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【DEEP】フェザー級GP1回戦! 打撃当てた五明がノーガードの中村大介のアームロック凌いで判定勝ち、22歳の水野が跳びヒザ&右で芦田を初回TKO、海飛が奥山に判定勝ちで準決勝進出。平松が瀧澤を右フックTKO! KENTAが本田に判定勝ち、JTT山本が北岡に競り勝ち6連勝

2025/03/15 17:03

JTTの新鋭 山本颯志が北岡悟に競り勝ち6戦無敗、北岡は3連敗に

▼DEEPライト級 5分3R
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.70kg
[判定0-3] ※28-29×3

〇山本颯志(JAPAN TOP TEAM)70.50kg

山本颯志
「ジャパントップチーム山本聡志です。明日、ベテランの北岡選手と試合できることをとても光栄に思います。しっかりと敬意を持って倒しに行きたいと思うので、応援よろしくお願いします」

北岡 悟
「明日ケージのなかで答えたいと思います。あとちょっと一つ私事なんですけど、彼女、奥さん(※北岡心愛)が今日、専門学校の卒業式です。卒業おめでとう」

 第8代DEEPライト級王者にして元戦極ライト級王者の北岡は、2月4日に45歳となる。

 2020年9月の小金翔戦でのドロー以降、久米鷹介、 大原樹理、鈴木琢仁、上迫博仁、江藤公洋相手に5連敗を喫したが、2023年2月に高野優樹にノースサウスチョークで一本勝ちすると、5月に大山釼呑助にギロチンチョークで一本勝ち。さらに7月に大木良太にスプリット判定勝ちと3連勝を飾った。

 その後、2023年11月に4連勝中の泉武志と連勝対決に臨むもスプリット判定で敗れ、2024年5月にJTTの倉本大悟と対戦。1R、右ヒザからのパウンドでTKO負けし、2連敗中。

 2024年5月には『Breakthrough Combat02』でグラップリングマッチ「Progress暫定ウェルター級選手権試合」に臨み、王者・森戸新士(Leos &藤田柔術)に挑戦。1R、後ろ三角絞めで一本負けを喫した。MMAは約10カ月ぶり復帰戦となる。

 対するJTTの山本は、柔道がバックボーン。東洋大柔道部を経てMMAに転身。2022年3月のフューチャーキングトーナメント2021のミドル級で優勝すると、2022年5月のプロデビュー戦で森俊樹に腕十字で一本勝ち。以降、太田裕稀、前田啓伍、嶺岸翔太、後藤亮を相手にいずれも判定勝ちでプロ負け無しの5連勝を飾っている。今大会の2日後に28歳となる。

 デビュー3年で6戦目となる山本に対し、プロ生活25年、今回で83戦目となる北岡は1月18日、同じくファイターでもある20歳の妻・北岡心愛が妊娠し、第一子を授かったことを報告している。今回の山本との17歳差の試合で勝利を掴み、再起を飾るか。

 1R、両者サウスポーに構える。詰めた山本に右フックを当てた北岡。山本は左腕を先に差し込んでケージに押し込んだ。ギロチンを狙う北岡が引き込み気味に下になるが、外れてすぐに立ち上がる。入れ変えた北岡がダブルレッグでテイクダウン狙い。こらえる山本のバックに回りスタンドバック。

 北岡引き込んで跳ね上げ足関を狙う。内ヒールへ。足を引き抜いた山本だが、北岡すぐに首を抱えると山本は前転して仰向けで防ぐ、そのまま後方に投げて上を取る北岡。

 首を抱えてギロチンを狙う北岡。ギロチンが外れて山本がバックに回るが、北岡が反転して上になる。ハーフからヒジを入れる北岡。また首に腕を巻いてギロチンを狙う北岡だが、そのまま押さえ込んで1R終了。

 2R、三日月蹴りを入れた山本。左右のパンチを入れる。シングルレッグを狙った北岡だが切った山本。プレスする山本に右ハイをヒットさせる北岡。近い間合いでパンチを入れる北岡だが、タックルは距離があり切られる。またパンチを入れる山本。北岡シングルレッグでテイクダウン。亀の山本を押さえ込む。

 しかし立ち上がり離れた山本。スタンドに。距離を詰める山本がカ飛びヒザをヒットさせるが、北岡はそのままタックルに入りテイクダウン成功。ガードを取る山本に鉄槌・パウンドを入れる北岡。山本も下から殴る。

 残り1分。山本の右足を超えてハーフにした北岡だが、山本が入れ替えて上を取り返した。パウンドを入れる山本。北岡は下からホールドして凌ぐ。2R終了。

 3R、カーフを蹴る山本。跳びヒザを出したが、北岡またタックルに入りケージに押し込む。入れ変えた山本。バックに回ったが正対する北岡。がぶる北岡を投げた山本。しかしなおもがぶる北岡。山本スイッチでバックに回るが、北岡が立って正対。

 ケージに押し込む山本。離れた。山本首相撲から崩して倒すとサッカーボールキック!北岡は起き上がりシングルレッグにこらえて鉄槌を入れる山本。

 北岡はバックに回りバッククリンチの体勢。山本がスイッチを狙うがバックについてこらえる北岡。山本がローリングして逆にバックに回る。

 ハーフガードの北岡にパウンド・ヒジを入れていく。残りわずかでパウンドラッシュする山本だがタイムアップ。

 29-28山本、29-28山本、29-28山本。判定3-0で山本が元王者北岡を下す。

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