酒井リョウ「エドポロはアゴが弱そう。2メートルの大巨人を俺がブッ倒す」
▼RIZINヘビー級(120kg)5分3R
酒井リョウ(レンジャージム)
エドポロキング(ROOTS GYM)
「元DEEPチャンピオンの酒井です。今『売られた喧嘩』と言われたんですけど、自分がDEEPのチャンピオンになるまで、約10年かかりました。苦労もしたし遠回りもしたけど、その経験が自分を助けてくれると思っています。『売られた喧嘩』と言われたので、自分も喧嘩しに行くつもりでRIZIN一発目、ヘビー級でこけら落とし興行をしっかり盛り上げます。
相手の印象はまあ、見ての通りデカいなと思うんですけど、でも初心を思い出して、昔格闘技始めた頃は、ジョン・ジョーンズとか、ああいうデカいヤツとやってみたいなと思っていたので夢が叶ったと思って。今、対策とかいろいろやってるんですけど、まあ日本には2メートル越えってなかなかいなくて、いてもノロい人が多いんですけど。エドポロ選手は結構動ける2メートル選手だなと思って、毎日楽しいですね。ワクワクします。そんな2メートルの大巨人を俺がブッ倒すんで、しっかり見ていてください。よろしくお願いします。
(勝敗のポイントは)なんか意外と打たれたらコロッていっちゃいそうなんで楽しみですね。アゴが弱そうなイメージです。ヒザ当てて(きても)、その時にも殴り返します」
◆酒井リョウ(レンジャージム)
1987年3月24日、栃木県出身
身長180cm、体重120.0kg
元DEEPメガトン級暫定王者。12年のGRABAKA 2 LIVE!!でプロデビュー。以後、DEEPのメガトン級を主戦場に活躍。関根シュレック秀樹やシビサイ頌真らRIZINで活躍するファイターたちとも激闘を演じてきた。20年2月、初参戦のRIZINで実方宏介とキックルールで対戦し、開始直後から2度のダウンを奪われKO負けを喫した。その後21年12月からは4連勝。その勢いで22年11月に赤沢幸典を左右フックからパウンドでTKOに下し、DEEPメガトン級暫定王座を獲得すると、23年7月の水野竜也との再戦で1R TKO勝ちで王座防衛に成功。23年9月にヤン・へジュンに一本負け後、24年3月には同級正規王者のロッキー・マルティネスと王座統一戦で再戦。ジャッジ5名がドローの接戦のなか、マスト判定で惜敗し王座陥落した。再起戦の24年11月、元ONEの長谷川賢と対戦。2R、長谷川の後頭部打撃による負傷判定で勝利を収めた。5年ぶりのRIZINの舞台で、RIZIN2戦目のエドポロキングを相手に、そのメガトンパンチを武器にMMA26戦のキャリアの差を見せつけられるか。
エドポロキング「下っ手くそな打撃振り回しているヤツ、パンチは届かない」
「お久しぶりです、エドポロキングです。大晦日から1カ月が経って、また試合が決まったんですけど、売られた喧嘩を買っただけなので。とりあえず前回同様ボコボコにするだけです。
(対戦相手の印象は)うん、まあ、下っ手くその打撃振り回しているヤツっていう感じなんで。“どうやったら俺に勝てるのかな”って感じです。以上です。
(勝敗のポイントは)1ラウンド。顔面ヒザでKOですね。
(強化するのは)多分みんな狙ってくる場所は多分カーフだと思うんで、まあ、とりあえずカーフの練習とボクシングを上手くしようっていう感じで、ちょっと練習頑張ります。
(ほかアスリートとの練習は)道は違うんですけど、やっぱみんな目指してる場所っていうか、やっぱり一流になりたいと思っている現場だったんで、刺激もらって切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。
(酒井から「アゴが弱そう」と言われ)パンチ、届くかなー? 俺に。多分、届かんやろなあ。
(「3、4年でUFCに行きたい」とのことですが今年の目標は?)今年はいろいろ経験していって、自分の道を自分で切り開けるよう全勝で今年は終わらせたいと思います」
◆エドポロキング(ROOTS GYM)
2001年2月8日、大阪府出身
身長204cm、体重120.0kg
Rumbleヘビー級王者。ナイジェリア人の父親と韓国人の母親を持つハーフ。幼少期に始めた野球では日体大柏高校在学中に通算28本塁打を記録し、県内でも注目された。弟は21年に日本航空(山梨)で甲子園に出場したエドポロケイン。22年、生まれ持ったフィジカルを試すべくMMAを始める。23年よりBREAKING DOWNに参戦、2月に舞杞維沙耶、5月に松井健を相手に得意のヒザ蹴りを炸裂させ、いずれも延長1Rの末5-0判定勝利。続く7月、名古屋拠点の格闘技イベントRumble excited ALL無差別級契約で侍マーク・ハントを相手に1R左フックを効かせるとパウンド連打でTKO勝利を挙げ、業界内から熱視線を送られる。セネガル修行を経て10ヶ月ぶりとなる24年5月、Rumble#3でプロデビュー。急遽参戦となったナイジェリアのテリー・ワガンダを相手に1Rわずか15秒KO勝利を挙げた。大晦日のRIZINデビュー戦では、1R、貴賢神を相手に首相撲から得意の顔面ヒザをヒットさせると左右連打でKO。期待を超えるパフォーマンスで会場を沸かせた。RIZIN2戦めの今回、歴戦の猛者である酒井リョウを撃破し、ヘビー級での存在感を知らしめるつもりだ。




