スタンド勝負のスクランブラー対決は先に攻めたKENTAが判定勝ち
▼DEEPフライ級 5分3R
×本田良介(タイガームエタイ)57.20kg
[判定0-3] ※28-29×3
〇KENTA(K-Clann)57.20kg
KENTA
「落ちました、良かった。本田選手、グランプリの2位なんで、胸を借りるつもりで頑張ります。明日は行きます、ハッピーで」
本田良介
「KENTA選手強いって言われていますが、差があると思うんで、最初のラウンンドからガンガン攻めて、次、フライ級のタイトルにつながる試合をしたと思います。応援よろしくお願いします」
タイガームエタイ所属の本田は、DEEPフライ級GP準優勝後、ONE FFで戦ってきたが、2024年12月にDEEPカムバック。関原翔と対戦も1Rにフラッシュタウンした関原がグラウンド状態のときに顔面へのヒザ蹴りが反則で失格となっている。
KENTAは、柔道をバックボーンに、2022年3月にMMAデビュー。同年8月から翌12月までに杉山廣平、安谷屋智弘を下すなど驚異の6連勝をマーク。2024年5月の村元友太郎戦でスプリット判定負けで2年ぶりに黒星も、2024年9月16日の『DEEP 121』でフライ級でMMA復帰した渡部修斗に1R ニンジャチョークで一本勝ち、再起を遂げた。
2024年11月に2カ月のインターバルで、2年半振りDEEP参戦の神龍と対戦し、惜しくもスプリット判定で敗れている。
1R、サウスポーの本田にKENTAはオーソドックス。右に回り前足の外を取ろうとする本田だが、KENTAが詰めてプレッシャーをかけていく。バックブローを見せた本田。左ストレートを打ち込む。またKENTAが詰める。ケージ際をサークリングする本田。またバックブローを見せたがブロックしたKENTA。右を打ち込み詰める。
ケージ際まで下がる本田。KENTAが右を顔面にヒット。本田も左ストレートを返す。本田が下がる展開となるが、KENTAが出るタイミングで右フックがヒット!一瞬膝をついたKENTA。本田左ハイ。さらに詰めて本田が左ミドルからワンツーを入れたところで1R終了。
2R、またKENTAが間合いを詰める展開だが、本田はケージを背負わずにパンチを出していく。左ミドルを見せる本田。詰めるKENTAに対しサークリングするが、1Rのように下がりながらのサークリングではなく、ケージまで下がらない。
左を入れる本田。顔面にヒット。下がりながら左ストレートをヒットさせる本田。圧を強めてきたKENTAだが、本田が先に打撃をヒットさせていく。残り1分。詰めるKENTAに飛び込んでのアッパーをヒットさせた本田。本田が左ストレートから左ミドルをヒット。2R終了。両選手にネガティブファイトで警告。
3R、開始前に、両選手にネガティブファイトの警告が出されたことがアナウンスされる。タックルに入ったKENTAだが、本田が受け止めると両脇を差してケージに押し込む。投げを狙い離れたKENTA。
またタックルに行くKENTAにヒザを入れて離れる本田。本田左ストレートから左ミドル。KENTAが再びタックルに入り四つでケージに押し込む。両脇を差した本田が投げを狙う。KENTAこらえて離れた。
KENTAのタックルにヒザを合わせる本田。残り1分。左ミドルを出した本田。パンチで詰めるKENTAに右フックをヒット。残り15秒でまたタックルに入るKENTAだが、本田が切ってがぶる。残りわずかで離れて打撃を打ち合う両者。タイムアップ。
判定3-0(29-28×3)でKENTAが接戦を制し、GP準優勝者の本田を破った。