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レポート

【DEEP】フェザー級GP1回戦! 打撃当てた五明がノーガードの中村大介のアームロック凌いで判定勝ち、22歳の水野が跳びヒザ&右で芦田を初回TKO、海飛が奥山に判定勝ちで準決勝進出。平松が瀧澤を右フックTKO! KENTAが本田に判定勝ち、JTT山本が北岡に競り勝ち6連勝

2025/03/15 17:03

アゼルバイジャン帰りの海飛が、SB奥山貴大に左の蹴りに右関節蹴り、ヒジ・ヒザで判定勝ち。準決勝進出

▼DEEPフェザー級GP2025一回戦 5分3R
×奥山貴大(NEX SPORTS)65.85kg
[判定0-5] ※28-29×3, 27-30×2

〇海飛(和術慧舟會HEARTS)66.15kg

海飛
「奥山選手、誕生日おめでとうございます。なんですけど、明日は僕がブッ飛ばします」

奥山貴大
「明日は自分の持ってる引き出しを一つでも皆様に見せられたらなと思ってるんで楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」

◆奥山貴大(NEX SPORTS)シュートボクシング日本ウェルター級王者

 柔道出身の奥山は、2022年6月のSB日本ウェルター級王座決定戦で村田義光と対決。柔道仕込みの大腰で2度のシュートポイントを奪うなどで差を付けて念願の王座を獲得。その後はチェ・ヒョンソク、青谷秋未に勝利し、2024年6月にはイモト・ボルケーノを破り初防衛にも成功。5連勝をマークしていたが、9月のNJKFで亜維二に判定負けを喫した。2024年12月のシュートボクシングのTDCホール大会で白川ダーク陸斗に腕十字で勝利し、鮮烈のMMAデビューを飾った。今回のDEEP フェザー級GP一回戦前日に31歳になる。

 シーザー武志シュートボクシング協会会長は「奥山から昨年6月ごろにMMAにチャレンジしたいと相談を受けて、12月に開催した『GROUND ZERO TOKYO 2024』で、白川陸斗選手とのRIZINルールの試合をマッチメイクしたのですが、奥山はそこで見事な一本勝ちを収めシュートボクサーの実力を証明してくれました。

 今回DEEPという本格的なMMAの舞台でトーナメントに挑むことになりますが、立技格闘技であるシュートボクシングのチャンピオンが頂点を目指して戦い勝ち上がる姿でファンに勇気や感動を与えて欲しいと思います。チャレンジ精神をもって頑張ってください」と期待を寄せている。

◆海飛(和術慧舟會HEARTS)DEEPフューチャーキングトーナメント2020フェザー級優勝

 海飛は、極真空手で高校日本一に輝き、2021年3月のフューチャーキングトーナメントフェザー級で優勝すると共にアマチュアで7試合連続KO勝ちを収めた。同年6月のプロデビューから牧野滉風、鈴木崇矢をKOで破り、五明宏人との空手対決にも判定勝ち。

 しかし、雅駿介、力也、窪田泰斗といったグラップラーに3連敗と苦しんだが、2024年8月のDEEPサマーフェスティバルで西谷大成から一本勝ちを収めた。PANCRASEライト級次期挑戦者となった弟の天弥とともに、頂へと登るか。

 PANCRASEでライト級王座挑戦が決定した弟の天弥とのアゼルバイジャンでのブガール・ケラモフらとの練習から帰国し、GP一回戦後に26歳になる。

 1R、オーソの奥山に海飛はサウスポー。奥山の右ストレートがヒット。バランスを崩した海飛が一瞬後退。海飛がジャブを出しながら詰める。ワンツーがヒット。左ハイ。ジャブを入れる奥山。海飛はまた左ハイ。間合いが詰まってきた。

 詰める奥山に左ストレートを入れる海飛。奥山は右ボディ、左右のフックを放つ。お互いの右が顔面を捕らえる。左ハイから右ロー、左右のパンチまでつなげる海飛。ゴング間際に奥山が間合いを詰めて左右のフックをヒット! 海飛が一瞬膝をついた。すぐ立ってパンチを返す海飛だがゴング。

 2R、海飛がじわじわと詰めながら蹴りで牽制する。左ハイがヒット。一瞬ぐらついた奥山。三日月蹴りからワンツーを入れる海飛。また左ハイを出した海飛だが奥山は腕でブロック。関節蹴りからハイキックを入れる海飛。飛びヒザを見せる。

 奥山が左右のパンチを出したが、海飛がプレッシャーを掛けていく。海飛左ハイ。蹴りから間合いを詰めてパンチを打ち込む。残りわずかでまた詰めてきた奥山だが、海飛がジャブをヒット。2R終了。

 3R、間合いを詰める奥山。海飛は左ハイ。また左ハイからパンチを入れた海飛。三日月蹴りから左右のパンチを入れる。奥山も三日月蹴りを返す。海飛の左ハイにジャブを合わせる奥山。間合いを詰める海飛。

 組みに行くが、引き剥がす奥山。海飛のジャブがヒット。左ハイ、関節蹴り。さらにワンツーもヒット。奥山が圧を強めて前に出てパンチを入れるが、海飛もパンチを返す。海飛が前に出した手の指がアイポークとなりタイムストップ。インターバルが取られる。

 残り1分15秒で再開。四つに組んだ海飛がヒザを入れる。大外刈りを狙った奥山だが海飛離れた。海飛左ハイから右フックをヒット。飛びヒザから左フック。奥山も右を返すが、海飛はケージに押し込むとテイクダウン狙い。こらえる奥山。タイムアップ。

 29-28海飛、29-28海飛、30-27海飛、30-27海飛、29-28海飛。5ジャッジの判定5-0で海飛勝利。準決勝に駒を進めた。

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