▼セミファイナル(第8試合)-66kg契約 3分3R延長1R
×塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)=66.0kg
KO 3R 0分47秒 ※左ローキック
○ヴィトー・トファネリ(Brazilian Thai/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg王者)=65.8kg

塚本はK-1アマチュアを経て、2018年9月にKrushでプロデビュー。2019年10月から2021年6月まで3連敗を喫したが、2021年11月の川島康佑戦から2023年1月の大野祐志郎戦まで5連勝。「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で小嶋瑠久に敗れるも小嶋の棄権で決勝へ進出。稲垣柊にTKOで敗れた。2024年1月に近藤魁成、8月には不可思から判定勝ちを収めている。前戦は2025年4月に岩﨑悠斗にKO勝ち。戦績は9勝(3KO)7敗2分。

トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。しかし、その後は2023年3月の近藤魁成戦までK-1 GROUPで5連敗中。2024年12月8日に福岡で行なわれた『KING OF STRIKERS ROUND 44』ではWBKF世界スーパーウェルター級王者となっている。戦績は17勝(12KO)17敗2分。

1R、前へ出て左右のローを蹴るトファネリに塚本はワンツーとヒザ。アグレッシブに左ローを中心に蹴るトファネリ、塚本も右カーフで応戦。右ミドルを連打する塚本だが、トファネリが強烈な右フック。身体が泳ぐ塚本にトファネリはパンチで襲い掛かり左ロー、バックハンドブロー。塚本はヒザを蹴るがトファネリにプッシュされてバランスを崩し、左ローで転倒。左ローのダメージが明らかに。

2R、トファネリの左ローに大きくバランスを崩す塚本。右ミドルを蹴っていくが、その右足へトファネリが集中放火。塚本は右カーフを連発、トファネリをワンツーで迎え撃つと、トファネリはアッパーを突き上げる。塚本が右カーフの連打、トファネリは右ストレートから左ロー。前に出るトファネリを塚本が手を伸ばして抑えるが、そこでトファネリが右フック。

大きくグラつく塚本へトファネリが左右フックでラッシュ、左ローでダウンを奪う。トファネリはコーナーへ詰めて仕留めに行くが、塚本は右ストレートで耐えた。

3R、右カーフ、右ミドルを蹴る塚本にリターンの右ローを蹴るトファネリ。塚本が蹴った右カーフにトファネリが左ローを返すと塚本が棒立ちになり、そこへトファネリがダメ押しの左ロー。ここでレフェリーがストップした。

トファネリはマイクを持つと「塚本選手めちゃ強い。今度の試合は勝ってください。KOで勝てて嬉しいです。押忍」と流ちょうな日本語でマイクアピールした。




