魚井フルスイング「赤田が強いのはわかっている」
▼RIZINバンタム級(61kg)5分3R
魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
赤田プレイボイ功輝(剛毅會)
「わかりました。ええ、打ち合いましょう。僕は普通に言わせてもらいます(笑)。僕も4日前にオファーを頂いただいたばかりで、よく分かっていないです。こういう人だとはボンヤリと聞いていました。顔も初めて見るんですけど、年末、五明選手と良い試合をしていて判定までいって強いのははっきりわかってます。今回はMMAルールでチャンスをもらったので、勝てるようにやっていきたいです」
◆魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
1985年6月15日、兵庫県出身
身長165cm、リーチ169cm、体重61.0kg
PRIDEがきっかけで格闘技に興味を持ち、地元・神戸の修斗GYM神戸に入門。その後はゴンズイジムに移籍し、アマチュア修斗を経て08年にCDF(Club Dog Fight)でプロデビュー。修斗参戦後も“フルスイング”する豪快なフックを武器に、16年2月から6連勝の勢いで18年1月に修斗環太平洋バンタム級王座決定戦に臨むも、祖根寿麻と激闘の末、僅差判定で王座戴冠は逃した。19年6月、地元・神戸でRIZINデビューを果たすと強打者カナ・ハヤットとの打撃戦を得意のフックで制した。20年8月、元谷友貴にフロントチョークで一本負けを喫した。11月にはRISEに参戦し、キックボクシングルールで中村寛相手に真っ向勝負を仕掛けるもダウンを奪われた。修斗も含め5連敗と後がない状況で迎えた11月、獅庵相手にTKO勝利。その後RIZIN、DEEPの舞台で伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨン、平松翔、梅野源治を相手に5連敗。24年9月のDEEPでは梶本保希に判定勝ちを収め約3年ぶりの白星を掴むも、12月に小崎連に判定負けを喫し完全復活ならず。キック出身、MMA2戦めの赤田を相手に、フルスイング復活で再起を果たせるか。
赤田プレイボイ功輝「フルスイングの名前もらう」
「(コウメ太夫のモノマネで)西谷と戦うと思っていたら~、魚井フルスイングでした。チックショーッ!
(魚井のコメントに)黙れよ、お前、弱いだろ。ボコボコにするからな。
(勝敗のポイントは?)どの展開でも勝てると思うんですけど、まあ名前“フルスイング”にしてんだから、打ち合ってこいよ、逃げるなよ。フルスイングの名前もらいます。僕の方が合ってるんで、お前、本当当日、絶対逃げんなよ。五明みたいに
(魚井に)つまんねぇーんだよ、お前。誰が俺らの試合を見るんだよ。こんないい選手が揃ってるんだよ、誰がお前の真面目なコメント聞きたいんだよ……そんなことより(横島加奈RIZIN広報を見て)、お姉さんカワイイですね、LINE交換しましょう。滝行? いい滝知ってるんで」
◆赤田プレイボイ功輝(剛毅會)
1998年12月23日、青森県出身
身長178cm、体重61.0kg
20歳よりキックボクシングを始める。20年のKrushでのデビュー戦から得意の左で2連続KO勝利を挙げハードパンチャーとして注目を集める。以降もKrushを主戦場とし22年松本和樹、南雲大輝に連勝。23年4月、目黒翔大に判定負け。Krushでの4勝(3KO) 2敗に加え、K-1 WORLD GP 2021 JAPANでは北村夏輝と引き分けた。24年4月、皇治プロデュースのNARIAGARIに参戦、ライト級(-65kg)トーナメント1回戦で良太に判定負け。その後7月の朝倉未来戦に向けて平本蓮のスパーリングパートナーを務める。11月のDEEPで平本のプロデュース選手としてMMAデビュー。DEEPアマチュアSルールで鳥次亜瑠に1R1分42秒TKO勝利を挙げた。RIZINデビューとなった大晦日の雷神番外地では伝統派空手の猛者でDEEPフェザー級暫定王座戦経験もある五明宏人と対戦。五明の突き、ヒジ打ち、テイクダウンに苦しみながらも最終Rに右のパンチでダウンを奪うなど猛反撃。結果は判定1-2のスプリットで惜敗。その後、判定を不服とし抗議文を提出したが、日本MMA審判機構(JMOC)は、判定は妥当との見解を示した。今回は判定に委ねることなくMMA44戦のベテラン魚井をKOし、プロMMA2戦目のアップセットを起こすか。




