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【PANCRASE】伊藤盛一郎「ちっちゃいけどデカい背中見せて、どこまで行けるか挑戦していきたい」、内藤由良「『UFC Fight Pass』で全世界にアピールしたい」=3月14日(土)横浜武道館

2026/03/10 16:03
 2026年3月14日(土)、神奈川・横浜武道館で開催される『PANCRASE 361』ナンバーシリーズ開幕戦の3大タイトルマッチの調印式および、ワンマッチを含む会見が行われた。  第9代フライ級王者・伊藤が、2024年7月以来のPANCRASE参戦。ZSTからRIZINを経て、PANCRASEに参戦してMMA6連勝中。  PANCRASEでは、上田将年、秋葉太樹に続き、王座決定戦の有川直毅戦、初防衛戦のムハンマド・サロヒディノフ戦全てをリアネイキドチョークでフィニッシュしている“極めのプリンス”。25年6月にいったん王座を返上していた。  対するは、元フライ級ランカー・カマチョ。2022年6月のLFA134では、現UFCのアルデン・ コリアに判定勝ちしている実力者が、2024年12月以来の参戦。前戦では元フライ級王者・猿飛流をリアネイキドチョークで下している。現在、王者・濱田巧を頂点とするフライ級戦線において、一気にタイトル争いへと割って入る可能性を秘めた、今後の勢力図を大きく左右する重要な一戦だ。  伊藤はUFCを目指すなかで、25年の『ROAD TO UFC』にエントリーも32歳ながらベテランにあたる試合数がネックで選ばれず、『DWCS』での試合機会を求めたが日本人フライ級選手が一気に増えたことで試合が組まれ辛くなっているという。現在はティキ・ゴーセン率いるアーセナルスポーツマネジメントとも契約して交渉を続けており、陣営によれば一時は単発でONE日本大会参戦の話もあったという。  内藤由良の米国コンテンダーシリーズでコーナーマンとして帯同し、「それまで考えたことがなかった『世界』っていう道が見えてきた」という伊藤は、「こで勝っていい流れで対世界、PANCRASEで強い外国人選手と戦わせてもらって、海外に飛び込んで試合してみるのも、今回勝ってからじゃないといけない。まずここをこぼさないようにしっかり勝ちたい」と意気込み。 「正直もうあと何年も格闘技やるってイメージがそんなになくて、本当に悔いなく、どこまで行けるのか挑戦したい」と最終章のチャレンジに向かう。 伊藤盛一郎「悔いなくどこまで行けるか」 伊藤「前回の防衛戦からちょっと試合期間が空いてしまったんですけど(24年7月)、その間ずっとのんびりしただけでなく、いつでも試合できるようしっかり準備し、色々新しいことにも取り組んできました。今回の試合でさらに強くなった姿を見せたいなと思います。前回からPANCRASEが海外で『UFC Fight Pass』で見られるようになったということで、ここでしっかりいい勝ち方で、日本のPANCRASEのフライ級には強い選手がいるぞと世界にアピールしたいと思います。 ──対戦するジョセフ・カマチョ選手の印象と試合展望を。 「ジョセフ・カマチョ選手は2連勝中で、(224年5月の浜本)キャット選手との試合を会場で見ていたんですけど、先に効かされても最後まで倒れず、試合は判定で負けちゃったんですけど、普通の人だったらもう倒されて負けてるような試合でも最後まで戦い抜いていました。猿飛流さんとの試合でも最後に逆転で勝利していてすごいなと。  簡単には仕留められない相手ですが、自分は相手をいつも仕留めてきてるんで、スタンドでも得意の組みでもどちらでも仕留める武器を用意してきてるんで、必ず仕留めます」 ──ブランクの期間に病気にもなったようですが、どんな状況でしたか。 「試合の話は去年の頭からあったのですが、それがいつあるか分からないから『いつでも行けるように準備しててください』っていうような状況で、最初の半年、6月、7月、そうですね、夏前ぐらいまでもうずっと追い込み続けていたら、それでちょっと多分体が限界というかおかしくなって、肺炎になってしまいました。  治ってきてそこから復帰してまた調子上げてたんですけど、またちょっと調子が悪くなっちゃって──それはちょっとどこかあまり言いたくないんですけどで、去年の本当秋頃ぐらいからもう練習もできない。日常生活もちょっとしんどいなっていう状態で3カ月ぐらい、年末まで本当、スパー1ラウンドとか動くのも1本やって1本休んでとか、結構しんどくて、福井(和幸)代表らにも相談させてもらって今年に入ってからちょっと体調良くなってきたんで、手術はせずに調子良くなってきたんで、『試合どうしますか』って連絡来た時に『やらせてください』とお願いして、3日か4日ぐらいで試合組んでいただいて今回の出場が決まった流れです」 ──では今回の試合もコンディションをどこまで上げられるかに向かい合うような試合 になるでしょうか。 「いや、もうバッチリ体調戻ったんで、ここ2戦は(タイトルマッチで)5分5Rの試合だったんですけど、今回3Rの試合なんで、たぶん今まで以上にスピーディーな動きを見せれると思うんで、そこは心配しないでください」 ──今後はPANCRASEのベルト奪還が目標となるでしょうか。 「前回の防衛戦で勝ってから今まで、自分の中ではそれまで考えたことがなかったんですけど、『世界』っていう道が見えてきて、ま、(内藤)由良のコンテンダーシリーズについてたっていうのもすごいデカいんですけど、もう1回ベルトを獲るっていうよりは、試合感覚が空いてしまってるんで、まず試合をしなきゃいけないなっていう。ここで勝っていい流れで対世界、PANCRASEで強い外国人選手と戦わせてもらっても面白いと思うし、自分が、海外で試合したことがないんで、海外に飛び込んで試合してみるのも面白いなと 思うんで、今後どうなるか分かんないですけど、今回勝ってからじゃないといけない。まずここをこぼさないようにしっかり勝ちたいと思います」 ──さまざまな状況のなかで、色々メンタル面も変わった部分があると思うんですけど、その中で自分自身が成長や手答えを感じてる部分もありますか。 「やっぱりもう自分も今32歳で、これまでずっと後輩だったのが、今はちゃんともうジムの中で先輩の位置にいるんで、後輩たちもたくさんいるし、アマチュアの子とかもやっぱり自分を目標にジムに入ってきてくれる子とかもいて、去年の防衛戦での試合の密着映像を見て、グランドスラムに入りたいと来てくれた若い子とかもいるし、そういう目標になれて今、嬉しい気持ちと、ちっちゃいけどデカい背中見せて、どこまで行けるか挑戦していきたいなと思ってます」 ──周囲の環境もあって力になる、そういう年になる? 「はい。もうそうですね。正直もうあと何年も格闘技やるって自分の中でイメージがそんなになくて、まあ『最終』って言いつつもずっと続けてる先輩を自分は知ってるんでアレですけど(笑)、自分は本当に悔いなく、どこまで行けるのか挑戦したいっていう気持ちです」 [nextpage] 内藤由良「UFC Fight Passで見る全世界の人たちにアピールできるようフィニッシュしたい」 ▼ウェルター級 5分3R内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)4位/第15代ミドル級王者 7勝2敗ガブリエル・レーベン(X-Road)1勝3敗  デビュー以来6戦6勝5フィニッシュと圧巻の戦績でミドル級王者に登り詰めた内藤。だがその後、2024年DWCSでのアテバ・ゴーティエ戦で2R TKO負け。25年4月のゴイチ・ヤマウチ戦でウェルター級に転向も連敗を喫し、世界の壁の高さを痛感。  しかし、25年12月大会では髙橋攻誠を1R終了時 TKOの戦闘不能に追い込み、復活の狼煙を上げている。  対するは、25年4月の武者孝大郎戦以来のPANCRASE参戦となるフランス人ファイター・レーベン。鋼のような肉体と、それを操る冷静さこそ最大の武器。地元・横浜開催、UFC Fight Passの配信再開とモチベーション最高潮の内藤。一方のレーベンも生き残りを賭けてアップセットを狙う。 内藤「だいぶ発表は遅くなりましたが、地元の横浜で試合ができることを嬉しく思います。対戦相手のガブリエル選手もナイスガイでいい選手だと思うので、盛ちゃん(伊藤盛一郎)と同じように、グランドスラム全員で勝ちに行きますし、何より世界に自分個人としてはまた再び、海外に挑戦できるよう、しっかり『UFC Fight Pass』で見る全世界の人たちにアピールできるよう、きっちりフィニッシュして勝ちますので、応援よろしくお願いします」 ──レーベンの印象と試合展望は? 「ガブリエル選手は見ての通り、すごいフィジカルで、すごい身体も引き締まっていて、まさにもうビルダーというか、身体がすごい強そうという、イメージのままの選手だと思うんで、自分もフィジカル負けしないように、対策していきたいと思います」 ──勝利後の宙返りが印象的でしたが、今度は成功させる? 「前回は久々の勝ちで、たぶん気が抜けたんだと思います(笑)。あんなことは普段あまりないんですけど、今回は地元なので、やるかどうか楽しみにしていてください」 ──本当はちゃんとできるのですね。 「あんまり失敗することはないです。あれはたぶんレア回だったと思います(笑)」 【横浜グランドスラム勢の試合】 ▼フェザー級 5分3R木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)3位 12勝6敗1分シン・ジェヨン(Extream Combat/韓国)8勝4敗  バスケットボール出身の横浜グランドスラムの木下は、2024年のPANCRASE参戦以降、小森真誉、遠藤来生に判定勝ち。  25年7月大会では、無傷の7連勝中だった敢流との激闘を判定3-0で制して、3連勝を飾っている。その木下に用意された相手は、韓国からPANCRASE初参戦を果たすシン。 (C)HEAT×AFC  ジェヨンは、8勝のうち4つのKO勝利と1つの一本勝ちを誇るオールラウンドファイター。24年10月の『HEAT55』では岩倉優輝に3R 肩固めを極められるも、25年5月の『AFC37×HEAT56』ベトナム大会では、倉本拓也をグラウンドで圧倒し、最後は破壊力抜群のパンチからのパウンドで3R TKO勝ちを収めている。全局面で高いレベルを誇る実力者同士による注目の日韓対決。 ▼フェザー級 5分3R岡田拓真(リバーサルジム横浜グランドスラム)7位 5勝1敗清水博人(DOBUITA)11位/2025年NBT同級優勝 7勝1敗  デビュー3連勝中だった岡田は、2024年12月大会で敢流に敗れ、キャリア初黒星を喫した。その悔しさを糧に奮起した昨年、中村晃司、石田陸也をパウンドで仕留め2連勝を飾っている。  清水は、25年のNBTで、一回戦・二回戦でベストKO、準決勝戦ではベストバウトを獲得。決勝は対戦相手の負傷により不戦となったものの、11月に代替試合として用意されたランカー・糸川義人戦でもKO勝利を収め、ベストバウトを獲得するなど快進撃を続けている。殺傷能力の高い打撃を武器とする両者によるランキング戦。
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