▼第8試合 DEEPフェザー級 5分3R
×中村大介(夕月堂本舗)66.20kg
[判定1-2] ※30-27, 28-29×2
〇白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)66.20kg
中村はMMA34勝25敗1分の大ベテラン。43歳で継続的に試合をこなしており、2021年には牛久絢太郎と2試合を戦い、1勝1敗。DEEPフェザー級王座に挑戦も判定負けで戴冠ならず。その後、現PANCRASE王者の新居すぐる、小見川道大に連続一本勝ち。山本空良、神田コウヤに判定負けも、ユータ&ロックに判定勝ち、岩本達彦をヒールフックで極めるなど、進化も遂げている。
しかし、現在は3連敗中。2023年2月に韓国で実力者キム・ミンウに一本負けを喫すると、5月に青井人に2R TKO負け。2024年1月の前戦Black Combatではパク・チャンスに判定負けを喫している。
対する32歳の白川陸斗は、2020年11月から青井人、山本琢也に勝利するなど怒涛の4連勝も、怪我の手術を経ての2023年9月の復帰戦で中原由貴に判定負け。2024年2月にキム・ギョンピョの代役で出場した矢地祐介戦でライト級で戦い、2R 一本負けと連敗中。今回、かつて連勝のきっかけとなった2020年11月のオーロラ☆ユーキ戦戦以来のDEEPに戻り、中村を相手に復活を期す。
出どころの分かりにくい中村の打撃からの組み技・寝技に対し、ストライカーの白川は、2年9カ月ぶりの白星を掴めるか。中村にとっても3連敗から脱出したいフェザー級戦だ。
中村「44歳、こうして身体作れて無事試合できて幸せです。自分のプロレスリングを見せて、一番DEEPを楽しみたいと思います」
白川「4年ぶりにDEEPに帰って来ました。相手はレジェンドですが、遠慮なくブッ倒してRIZINにアピールします」
1R、ともにオーソドックス構え。右カーフを当てる白川。左フックも。中村のシングルレッグを切るが中村はノーガードで詰めに。そこにワンツーの右は白川! さらに右ロー。中村も金網に詰まりながらも左を返す。
右ストレートを当てる白川! 頭をずらしながら中村は右ロー。白川はジャブ。中村も左ジャブを返すと白川のワンツー潜りシングルレッグから足関節狙いも白川は足を抜く。右ローの白川。下から出所の見え辛い左ジャブを返す中村。白川は左ボディ! 中村は右カーフ。
2R、右ロー当てる中村。左ジャブからワンツスリーは中村。白川の打ち返しにシングルレッグも切る白川は鼻血。左ボディの白川。中村は右ロー。白川は右ストレートを当てるが、中村も右を返すと押し戻す。右から左ボディの白川。中村は右ローを当てて前に。
ともにジャブの刺し合いで当てるのは中村だが、白川のワンツーの右、さらに右ハイ。頭を傾ける中村は左ジャブを返す! 白川も右から左フック! さらにアッパーも前に詰めると中村は左を返す。
右ローを当てる中村。少し下がる白川。そこにシングルレッグは中村。切る白川。ともに左の相打ち! ジャブのダブル。白川のワンツーに中村は左から右を当てて戻す。
3R、左ジャブの中村。白川は左の蹴り。中村は中央を取り、左ジャブを伸ばす。右ローはヒット。白川も右カーフで蹴り返し。中村はショートからワンツーで前に。
回る白川はフェイント。中村もノーガードで脱力して頭を振って前に。白川も同じように頭を振って見せると右。さらに左ボディ!
中村の右ローに右を合わせる。右から左は中村。白川は右ロー。肉を斬らせて骨を断ちに行く中村。
左ミドルの白川。中村は右ロー。白川が手数を落とすと、中村は左ジャブ。白川は左フックの飛び込みをヒット! さらに右フック、アッパーで前に。金網背に凌ぐ中村が押し戻すも打ち返しは白川がかわす。
判定は1者が30-27で中村を支持も、2者が白川を29-28で支持。熱戦を制した。なお、試合翌日、白川は「海君が返上したベルトを俺が取りに行きます」と、バンタム級転向を宣言している。