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レポート

【GLADIATOR】小森真誉が田中有に最終回TKO勝ちでライト級王者に、オトゴンバートルが今井健斗を初回TKOでフライ級王者に、体重超過のシンバートルが吉田開威をセンタク挟みで絞め落とすもNCに。フェザー級でジェヒョクがダギースレンに判定勝ちで2度目の戴冠

2025/01/12 15:01

▼第19試合 GLADIATORバンタム級暫定王座決定戦 5分3R
─シンバートル・バットエルデネ(Shandas MMA Fitness Center/モンゴル)63.2kg→63.1kg ※
[1R 3分42秒 センタク挟み→ノーコンテスト] 
─吉田開威(空手道剛柔流朋武館)61.2kg

※シンバートルが体重超過のため、吉田が勝利した場合のみ暫定王者となる変則王座戦に
※シンバートルが勝利した場合、試合結果はノーコンテストとなる


(C)@kaaaaiai

 当初「GLADIATOR暫定バンタム級王座決定戦」を吉田開威(空手道 剛柔流 朋武館)と戦う予定だった南友之輔(BRAVE GYM)がヒザの内側側副靭帯損傷で全治2カ月となり、欠場。代わってモンゴルのシンバートル・バットエルデネが吉田と暫定バンタム級のベルトを賭けて戦うことになった。しかし、前日計量でシンバートルが体重超過のため、吉田が勝利した場合のみ暫定王者となる変則王座戦として行われる。

 シンバートルは、2024年5月にモンゴルで元GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーに判定勝ち。10月に「Breakthrough Combat」で吉野光を、また破っている強豪で、その組み力の強さは目を見張るものがある。

 MMAストライカーの吉田は2024年10月の前戦で上田祐起をスピニングバックエルボーにより2R TKOに下し、MMA6連勝中だが、過去、これほどの組みのプレッシャーを受けたことはなく、シンバートルも吉田の絶妙の間合いと破壊力ある打撃のプレッシャーは未経験と言える。それだけに未知の領域に挑む両選手の現状の力と、将来性が見えるタイトル戦になることが期待される。

 暫定バンタム級王座戦に向け、吉田は、「(前回のコメントで減量のことだけ気にして、ケガに気を付けてと言わなかったばかりに)南選手がケガをしてしまい、惜しくも対戦相手が変更されました。ただ僕がやることは変わりません。KOしますので、どのような倒し方をするのか楽しみにしていてください。PS.シンバートルへ。ケガには気を付けてください。あと、パスポートを忘れないように!」とコメント。

 シンバートルは、「GLADIATORのバンタム級のベルトを懸けて戦うことになりました。この機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝いたします。トレーニングは順調に進み、万全の状態で試合に臨むことができます。対戦相手にも敬意を払いつつ、自分の力を最大限に発揮したいと考えています。1月12日、会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております」との意気込みを主催者に寄せている。

 1R、サウスポー構えの吉田に、オーソのシンバートル。低い手の構えの吉田は右ジャブ、その打ち終わりに両差しで組んだシンバートル。右足をかけて崩そうとしてボディロックからテイクダウン!

 サイドを奪うと半身になる吉田は背中を見せて立とうとすると、そこにバックを奪うシンバートル!後ろ手を剥がした吉田は、2度目の組みも腰をずらして立ち上がり!


(C)GLADIATOR

 スタンドに。右ハイで滑った吉田のサイドを奪うシンバートルはキムラクラッチからセンタク挟みも! またいだ吉田だが両足で首を挟まれ、失神。1R、3分42秒、シンバートルがシザースチョークに極めたが、公式結果はシンバートルの体重超過によりノーコンテストとなった。

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