▼第11試合 GLADIATORバンタム級 5分3R
〇吉田開威(空手道剛柔流 朋武館)61.3㎏
[2R 4分54秒 KO] ※スピニングバックエルボー
×上田祐起(総合格闘技道場Reliable)61.6㎏
バンタム級ではデビュー以来5戦無敗の吉田開威(剛柔流空手道 朋武館)が、7月に福井竜郎を2R RNCで極めている上田祐起と、GLADIATORでは初の3回戦を戦う。
6月に中国のWKG&M-1に出場し、10秒KO勝ちを収めた吉田にとっては凱旋マッチ。対する上田は、執拗な組みで勝利を掴むタイプで、吉田にとってはタイトル戦線や国際戦を戦う機会を得るために勝ち切らないといけない相手となる。
もちろん、上田にとってもキャリア無敗のストライカーに勝って存在感を増すことで、自身の将来に結びつける大切なファイトであることは間違いない。
◆吉田開威「勝利し続けること」
「僕は毎試合勝利にこだわっています。勝利し続けることが、自分の最高の評価に繋がっていると感じています。今回の戦いにはかなり自信があります。私たち二人の戦いを楽しみにしてください。そして吉田開威に注目してください」
◆上田祐起「完全決着で終わらせて競技レベルの違いを見せる」
「暗く長いトンネルに入ったように負けが込んでいたのですが、やっと光が見え自分の戦い方を思い出すことができました。このまま連勝街道に乗ってどんどんステップアップしたいと思います。ゆくゆくはGLADIATORを代表する選手として強い外国人と戦いたいと思っているので、この試合も完全決着で終わらせて競技レベルの違いを見せようと思います。その為にも最後まで油断せず僕の目指すMMAを応援してくれる人、対戦相手、この先対戦する事になる選手、全ての人に見せられるように試合まで残り数週間作り上げていきます」
1R、サウスポー構えから、いきなり右中段蹴りを強振する吉田。しかし、落ち着いて詰める上田は左ストレートを突いてバッククリンチからボディトラインアグル、リアネイキドチョークへ。しかし後ろ手を組ませない吉田は背負ったまま立ち上がり、おたつロックの上田の足を外して正対。
左ミドルを突く吉田の飛び込みに、またも左ストレートを当てる上田はバックマウントを奪いゴング。
2R、スイッチして右三日月蹴りの吉田。左の突き。カーフも。右を伸ばした吉田を掴もうとする上田だが、切る吉田。左カーフを当てる上田。 吉田は左をアゴもとに突き、右前蹴りを腹に。ワンツーで詰めた上田が組んで、みたび脇潜りバッククリンチ。
おたつロック狙いから、右足で吉田の右足を引き出してテイクダウン。バックからボディトライアングル。吉田はおたつロックの足を外して正対するとパウンドから立ち上がり、吉田の左に右のバックヒジ! 上田が後方に倒れ。すぐにレフェリーが間に入った。
試合後、吉田は「今回は危ない試合でしたけど、ひたすらKOを狙っていたので良かったです。もっと強い相手と戦いたいです。そしてタイトルマッチへのチャンスをいただけたら嬉しいです」と語った。
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