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【UFC】キャノニアが“ロボコップ”ロドリゲスを4R TKO、サディコフが戦慄ブラジリアンキックでボンフィム兄をTKO、弟ガブリエルは失神一本勝ち。ザラルがケイターに判定勝ちで4連勝、フライ級でアギラー破ったエステバムが13戦無敗に、RIZINで元谷破ったモラレスがスミスに敗れる、ウォルケルが連続ヒール極める

2025/02/16 06:02

平良に敗れた後3連勝中のアギラーと、チャールズ・ジョンソンに勝利のエステバムが激突。エステバムがアギラーのギロチンかわして組み勝ち、13戦無敗に

▼フライ級 5分3R
〇ハファエル・エステバム(ブラジル)13勝0敗(UFC2勝0敗)126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※29-28×3

×ヘスス・アギラー(メキシコ)11勝2敗(UFC3勝2敗)125.5lbs/56.93kg

 日本から平良達郎、朝倉海、鶴屋怜が参戦中のフライ級では、MMA12勝0敗(UFC1勝)のハファエル・エステバムがUFC2戦目。MMA11勝2敗(UFC3勝1敗)のヘスス・アギラーと対戦する。

 28歳のエステバムは、2023年11月のUFCデビュー戦でチャールズ・ジョンソンに判定勝ち。その後ジョンソンは4連勝をマークしており、元修斗ブラジル王者の無敗記録はどこまで続くか。

 同じく28歳のアギラーは、2023年2月のUFCデビュー戦で平良達郎に1R 三角絞めで敗れたが、そこから3連勝中。2戦目でシャノン・ロスに右オーバーハンドで17秒 KO勝ちすると、2024年2月にマテウス・メンドンサにスプリット判定勝ち。8月の前戦でスチュワート・ニコルを得意技のギロチンチョークで極めている

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフのアギラー。ワンツーから組みに。右小手のエステバムは投げを狙う。押し込むアギラーは得意の首を獲りに行くが、そこにボディロックテイクダウンはエステバム。

 下からアギラーは三角狙いからオモプラッタも、腕を外してバック狙いのエステバム。再び首狙いのアギラーを小外がけテイクダウン。ケージまで這って上体を立てるアギラーに両足を束ねてパンチのエステバム。足を抜き立ち上がろうとするアギラーにダブルレッグのエステバムだが、そこにアギラーはギロチンチョーク!

 ヒジで押して極めさせないエステバムが上に。スクランブルで立つアギラーだが、バックに着くエステバム。両足をかけさせないアギラーは前に落とすが、そこで身体をひねるエステバムが着地しがぶりでホーン。

 2R、右から左で詰めて首相撲ヒザを突くアギラー。そこにシングルレッグのエステバム。その首を狙うアギラーに頭を外すと、なおも飛び込んできたアギラーをダブルレッグテイクダウン。

 金網に上体を立てて座るアギラー。腰を抱いて両足を束ねるエステバムは、背中を見せて立つアギラーをバッククリンチから背中に飛び乗る。しかしここも足をかけさせずに中腰で前に落とすアギラー。なおもスクランブルで組んでバッククリンチのエステバムはコントロールして再三立ち上がりを崩していく。

 背中を着けて正対したアギラー。そこにハーフから肩固めを狙うエステバムに、両手を伸ばしてクラッチして極めさせないアギラーは半身になって防ぐ。

 3R、右オーバーハンドからシングルレッグのエステバムを切るアギラーは右カーフから左右を振って組みに。両腕をオーバーフックして凌ぐエステバムに、左オーバーハンドから組むアギラーだが組めず。

 逆にダブルレッグのエステバムだが、首を警戒して頭を出せず。離れたエステバムは疲弊か。左右のパンチを当てるアギラーが前に。2度目のエステバムの組みも切ると、右オーバーハンド、左、右アッパーのアギラーは詰め切れるか。右から左で組むが、離れるアギラーは左フックから持ち上げテイクダウン。その立ち際にギロチンチョーク狙いも、首を掴ませないエステバム。

 ならばとバックに回るアギラーだが、ここはエステバムが足をかけさせずに正対。立ち際のアギラーをボディロックでコントロールして崩すと、コーナーのアンドレ・ペデネイラスが歓声。アギラーも戻して組みに行くがホーン。

 判定は3-0(29-28×3)でノヴァウニオンのエステバムがMMA13勝無敗、UFC2勝目を挙げた。

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