元での憧れの舞台RIZINデビュー戦でセネガル相撲の雄を倒し、定期参戦をもくろむ。

◆チャートゥー・バンビロール
Thiatou Bambilor
2004年3月14日、セネガル共和国出身
身長:193cm、体重:100.0kg
ROOTS GYM所属

友人に勧められ16歳からセネガル相撲を始め、殴りありのセネガル相撲で7戦7勝無敗を誇る。セネガル相撲王者からONE世界MMAヘビー級王者となった、“ログログ” ことオマール・ケインを友人に持つ。エドポロキングのスパーリングパートナーを務めており、それをきっかけに自身も昨年、20歳でMMAを始める。25年4月にDEEP OSAKAでプロMMAデビュー。100kg以下契約で朝太と対戦し、1R僅か39秒、グラウンド&パウンドによるTKO勝利を収める。連続参戦となった6月のDEEP OSAKAではDEEPメガトン級で土井淳と対戦。開始早々から組みに行くと、1R 1分51秒、テイクダウンから中腰でパウンドを叩き込み2戦連続 TKO勝利を挙げている。RIZINデビュー戦で元PANCRASE1位の実力を持ちMMAのキャリアで圧倒的に勝る金田一を、持ち前の身体能力はもちろん、打撃もあるセネガル相撲仕込みの腰の重さと強靭なパワーで潰し、一躍その名を上げるつもりだ。

▼RIIZNライト級(71.0kg)5分3R
矢地祐介(フリー)
芳賀ビラル海(MASTER JAPAN TOKYO)

◆矢地祐介
Yusuke Yachi
1990年5月13日、東京都出身
身長:179cm リーチ:175.5cm (69inc)体重:71.0kg
所属:フリー

中学3年より格闘技を始める。09年4月、修斗でプロデビュー。12年11月に修斗環太平洋ライト級王座、15年にはPXCフェザー級王座を戴冠。16年末、RIZINデビュー戦でマリオ・シスムンドを1R秒殺KOすると、17年大晦日には五味隆典からタップを奪う大金星を挙げる。5連勝で迎えた18年8月のメインでルイス・グスタボの右フックに倒れRIZIN初黒星。19年7月には朝倉未来との大一番で判定負けを喫し3連敗に。コロナ禍の20年8月、ホベルト・サトシ・ソウザにTKO負けを喫し、21年大晦日に2連勝の勢いで王者サトシに挑戦するも、2R一本負けでリベンジと王座獲得に失敗。22年4月、再びグスタボの強打に沈む。その後2連勝で迎えた今年2月、白川陸斗を2R終了時に絞め落とすと、5月、予てより希望していた海外挑戦を果たしBellator初参戦。元ROAD FC王者マンスール・ベルナウイに1R一本負けを喫した。再起戦となった9月では爆発力のある宇佐美正パトリックに完封勝利。10月のQUINTETで対戦を希望していた桜庭大世のMMAデビュー戦の相手を務めると、1R僅か26秒でTKO負けを喫し “お祭り男”の座を奪われる形に。今回、日本拳法ベースの芳賀に面目躍如たる派手な勝利を収め、復活を果たしたい。

◆芳賀ビラル海
Bilal Kai Haga
1996年11月22日、愛知県出身
身長:172cm、体重:71.0kg
MASTER JAPAN TOKYO所属

GRACHAN第5代ライト級チャンピオン。ガーナと日本のハーフ。日本拳法部の顧問であった担任の先生にスカウトされ15歳で日本拳法を始める。17年、全日本体重別選手権中量級準優勝、19年には総合選手権大会準優勝(現在RIZINフェザー級で活躍している木村柊也に決勝で敗れた)など優秀な成績を修める。22歳よりMMAを始める。アマチュア戦を経て22年2月、EX FIGHTでプロデビュー。その後PANCRASEで天弥らに3連敗を喫しプロデビュー以来4連敗。その後GRACHANに活躍の場を移して以降は持ち前の打撃の技術に加えて組みでの進化を遂げ、現在GRACHAN6勝無敗。24年3月に岸本篤史に判定勝ち、5月には藤村健悟に1Rアメリカーナを極めて一本勝ちを収め、さらに25年3月、事実上のライト級トップコンテンダー争いでロクク・ダリを完封。林RICE陽太の王座に挑戦すると、テイクダウンしてコントロール、パウンドを叩き込み完勝でベルトを奪取した。今回、地元で開催するRIZINでデビュー戦を飾る。ともにストライキング技術にグラウンドを融合させ勝ち星を重ねてきたベテランの矢地と対戦。団体王者の名をかけてRIZINの舞台を牽引してきたベテランに圧勝し、チャンスをものにしたい。

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