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【DEEP】中島太一がハルク大城にジャブ&カーフで大城が左脛カットTKO勝ち、斎藤璃貴が神酒龍一に判定勝ち。NKB王者・杉山空が多湖力翔にTKO勝ち! JTT佐々木大がヒールフック極める、極真対決は寺崎が黒岡に一本勝ち、フェザー級GP準決勝組み合わせも決定

2025/04/13 17:04
【DEEP】中島太一がハルク大城にジャブ&カーフで大城が左脛カットTKO勝ち、斎藤璃貴が神酒龍一に判定勝ち。NKB王者・杉山空が多湖力翔にTKO勝ち! JTT佐々木大がヒールフック極める、極真対決は寺崎が黒岡に一本勝ち、フェザー級GP準決勝組み合わせも決定

(C)GONG KAKUTOGI/DEEP

 2025年4月13日(日)東京・ニューピアホールにて『DEEP TOKYO IMPACT 2025 2nd ROUND』が開催された。大会中に「DEEPフェザー級GP準決勝」の組み合わせ抽選会も行われた。

5月5日 DEEPフェザー級GP準決勝 組み合わせ

2 五明宏人(JAPAN TOP TEAM)※中村大介に判定勝ち
3 高橋遼伍(KRAZY BEE)※相本宗輝に不戦勝
※番号は枠を選んだ順番。五明の隣りを高橋が選択。

五明「(高橋は)ベテランでチャンピオンを経験してる選手なので、今回赤コーナーを取ったんですけど、挑戦者の気持ちで戦いたいと思います。5月5日、応援団連れてくるんでみんな応援お願いします」

高橋「このあいだ3月の時に五明くんの試合見て応援団すごかったんで……黙らせようと思ってます。5月、しっかり仕上げてしっかり勝ちます」

1 水野新太(フリー)芦田崇宏にTKO勝ち
4 海飛(和術慧舟會 HEARTS)※奥山貴大に判定勝ち
※高橋との試合を望んでいた海飛は最後の順番で残る水野の隣りに。

海飛「(抽選が)4番目で高橋選手選べなかったんですけど、水野くんいい試合しましょう。ブッ飛ばしますね、絶対」

水野 「バチバチに殴り合って、僕が勝ちます」

リザーバー
・延命そら(TEAM FAUST)
三村亘にKO勝ち
・狩野 優(TRIBE TOKYO MMA)畠山祐輔にKO勝ち

DEEP TOKYO IMPACT 2025 2nd ROUND 速報

▼第11試合 DEEPバンタム級 5分3R
〇中島太一(ロータス世田谷)17勝13敗 61.50kg
[2R 3分19秒 TKO] ※カットによるストップ
×ハルク大城(ボスジム) 10勝6敗3分 61.45kg

 2014年12月の『DEEP DREAM IMPACT 2014 大晦日SPECIAL』以来、10年4カ月ぶりに中島太一がDEEPに参戦。KROSS×OVERのMMAとKICKの二刀流の王者で現在3連勝中のハルク大城と対戦する。

 中島は2月26日の『Breakthrough Combat03』でグラップリングのProgress 68kg契約で大脇征吾との対戦が決定済み。MMAでは2024年4月のキム・スーチョル戦の2R KO負け以来の試合となる。グラップリングもMMAでも再起を飾ることができるか。35歳。

 大城は、PANCRASEで活躍中に『Road to UFC: Japan』にも参戦。2018年3月の瀧澤謙太戦の2R TKO負け以降、J-Kickなどキックボクシングに参戦。2023年11月にKROSS×OVERで野沢零羽にサウスポーからのワンツーでTKO勝ちし、ベルトを巻いた。MMAでは2024年3月のDEEP TOKYOで山本有人に判定勝ちしている。38歳。

中島「僕に関わってくれているすべての人たちに感謝します。明日は冷静かつ残酷的に試合します。お願いします」

大城「DEEPという最高の舞台で、中島選手という最高の選手と戦えること、ほんとうに嬉しいです。中島選手に自分のすべてをぶつけて勝ちます。以上です」

 1R、左ジャブ&右カーフの中島は大城の左足脛をカットさせる。左ジャブを上下に突く中島に右を振る大城は、左のスーパーマンパンチで中島も鼻血も、中島は大城の入りに右ボディから左フック、右ハイ、ジャブのダブル、右三日月蹴り。右ストレートを当てて大城をグラつかせて詰めるがゴング。

 2R、ジャブ、ロー、右ミドルを腹に突く中島に、大城はサウスポー構えで右ジャブを突き右フック、左ミドルを返すが、中島も間合いを保ち、ジャブ、右三日月蹴り。大城は右目尻からも出血。さらに左脛のカットが大きく、ドクターチェック。試合ストップで中島のTKO勝ちに。

 試合後、中島は「格闘技初めて13年、まだ13年かな。かかわってくれるすべての人に感謝します。去年(MMAで)1試合しかできずにそれも負けて絶望しましたが、家族に支えられてずっと頑張ってこれて今日勝てて嬉しいです。話したいことを話すと長くなるので、このくらいにしておきます」と語った。

中島「(今後は)戦う場所はこだわらない。自分が輝ける場所を探して試合していく」バックステージでのコメント

「結果的に勝てましたけど、僕のなかではジャブをもらっちゃったなと。理想はもうちょい離れた距離で当てたかったですけど(相手が)頑丈でかなりプレスかけてきたんで。あの距離でもらってたけど、まあ見えてるし、別にいいやって思ってちょっと、自分ももらう覚悟で僕も行ったって感じです。ジャブとカーフで削っていくっていう作戦だったんですけど、意外にジャブでもう結構ダメージを与えられましたね。それは多分相手が来るから、それでさらに勢いが増してたっていう感じじゃないですか。
(相手がスイッチしたが)サウスポー対策の方が多くやってましたから。サウスポー相手のカーフはたぶん1回も練習してないですけど、蹴ってみようと思って。いいの当たりませんでしたか。
(1R終盤の右ストレートは)あれはなんか当たったんで。当たってグラッてなったんで“よし行こう”と思ったんですけど、頑丈でしたね。さすがハルクって名前つけるだけあるなって。
(グラつかせても慎重に見えたが)グラッとなったんで勝負はかけたんですけど、相手がタフでしっかりまた構えて体勢を整えたので、“まだそんなに効いてないのかな”っていうふうな感じでした。青木(真也)さんに怒られるかもしれないですね。
(相手の左脛のカットは)結構めくれてる感じは見えたんですけど、まさかドクターストップになるとは……しっかり狙って打った結果でダメージを与えたので、ドクターストップですが、まあ文句なしの勝ちかなと。


(これまではRIZIN等のオファーも待っていたが、今後は?)僕、今36歳で、こんな危険なことをいつまでできるか、本当にわからないので、悔いなく、後悔なく、この格闘技、格闘技人生をやりきりたいので、今はもう(戦う)場所はこだわってないです。とにかく自分が輝ける場所を探して試合して、後悔なくやりきりたいです。
(海外とかも含めて?)そうですね、いいオファーがあれば。それは格闘家の価値がそのオファーだと思うので。大きな怪我もないんで、家族と旅行でも行って休んでまた頑張ろうと思います。
(マイクでの涙の意味は)もう家族ですね。家族のことを思うと、なんかまた何かが……本当に支えてくれてるんで。自分一人じゃここまでできないなと思います。マイクでも言いましたけど、本当に僕に関わってくれているすべての人たちに感謝しています。本当にありがとうございます。応援してくれる、サポートしてくれる人たちがいるからこうやって格闘技ができているので、これからも感謝を胸に頑張っていきます」

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