MMA
レポート

【UFC】キャノニアが“ロボコップ”ロドリゲスを4R TKO、サディコフが戦慄ブラジリアンキックでボンフィム兄をTKO、弟ガブリエルは失神一本勝ち。ザラルがケイターに判定勝ちで4連勝、フライ級でアギラー破ったエステバムが13戦無敗に、RIZINで元谷破ったモラレスがスミスに敗れる、ウォルケルが連続ヒール極める

2025/02/16 06:02

カバウカンチがUFC4連勝、判定負けのアビラは引退を表明

▼女子バンタム級 5分3R
〇ジャケリン・カバウカンチ(ポルトガル)9勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝
[判定3-0] ※30-27×3
×ジュリア・アビラ(米国)9勝4敗(UFC3勝3敗

 女子バンタム級12位のアビラと、13位のカバウカンチが第1試合で対戦。アビラは、2023年12月の前戦でミーシャ・テイトに3R リアネイキドチョークで一本負け。出産と怪我から2年半のブランク明けだった。今回はそこからさらに1年3カ月ぶりの試合となる。36歳。

 カバウカンチはUFC3連続判定勝ち中。前戦は2024年9月のパリ大会でノラ・コルモレにスプリット判定勝ち。27歳。

 1R、ともにオーソドックス構え。右カーフから入るアビラはインローも。中央を取るカバウカンチは左ローから右ショートを伸ばす。ワンツーは見たアビラ。左から右カーフ、左インローで前足を突く。カバウカンチは前蹴りからワンツーの右。アビラの左に右をかぶせる。

 右カーフのアビラ、同じ右ローを返すカバウカンチ。アビラは右オーバーハンドをヒット。詰め返すカバウカンチもワンツーも、アビラは右ロー。カバウカンチは右から左フックを返す。アビラのローに右から左、右ストレート、右ミドルを当てる。

 2R、左インローのアビラ。右から左を伸ばすが、カバウカンチも右ローから圧力かけて右を届かせる。さらに左右前蹴り。ワンツーで詰めたアビラの入りに下がりながらも右を当てるカバウカンチ。細かいフェイントを入れながらワンツーから右前蹴り。

 右ローを打つアビラの続く右ミドルを掴んだカバウカンチは右をヒット! 被弾したアビラは前に出てダブルレッグテイクダウン。クローズドガードのカバウカンチに中腰からパウンド狙いも、カバウカンチは立ち上がり。アビラはがぶり切れずスタンドに。アビラは左瞼をカットし、鼻からも出血。

 3R、右カーフを当てて左右で摩えに出るアビラは右前蹴りも。それを掴むカバウカンチだが、距離が近くなればアビラにも組みのチャンスが生まれる。

 離れて右前蹴りのカバウカンチ。アビラの入りにカウンターの右、さらに右前蹴り。アビラは右オーバーハンドもかわすカバウカンチは入りに右のショートを当てる。

 さらに左を突いてくるところに右をかぶせにいくアビラだが、連打に繋ぐことは出来ず。右から右小外がけを狙おうとしたアビラだが、かわすカバウカンチ。

 左右から右で差して詰めて組んだアビラだが突き放されてヒザを受けたところでホーン。判定3-0(30-27×3)でカバウカンチが勝利。試合後、「ジュリアはタフだった。翌週でもその次の週でも戦えます」と連戦をアピールした。

 敗れたアビラは、オープンフィンガーグローブを外して「これで終わりにします。最高の舞台を用意してくれた神に感謝します」とマットに置き、娘を抱きかかえた。

【中止】

▼ライト級 5分3R
ジャレッド・ゴードン(米国)20勝7敗(UFC8勝6敗)156ポンド
カウエ・フェルナンデス(ブラジル)9勝2敗(UFC1勝1敗)

 なお、カウエ・フェルナンデスの「ビザの問題」により、ジャレッド・ゴードンとのライト級戦が中止に。当初はMMA7連勝のマシュラブジョン・ルジボエフが代役としてゴードンを相手にUFCデビューを果たすことになっていたが、ルジボエフ側の体調不良により結局、試合は中止となっている。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント