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【ONE】山北渓人がアディワンにグラウンドヒザで完勝! 手塚裕之はリーポンにTKO負け、プラジャンチャイがバルボーサをヒジでTKOストップ、フライ級転向のノンオーにゴントーラニーがスプリット判定勝ち、 ロボがセーマペッチを返り討ち! ソウザがグリッポに判定勝ち

2025/02/08 09:02



▼ONEフライ級 ムエタイ 3分3R
〇ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)135lbs
[判定
2-1]
×ノンオー・ハマ(タイ)134lbs

 第10試合ではゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)がノンオー・ハマ(タイ)とフライ級ムエタイ3分3Rで対戦。



 ゴントーラニーは2018年にラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王座、2022年に同ライト級王座に就いているサウスポー。サオトーとサオエークにも勝利し、2021年4月にギンサンレックに敗れるも2022年3月の再戦ではTKO勝ちで制している。

 2023年2月の『ONE Friday Fights 6』に初参戦すると、ギンサンレックを左フックでKOして返り討ちにし、その後は内藤大樹やジャオスアヤイを相手に破竹の6連勝。しかし2024年6月、スーパーレックに判定で敗れて連勝がストップ。その後はタギール・カリロフ、ナックロップに再び連勝している。71勝16敗。同級4位。



 ノンオーは38歳で266勝57敗10分の驚異的な戦歴を誇り、ルンピニースタジアムでスーパーバンタム級からライト級まで四階級制覇、ラジャダムナンスタジアムのベルトも獲得している、まさにムエタイの伝説的存在だ。

 2019年2月にONEムエタイ世界バンタム級王者となり、鈴木博昭、セーマペッチ、ロードレック、リアム・ハリソンらを相手に7度の防衛に成功して絶対王者と呼ばれていたが、2023年4月の8度目の防衛戦でジョナサン・ハガティーにKOで敗れ王座陥落。

 12月にはニコ・カリロにもKO負けしてまさかの連敗を喫したが、2024年4月にクラップダムを技術で封じ込めて判定勝ちで再起したのも束の間、9月にカムラン・ナバティに判定負けを喫した。今回よりフライ級に階級を下げる。

 1R、先に前に出るサウスポー構えのゴントーラニーは左ハイ。右ロー。オーソのノンオーも右ハイ、右ミドルを返す。

 左ストレート、奥足ローで詰めてハイのゴントーラニー。ノンオーも右ミドル、右ハイをガード上に当てる。しかしノンオーも右の蹴りを上下に突いてロープに詰めると、右ストレートで押してゴントーラーニーを崩すもゴング。

 2R、グローブタッチからすぐに右前蹴りを突くノンオー。ともにオーソドックス構えになり、右の蹴りの蹴り返し。右カーフのノンオーは右ミドルから飛び込み。足をシャッフルさせて右ハイのノンオーに、ゴントーラーニーは左ストレートを狙う。

 右の蹴りを上下に突いて右ヒジはノンオー。左ミドルの打ち終わりにゴントーラーニーは右ストレート。そこから押し込んで蹴りまで繋ぐが、サークリングのノンオーは避ける。

 右ミドルをガード上に当てていくノンオー。右ストレートを合わせて尻餅を着かせるが、すぐに立つノンオー。左ミドルのゴントーラーニーに、右ミドルで腕を削るノンオー。

 3R、再びサウスポー構えになるゴントーラーニー。右ミドルのノンオーを組んでこかす。

 右ミドルのダブルのノンオー! ゴントーラーニーも左ミドルを放つが、チェックするノンオーは右ミドルの連打。その蹴りにゴントーラーニーは右を突いて尻餅を着かせる。

 右の蹴り合いは尻餅を着くゴントーラーニー。サウスポー構えから左ミドルを突くゴントーラーニー。ブロッキングのノンオーは右ミドル。ゴントーラーニーも左ミドルもチェックする。ノンオーは踏み込み右ミドル。首相撲もブレーク。

 中央を取るノンオー。ゴントーラーニーの左ミドルをスウェイバックでかわして前に。ミドルを突き、ゴング。判定は2-1でリズム良く攻めたゴントーラーニーが勝利。

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