▼第6試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
○白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/初代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)=53.0kg
判定2-1 ※9-10、10-9×2
×長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)=53.0kg

白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2021年2月にはKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座も奪取。2022年3月、RIZINで吉成名高に挑むもTKOで敗れている。2023年2月にKrush初参戦で第6代Krushバンタム級王者・吉岡ビギンを判定で破った。2024年は「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」決勝に進出するも黒川瑛斗に敗れ王座戴冠ならず。2025年1月、林佑哉に判定勝ちで再起。戦績は17勝(1KO)6敗1分。

長野は2022年8月にデビューし、これまで7勝1敗。唯一の黒星は2023年5月に大夢に付けられたもの。2024年10月、安尾瑠輝との再戦に勝利して2025年1月に大夢とのKrushフライ級タイトルマッチが決まっていたが、感染症により無念の欠場。今回、階級をバンタム級に上げての再起戦を迎える。

1R、サウスポーの白幡は右へ回り込みながら左ロー、長野は右ミドルを蹴って右ストレート。右カーフ、左インローを蹴る白幡へ長野は前へ出てワンツー。蹴りを多用する白幡に、右ストレートを狙う長野という図式だ。ワンツーから飛びヒザを放つ長野、白幡もヒザで応戦。

2R、白幡はジャブから左右カーフ、長野の返しの右ストレートは左手でしっかりブロック。ならばと長野は左ボディのダブルから左フック。長野も右ミドルを蹴っていくが、白幡が右ローをリターン。白幡が左ストレートもヒットさせて距離を支配している。

3R、白幡は声を発しながらジャブ、左ミドル。長野のリターンのワンツーはしっかり両腕ブロック。一発蹴ってはブロック、一発打ってはブロックを徹底する白幡。長野のワンツーはほとんどブロックの上から叩く状態に。ならばとボディを攻める長野。白幡も左ボディストレートからヒザ。長野の右アッパーが白幡のブロックを突き破って決まる。白幡のヒザには右フックを合わせる長野。

本戦の判定は30-30×3と両者全く譲らずのドロー。延長戦へ突入する。ミドルの蹴り合いから、長野が超接近戦でパンチを当てていく。白幡は長野の右ストレートにカウンターのテンカオ。前へ出る長野のパンチをブロックする白幡だが、長野の手数が多い。白幡はヒザと左ミドルで応戦。白幡のヒザ、左ミドル、左右連打に長野が必ず返す形となり、片手で白幡のガードを抑えてのアッパーも決まる。攻撃を止めない長野に白幡も応戦し、白幡の左右フックがヒット。





