▼第6試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 バンタム級 5分2R 延長1R
×萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)61.35kg
[1R 4分37秒 KO] ※右ストレート→ラッシュ
〇石坂空志(BRAVE/リレイズ東京)61.55kg
バンタム級で注目を集める新鋭・石坂空志は、久保優太の内弟子として培った打撃に加え、BRAVE GYMで磨いたレスリングや柔術を融合させた“ダブルネーム”スタイルを確立。もともとは柔術をベースとしながらも、近年はアグレッシブな打撃と着実に強化されたテイクダウン技術を武器に、試合を全局面で支配する総合力を身に付けている。計量後、石坂は「久保優太の弟子の石坂空志です。明日は俺に注目してください」と堂々コメント。
一方、対戦相手の萩原一貴は所英男の弟子として確かなグラウンド技術を持ちながら、負けん気の強さゆえに打撃戦を選びがちな“熱戦メーカー”。近況では勝ち星から遠ざかっているが、毎回ベストバウトを生み出す激しさは要注目だ。計量後、萩原は「最後までやり切ります」と決意を語っている。
両者のファイトスタイルは一見“打撃 vs グラウンド”の構図にも思えるが、それぞれが持つ総合力の高さから、どの局面でも勝負が動きうる試合展開となりそうだ。石坂のケージコントロール技術が試合を支配するのか、それとも所イズムを継承する“熱いファイト”が相手のリズムを狂わせるのか――バンタム級の新旧エネルギーが激突する一戦に注目が集まる。
1R、サウスポー構えの萩原にオーソの石坂は右ミドルハイ、右オーバーハンドで詰めて右の蹴りに左に回る萩原は詰めて四つ組みに。剥がす石坂は左右で前に、クリンチの萩原を剥がすと、右ミドルハイ。萩原は左ストレートを返す。
石坂の右オーバーハンドをかわした萩原は右回り。石坂はワンツーの右、右ミドル。さばく萩原は右ジャブ。右ミドルハイの石坂だが深追いはせず。右ハイをかわした萩原だが、右ストレートを被弾し、ケージに詰まると、石坂が左右ラッシュで萩原を沈めた。