DEEP 122 IMPACT 速報
2024年11月4日(月・祝)
開場/17:30 開始/18:00 ※17:40からOPファイト実施
▼第8試合 DEEP フライ級 5分3R
〇神龍 誠(神龍ワールドジム)57.15kg
[判定2-1] ※29-28, 29-27, 28-29
×KENTA(K-Clann)57.15kg
神龍は、中学卒業後の2016年4月にPANCRASEでプロデビュー。2019年6月にDEEP史上最年少の18歳でDEEPフライ級王者となり、2022年11月にはCFFCフライ級王座も獲得して二冠王に。RIZINには2019年12月から参戦、2023年12月に堀口恭司に2R 一本負けしたが、2024年4月にイ・ジョンヒョンを肩固めに極めて再起。
2024年7月の前戦『超RIZIN.3』で扇久保博正に判定負け。レスリングベースで高い身体能力を持ち、ギロチンチョーク、ニンジャチョークなどのがぶりからの首系の極めを持つ。戦績は17勝3敗1分1無効試合。24歳。現在、UFCでフライ級王座に挑戦する朝倉海ともJTTで練習を行っている。
対するKENTAは、柔道をバックボーンに、2022年3月にMMAデビュー。同年8月から翌12月までに杉山廣平、安谷屋智弘を下すなど驚異の6連勝をマーク。2024年5月の村元友太郎戦でスプリット判定負けで2年ぶりに黒星も、2024年9月16日の『DEEP 121』でフライ級でMMA復帰した渡部修斗に1R ニンジャチョークで一本勝ち、再起を遂げた。今回は2カ月のインターバルで、2年半振りDEEP参戦の神龍と対戦する。34歳。
前日計量で神龍は、「前回の負けが凄い悔しくて。ここまでしっかり強くなれたので自信を持って、やりたいこともいろいろ試したいと思います。楽しみにしていてください」とコメント。
KENTAは、「9月のナンバーシリーズから引き続き出していただけるということで、しかもメインでやらせていただくことを嬉しく思います。今回日本トップレベルの神龍選手と出来るので、決まってから楽しみでワクワクしていました。明日は誰よりも楽しみますので、神龍選手よろしくお願いします」と意気込みを示した。
1R、いきなり中央に走り込んで右跳びヒザを当ててダウンを奪う神龍。下から抱え込むKENTAはフルガード。ヒザ、パウンドの神龍に立つKENTA。そこにギロチンチョーク狙いの神龍だが、読んでいたKENTAは首を抜き、右手でギロチンチョーク。
対角の右に足を越えている神龍はヴォンフルー狙いから首を抜きパウンド、ヒジ、肩固め、アームロック狙い。
しかし、KENTAも下から内ヒールを仕掛ける。足を抜いた神龍が立ち上がりサッカーキックから中腰でパウンド! 左でオーバーフックするKENTAに左を打ち込む神龍。サッカーキックでゴング。
2R、サウスポー構えの神龍は右ハイ。左ストレートで飛び込む。そこに右ストレートのKENTA。かわした神龍にさらに右フックを当てたKENTAは崩れた神龍にサイドバックからパウンド連打!、シングルレッグで崩す神龍にKENTAは得意のフックスイープで立ち上がり、サッカーキック、さらに右を当てたKENTAは前に! ケージまで下がる神龍に右を当てるKENTA。身体を揺らしながらも神龍はダブルレッグテイクダウン! KENTAは下からフックガードで崩すが中央に戻す神龍。
フルガードのKENTAにインサイドからパウンドの神龍。背中を着いたKENTAは首を抱えるも腰に足は置かず、クローズドガード。神龍は金網まで詰めて首を殺してコツコツパウンド。ゴングに神龍は疲弊した表情。
3R、ステップを踏む神龍。左を当ててニータップ気味に押し込む神龍は両差し。ボディロックテイクダウン。戻すKENTAに神龍はなおもシングルレッグで尻を着かすが、KENTAはキムラクラッチ。
クラッチする神龍を切り、後方に回そうとするが、KENTAの右足を挟んでいる神龍。KENTAはクラッチしたまま立ち上がるが、神龍は再び尻を着かせると、左で腰に手を回し、キムラクラッチも解除。トップに。ここもクローズドガードのKENTA。
インサイドガードの神龍はヒジ、パウンド。その首を抱えようとするKENTAだが、神龍は上体を離して上から蹴ってゴング。判定は2-1に割れ、29-28KENTA、29-27神龍、29-28神龍で、神龍が熱戦を勝利した。
試合後、神龍は「前回からの復帰戦ということで固くなっちゃいました。この内容で言うのもアレですが、ここで復帰戦を勝って。次は絶好の神龍誠でいきます。(ケージサイドのRIZIN笹原圭一氏を向いて)笹原さん、榊原さんに『大晦日お願いします』とお伝えください」と大晦日参戦をアピールした。