▼第7試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
○政所 仁(魁塾/同級1位)=52.9kg
判定2-1 ※30-29×2、29-30
×数島大陸(及川道場/フライ級1位)=53.0kg
1R、サウスポーの数島に政所は左ローを連発、右インカーフも蹴る。その蹴りに左ストレートを合わせに行く数島。政所が右ミドル。数島は左インローを蹴って左ストレート。政所が右ローを蹴ってくると左右ボディ連打から左ストレート。政所も左フック、右ストレートで前へ出る。数島の右側に出るようにして左フックを打つ政所に数島はジャブ。よく動く数島は回り込んで左を打つ。

2R、右ミドルを蹴っていく政所に圧をかけていく数島。政所の右ミドルに数島は左インロー、政所は飛びヒザを発射するがかわされ、下がらされる。数島がワンツーで前へ、それをヒザで迎え撃つ政所。ワンツーから左ボディは政所。左フックを打って連打につなぐ政所だが、数島が左ストレートを返す。数島の左をもらう政所だが前へ出て右ストレート。この右ストレートに数島が下がる。政所は左フック、左アッパー。ここへ来てパワーの差が出てきた。

3R、数島の左ストレートに政所は右ミドル、飛びヒザで応戦。政所は右ボディストレートを連打、数島は左ストレートで前へ出る。その左に右を合わせに行く政所は左ボディも打つ。右を伸ばして左ストレートの距離を作る数島に政所は右インロー。右ミドルと右カーフの政所に数島が左フック、右ストレートで前へ出る。コーナーに詰める数島だが政所はクリンチ。打ち合いになると政所の右ストレート、左フックがヒット。数島も連打をまとめる。強打で政所か、手数の数島か。

判定は2-1で政所が辛勝。敗れたとはいえ階級上の選手に数島が善戦した内容となった。

政所はマイクを持つと「勝ったけどめちゃくちゃ悔しいです。でも久しぶりの勝ちで嬉しいです。僕はこんなレベルじゃないと思っていたんですがまだまだなので。もっとしっかり練習して圧倒的な力をつけて帰ってきたいと思います。これから全勝するのでよろしくお願いします」と、笑顔を見せた。



