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【PANCRASE】ライト級王者・雑賀ヤン坊に天弥が挑戦。松岡嵩志はウズベキスタンの強豪オタベク・トキロフと対戦。バンタム級で山口怜臣vs.平岡将英も=4月27日(日)立川

2025/03/13 17:03
 2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催の『PANCRASE 353』の追加カードが発表された。 ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ライト級 5分5R雑賀 ヤン坊 達也(DOBUITA)12勝5敗 第9代KING OF PANCRASIST 34歳天弥(和術慧舟會HEARTS)4勝1敗 1位/2023年NBT同級優勝 20歳  雑賀は、2023年12月に粕谷に判定勝ち後、2024年3月にアキラの持つライト級王座に挑戦。1R 右ハイキックでKO勝利し王座を獲得。  2024年5月には上海で行われた『ROAD TO UFC』ライト級ワンマッチに参戦し、韓国のキ・ウォンビンと対戦。初回に右を効かせてグラつかせるも、2Rの乱打戦でTKO負け。  そして、2024年9月、PANCRASEに帰還し、立川大会にて久米鷹介を2R 左フックからのパウンドアウトで初防衛に成功している。  対するは、同じ9月大会での「ライト級 次期挑戦者決定戦」で葛西和希を左アッパーでのけぞらせての右ストレートでダウンを奪いパウンドアウトで撃破した天弥。  驚異的なスピードで進化を遂げ、さらなる研鑽を求めアゼルバイジャンで兄・海飛(3.15 DEEPフェザー級GP初戦で奥山貴大と対戦)とともに武者修行を敢行。鋭さを増した牙を武器に、“狂犬”天弥がヤン坊の首を?みちぎり、20歳にしてキングの座を奪い取るか。  それともPANCRASEでは2022年から5戦5勝4KOと無双状態の雑賀が、回転を増した拳で2度目の王座防衛を果たすか。  倒すか倒されるかの緊迫感あるヒリついたライト級王座戦だ。 [nextpage] ライト級にウズベキスタンから新たな強豪が参戦、トキロフvs松岡 ▼ライト級 5分3R松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)7位 14勝11敗オタベク・トキロフ(Shahrihan Gym/初参戦)10勝3敗  この日タイトルマッチが行われる同じライト級で、現在PANCRASEで猛威を振るう中央アジアから、また新たに強豪がPANCRASEに襲来を果たす。  タジキスタンのオタベク・ラジャボフとは別のウズベキスタンのオタベク・トキロフは、2021年のプロデビューから、フェザー級、ライト級と階級を行き来し、MMA10勝の内6つのKO、3つのサブミッション勝利とフィニッシュ率90%を誇る。ウズベキスタンのATFからBRAVE CFを経てロシアACAでも2連勝中。  オーソからの大きく踏み込んだ打撃と組んでもそり投げ、シングル・ダブルも力強く、腕十字での一本勝ちが3回。長い腕を活かした首系も得意としている。その圧力は、王座戦の両者とのマッチアップも見てみたいと思わせるもの。PANCRASE初陣でインパクトを残し、その先に進むか。  迎え撃つのは、2021年から4年連続年間戦績が1勝1敗と、あと一歩突き抜けられない松岡。2023年4月に岡野裕城を下すも、9月に葛西和希に判定負け。2024年4月、初の国際戦となったホン・ソンチャン戦でも判定負けで苦杯をなめた。2024年7月の前戦ではRoad to UFC帰りの丸山数馬に判定勝ちを収めている。  今回は国際戦での雪辱を果たす絶好のチャンス。トキロフの侵略を拳で打ち砕き、連勝街道への足掛かりとしたい。 [nextpage] バンタム級で山口怜臣vs平岡将英 ▼バンタム級 5分3R山口怜臣(TIGER MUAY THAI)3勝1敗 7位/2024年NBT同級優勝 平岡将英(KRAZY BEE)7勝8敗 2019年NBT同級優勝  16名がエントリーした2024年のネオブラッドトーナメントでは、11月の決勝で荒田大輝にスプリット判定で競り勝ち、MVPにも輝いた山口。バンタム級ランキング入りを果たし、真価の問われる初戦の相手は、PANCRASEで15戦のキャリアを誇る平岡となった。  平岡は、2020年10月に関原翔に1R TKO勝ち後、井村塁、TSUNE、谷内晴柾に敗れ、連敗脱出をかけた2024年11月大会を無念の負傷欠場。それだけに、今回の試合にかける思いは並々ならぬものがある。  名古屋練習を経て、現在は日々プーケットのタイガームエタイで鍛錬を積む山口が、快進撃を続けるか。それとも、ネオブラ王者の先輩として平岡が意地を見せるか。 [nextpage] プレリミナリー2試合も追加 【プレリミナリーファイト】 ▼フライ級 5分3R赤﨑清志朗(香取道場)7勝9敗中村大信(Battle-Box)2敗  赤崎は11月の前戦で嶺大基に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。中村は目怒頑丈、渡辺謙明にいずれも判定負けで白星を目指す。 ▼フェザー級 5分3R松岡 拓(OOTA DOJO)1勝1敗関 翔渚(BRAVEGYM)プロデビュー戦  OOTA DOJOの松岡は修斗で1勝1敗。井上翔太に判定勝ち後、歩生の三角絞めに一本負け。BRAVEGYMの関は185cmの長身で今回がプロデビュー戦となる。 [nextpage] バンタム級王座戦、透暉鷹vsウルルほか既報カード ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ バンタム級 5分5R透暉鷹(ISHITSUNA MMA)第5代KING OF PANCRASIST 12勝4敗カリベク・アルジクル ウルル(Olymp Gym Bishkek/キルギス)1位 11勝1敗 ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R押忍マン(DESTINY JIU-JITSU)1位 5勝5敗1NC佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)3位 4勝1NC ▼ストロー級 5分3Rリトル(HIDE'S KICK!)2位 12勝13敗1分1NC船田電池(和術慧舟會HEARTS)3位/2024年NBT同級優勝 4勝 ▼フライ級 5分3R大塚智貴(CAVE)4位/2021年NBTストロー級優勝 7勝5敗 浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)8位/Fighting NEXUS同級第3代王者 5勝5敗 ▼フライ級 5分3R 眞藤源太(KINGCRAFT)7位 7勝2敗ラファエル・リベイロ(ボンサイ柔術)7勝4敗 ▼バンタム級 5分3R荒田大輝(パラエストラ八王子)3勝1敗ギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)1勝1敗 ▼ウェルター級 5分3Rガブリエル・レーベン(X-Road/初参戦)1勝2敗武者孝大郎(マスタージャパン東京)1勝 ▼バンタム級 5分3R小原統哉(THE BLACKBELT JAPAN)5勝2敗神部篤坊(ABLAZE八王子/初参戦)5勝1敗
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