キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑一貴が終始圧倒して最終RでKO勝ち、世界王座を獲得!ダウンを奪われた宮本芽依が追い上げて小林愛理奈に逆転勝利、山本美憂も号泣。大﨑孔稀が門口佳佑を圧倒KOして志朗挑戦をアピール、政所仁が数島大陸に辛勝、木村“ケルベロス”がダウン奪って再起戦勝利、OPファイトで空手出身・惺也が4連続KO勝ち

2025/05/11 14:05

▼第8試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
○大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEバンタム級王者)=54.95kg
KO 2R 2分17秒 ※レフェリーストップ
×門口佳佑(EX ARES/フェザー級1位)=54.95kg


 大﨑はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、これまでにJ-NETWORKスーパーフライ級王座、WMC日本同級王座、BOMバンタム級王座を獲得。RISEには2019年11月から参戦。2023年12月に鈴木真彦を破り第8代RISEバンタム級王座に就くと、2024年5月にはヨーブアデーンを左ボディでKOした。8月に大森隆之介を判定で破り王座初防衛に成功すると、11月に『ONE Friday Fights』初参戦でフオ・シャオロンに判定勝ち。戦績は35勝(20KO)7敗2分1無効試合。


 門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビュー。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチで梅井泰成から王座を奪取。SBの山田彪太朗、元Krush王者の新美貴士、SBの川上叶と他団体の強豪を次々と撃破した。しかし2024年3月、K-1との対抗戦で軍司泰斗に延長戦で敗れ6連勝がストップ。10月には2度目の防衛戦で安本晴翔に王座を奪われた。12月、56kgに体重を下げてオートー・ノーナクシンに判定勝ちで再起。戦績は16勝(2KO)4敗1分。


 1R、前へ出る大﨑をジャブで迎え撃つ門口。左右に頻繁にスイッチする門口は左右カーフと左右ボディ。大﨑も左ボディを叩いてヒザを突き刺すと左右の連打を叩き込む。門口は右カーフ、左右ボディ。大﨑は前へ出て左ボディ、ワンキャッチのヒザから両手で門口の顔を押して離れ際に左フック。パンチをまとめたが門口のブロックは固い。門口は上を叩いてガードを固めさせるとボディへ連打。


 2Rも圧をかけていくのは大﨑。パンチからワンキャッチのヒザで前へ出る。門口は右を打ってからの左ボディ、左ロー。大﨑はヒザから右ストレート、ワンキャッチのヒザから放し際に左フック。この一発で門口がフラつき、左右フックの猛ラッシュで門口をロープへ釘付けにし、スタンディングダウンを奪う。続けて左フックで門口を崩し、左右フックをまとめたところで門口が腰を落とし、レフェリーがストップ。



 大﨑がパンチの進化とワンキャッチのテクニックを見せつけ、一階級上の元王者をKOするという圧勝を遂げた。



 大﨑はマイクを持つと「ありがとうございました。僕たち大﨑兄弟をメインでやらせてもらったと思っていて、名古屋強いでしょう。負けてないでしょう、東京と大阪に。格闘技、知る人なら門口選手と僕の試合楽しみだったと思いますが、僕めっちゃ強いでしょう。僕がやりたい選手はあと一人しかいないので、志朗選手との世界タイトルマッチお願いします。再戦と世界タイトルマッチ。決定もお願いします。僕は絶対に獲れると思っているので」と、志朗との再戦と世界タイトルマッチ挑戦をアピールした。

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